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15.涙は心を癒し、笑いは免疫力を高める(1)

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 9年ほど前、ある東洋医学の先生の話を伺う機会に恵まれました。その話は、目から鱗が落ちるほど、私にとっては斬新なモノでした。

 

 東洋医学では、肉体的な病も精神的な病も、すべて「滞り」と解釈するそうです。

 

 なぜ心臓を患うかといえば、心臓に通じる気の通り道が滞るからです。同様に、肝臓疾患も胃腸系の疾患も、すべては気の滞りだと言うのです。

 

 「気」とは、私たちの体の中を流れるエネルギーのことです。ちなみに、「ツボ」を刺激すれば、肩こりが解消されたり、胃腸の動きが活発になるなど、自然治癒力が増すことは広く知られています。これは、気の流れを調節している部位、すなわちツボを刺激すると、滞った気がサラサラと循環し始め、結果として器官の機能が回復するためです。

 

 これは、精神的な病も同じです。人の視線に対して過剰に意識が集中してしまい、そのことが頭から離れない状態。これが、赤面恐怖症や対面恐怖症の正体です。もし、「眠る」ということに過敏になり過ぎたら不眠症になるかもしれません。すなわち、肉体エネルギー同様に、精神エネルギーもサラサラと循環していなければならないのです。

 

 さらに、その東洋医学の先生は、こうした医学的な根拠を理解すれば、「悲しみ」や「不安」も軽減できると教えてくれました。具体的には、「泣く」、そして「笑う」。こうして「精神のツボ」を刺激すれば、悲しみや不安という負のエネルギーが滞った状態が軽減できると言うのです。

 

 みなさんは、幼い頃から、「泣くのは恥ずかしいこと、笑うのははしたないこと」としつけられてきませんでしたか。かく言う私もその一人です。

 

 もちろん、所構わず泣いたり笑ったりするのは感心できませんが、誰にも迷惑をかけない状況で涙を流したり、大声で笑うことが、果たしていけないことなのでしょうか。その話がきっかけで、私は、「そんなやせ我慢はおかしい」「悲しければ泣けばいい」「不安なときこそ笑えばいい」と思えるようになりました。

 

 次回は、そんな私を襲った人生最大の不幸の話。 

 

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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