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19.夢と目標と約束は分けて考える(1)

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 幼少の頃に私たちが描く将来像は「夢」です。男の子ならプロ野球選手かサッカー選手、女の子ならお菓子屋さんや幼稚園の先生。どうやら、女の子のほうが幼い頃から現実的な夢を持つようですね。

 

 もちろん、いくつになっても夢を見る。これは素敵なことですが、夢はあくまでも夢です。寝ているときに見る夢と同様に、想像の中で楽しむくらいがちょうどいいでしょう。

 

 成長するというのは、酷な言い方ですが、時に「夢を捨てること」でもあります。私も多くの夢を捨てながら成長してきました。小学生の頃の夢、巨人軍に入団して王貞治のホームラン記録を塗り替える。この夢は中学生になってバレー部に入部したときに捨てました。宇宙飛行士になる。この夢は、高校で文系に進むときに捨てました。

 

 しかし、何才になってもどうしても捨てられない夢があります。この夢のことを私たちは「目標」と呼びます。目標は必ず見つかります。なぜなら、あなたはそれを成し遂げるためにこの世に生まれてきたのですから。

 

 さて、もう一つ、夢や目標と混同されてしまうものに「約束」があります。夢や目標について語った本は多数見かけますが、なぜか、約束に関しては語られる機会が少ないようです。しかし、日々の生活を円滑にするためには、夢や目標以上に約束は重要です。また、「約束は、夢や目標とは違う」という認識を持つことも大切です。

 

 数年前になりますが、私は、IT系の編集長に笑いながら次のように言ったことがあります。

 

 「次の企画は期待してください。五十万部売れる本を書きますから」

 

 軽く聞き流した編集長が、「それよりも、締め切りは九月末で大丈夫ですか?」と尋ねるので、私は「はい、四ヶ月あれば十分です」と答えました。

 

 さて、その結果はと言いますと・・・

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第6章 真二、プロパティを覚えてドヤ顔になる
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第9章 真二、変数に腰を抜かす
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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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