大村あつしオフィシャルブログ

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　では、「目標」の場合はどうでしょうか。私は、「目標」を達成できなくても「嘘つき」ではないと考えます。もちろん、目標は、やり方さえ習得してしまえば本来は達成できるものです。数ある夢の中から、達成できると確信して掲げたのが「目標」なのですから、達成できるのは必然とも言えます。

　ただ、目標の場合には、途中で達成努力を放棄してしまうケースがあります。また、目標自体が変わることもあるでしょう。その結果、達成できるはずの目標が達成できない。私もこうした経験は何度もしています。だからこそ、そうならないための私なりの「気付き」をこのコラムにまとめていこうと思っているのですが、その具体的な話は第二章以降でたっぷりと触れますので（ちなみに、今は第一章です）、とりあえずここでは、「目標を達成できなくても嘘つきではない」とお考えください。

　ただし、繰り返しになりますが、「約束」だけは違います。これは、守って当然、達成して当然なのです。それができなければ「泥棒の始まり」なのです。

　もっとも、発言する自分とそれを受け止める相手。この両者の間で見解の相違が生じて関係がギクシャクする。こんな様子は、私も含めて周りを見ていても数多く散見されますが、その原因は、どちらか一方、もしくは両者ともに、夢、目標、約束を混同しているからではないでしょうか。

　「夢」は想像で楽しむもの。掴めなくても笑い話で済まされます。

　「目標」はその達成のために努力するもの。本来は達成できるもの。道半ばで放棄したら軽蔑される危険性もありますが、それでも「嘘つき」ではありません。

　そして、「約束」は必ず守るもの。守らなければ「嘘つき」です。

　日々の人間関係でトラブルやストレスを抱えている人は、この三つを混同していないか、一度きちんと整理してみてはいかがでしょうか。

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