大村あつしオフィシャルブログ

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　私も、十二年間も経営してきた命の次に大切な会社を手放す決心をしたとき、すでに三十八才でした。確かに、ＩＴライターとして得た実績がありましたのでゼロに戻ったわけではありませんが、それでも、創業会社という大きな後ろ盾と、その経営者という肩書きを失う。四十才を目前にしての再出発です。

　とてつもなく大きな試練を前に、正直、「自分があと十才若ければ」とネガティブな気持ちにもなりました。しかし、そんなときに偶然読んだカーネル・サンダースの逸話のおかげで、私は気付くことができました。

　「彼が会社を失ったのは六十五才のとき。それに比べて、自分はまだ三十八才じゃないか」

　「カレンダー年齢は三十八才でも、心の年齢は気持ちの持ち方一つでいくらでも若返る」

　「何よりも、今が人生の中で一番若いんだ」

　もし、みなさんの中に自分の年齢を悲観している人がいたら、三十八才のときの私と同じように、その意識を心の年齢に向けてみてはいかがでしょうか。カレンダー年齢や肉体年齢など、心の年齢の前では吹けば飛ぶような塵に等しいことが実感できると思います。

　また、心の年齢と同じくらい重要なのがモチベーションです。モチベーションが高まったとき、そのときこそが最高のタイミングでありチャンスなのです。その最高のタイミングを掴んだときに、自分のカレンダー年齢や肉体年齢は、あまり意味を持たないのではないでしょうか。

　心は歳をとりません。

　人生に遅すぎるということはないのです。

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