大村あつしオフィシャルブログ

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　「上州屋」という日本最大級の釣具店がありますが、ここの創業者も釣り好きが高じて釣具店経営を始めたのは有名な話です。まるで、ある日本映画を髣髴とさせますが、いずれにせよ、彼が「好き」で人生の成功者になったのは紛れもない事実です。

　その上、「得意」ということになれば、成功に到達するまでの時間は当然、短縮されますので、途中で断念してしまうリスクは大幅に下がるでしょう。

　「好き」かつ「得意」という「輪の重なり」は、意外に私たちは持っていないものです。特に、「好き」はたくさんあっても、「得意」がほとんどない私にすれば、この重なりを持っている人ほど羨ましく感じることはありません。だからでしょうか、この「輪の重なり」があるにも関わらず、「輪の重なっていない」フィールドで不平不満を言いながら日々を生きている人を見ると、宝の持ち腐れのように感じてしまいます。もっとも、これは、「宝」をほとんど持っていない私の負け惜しみかもしれません。

　さて、では核心に迫る話をしましょう。勤務地が遠い。勤務時間が長い。こうした理由が、果たして、人生の大切な決断をすべきときの重要なファクターになり得るのか。いえ、こうした理由で人生を決断している人が「人生の勝利者」になれるのか。答えは言う間でもありませんね。

　このコラムでは、まず、「自分の時間」を「他人の時間」にしてしまわないこと。「他人の時間」は「自分の時間」にはならないこと。だからこそ、「自分の時間」は「自分の時間」として楽しみ、人生の不満を軽減するように提唱しました。

　しかし、「人生は負けないようにできている」ことに共感していただけたのであれば、今のみなさんの心は、このコラムを読み始めたばかりのときよりも、より一層積極的な願望で満たされていることでしょう。あとは、その願望に逆らうことなく、人生を「自分の時間」で生きるようにしてみてはいかがでしょうか。

　不満を軽減することはもちろん大切ですが、人生を喜びで満たすためによりポジティブに生きる。私は、これに勝る成功はないと考えます。

　では、その具体的な方法を、次章以降でご紹介させてください。

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第6章　真二、プロパティを覚えてドヤ顔になる
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