大村あつしオフィシャルブログ

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『気持ちの持ち方は癖である』のところで、私たちは「自分が持っているモノを考えて喜ぶよりも、自分に欠けているモノを考えて悲しむ」、そんな「癖」があること。そして、「持っているモノを喜ぶ癖をつけましょう」と提案しました。

　ここでは、「自分に欠けているモノ」、すなわち「欠点」とどう向き合ったらいいのか、私なりの考えをお話します。

　欠点は、単純に二種類に分類されます。一つは、他人にとって不快な欠点。もう一つは、誰にも迷惑をかけない欠点。

　時間にルーズで、いつも待ち合わせに遅刻する。こうした他人にとって不快な欠点は、直せればそれに越したことはありません。

　私は、他人の欠点には比較的寛容なほうだと思っていますが、こと遅刻に関しては、注意しても直そうとしない人とは極力お付き合いしないようにしています。人からお金を奪えば泥棒です。同様に、時は金なりと言いますが、待たせることでその人の貴重な時間を奪う。これも一種の泥棒だと考えるからです。

　いえ、遅刻はある意味、それ以上に罪が重いのかもしれません。待っている人は、当然ですが不安な気持ちになります。

「自分が待ち合わせ時間や場所を勘違いしているのではないか」

「あの人、大丈夫だろうか。事故にでもあったのではないか」

　相手にこんな思いをさせても平気な人。こうした人は、身から出た錆ですが、自ら交友範囲を狭めてしまっていることに気付いていません。

　また、どんなに遅刻癖がある人でも、冠婚葬祭や入社試験など、本当に大切な用事には遅れることはありません。すなわち、遅刻するというのは、相手をそれだけ軽んじている証拠だと私は考えます。

　さて、遅刻を語っていたら少し熱くなってしまいましたが、ここで私が取り上げたいのは、誰にも迷惑をかけない欠点との付き合いかたです。みなさんの周りにも、この類の欠点にストレスを感じている人が少なからずいるのではないでしょうか。

　では、次回はそんな欠点に関する私のエピソードを一つ。

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