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FXは、「風が吹けば桶屋が儲かる」

風が吹けば桶屋が儲かる。

 

古いことわざですが、みなさんご存じだと思います。

 

風が吹くと砂嵐が舞う。

その砂が目に入って、盲目の人が増える。

盲目の人は三味線弾きに転職する。

三味線の数が足りなくなるので、三味線作りに必要な猫の髭が不足し、乱獲されて猫が減る。

猫が減るとネズミが増える。

増えたネズミが桶をかじる。

桶が不足し、桶屋が儲かる。

 

ちょっと無理がありますが(笑)、物事は連動していることを昔の人は「風が吹けば桶屋が儲かる」とたとえたわけです。

 

僕が趣味と資産運用目的でやっているFX。

これも、「風が吹けば桶屋が儲かる」の世界です。

 

1月23日、24日と、強烈なドル円の下落、すなわち円高が進みました。

幸い僕は、104円台のドル円は方向性がなく怖かったので、ポジションは持っていませんでした。

しかし、105円を超えるか、103円まで下がれば、ドル円を買うつもりでした。

 

そうしたら、ドル円が下がり始めたのですが、あまりの急落だったので、とても103円で買う気にならずに見送りました。

ちなみに、この円高の原因は以下の通りです。

 

発端は中国です。

中国がアルゼンチンに売った信用信託が焦げ付きそうとの噂がマーケットに流れた。

アルゼンチンに投資していた人がそのお金を引き上げた。

連鎖的に、メキシコ、ブラジルなど新興国の通貨に投資していたお金も引き上げられた。

ちなみに、このように一つの行動が他者に影響を与えて現象が拡大することを「バタフライ・エフェクト」と言います。これは、中国で蝶が羽ばたくと、地球の反対のニューヨークで嵐が起きる、という意味です。

話を戻して、その引き上げられたお金で、安全資産である円が買われた。

同時に、こうした新興国危機を嫌気した人々がダウを売り、それがドル安を誘発した。

結果、ドル円が急落した。

 

 

FXは、本当に奥が深い投資だと思います。

一応僕も、メジャーなテクニカル手法は知っていますし、それを参考にすることもありますが、価格はチャートで動いているわけではありません。

だから僕は、テクニカル重視の「チャーチスト」の意見は、一切、参考にしません。

実際、今回の下落を、チャートのテクニカル分析でどう説明するのでしょうか?

価格はあくまでもファンダメンタルな要因で動き、チャートは過去の反映に過ぎません。

強いて言えば、チャートでも遅れて説明はつきます。

今回のケースなら、103.5円を割れれば、テクニカル分析によっては売りが点滅しますが、それはもう1.3円下落した後の話です。

だからこそ、僕は、ファンダメンタル要因で取引しないとFXは勝てないと思っています。

もっとも、チャートが無意味なわけではなく、反応は鈍くとも、今回のケースで遅れて「売りシグナル」を点灯させているので、そこで買ってしまって損をするという失敗はチャート分析で防げます。

 

いずれにしても、FXの専業トレーダーは凄いなーと思います。

僕は、やはり趣味程度にしておいたほうがいいと、今回のドル円の下落で再認識しました。

 

ちなみに、 こちら で、「今月はぼろ負け」と書きましたが、その直後、AUDUSDが吹き上げたところで大量にショートを仕込み、24日に爆益となりました。

 

まだ若干負けていますが、もう許容内の負けですし、来週の取引いかんではプラスに転じる可能性が出てきました。

 

いずれにしても、16カ月連続赤字なし、という記録がちょっと個人的には重いので、今月は軽く負けるくらいでちょうどいいかと思っています。

 

豪ドルは、まだまだ安くなると思います。

 

円高も、これは株安を招くので、消費増税前の株安は日本政府としても困りますし、ましてや都知事選の真っ最中に株の下落が続けば、それは自民党に逆風となりますので、来週、なにかしら手を打ってくるのではないでしょうか。

 

金融緩和の増額か前倒し、要人の口先介入などで、今回のドル円の下落で儲けた人の利確も入り(この下落で儲けられない僕は、つくづく下手ですね(苦笑)、そろそろ下げ止まると思います。

 

最後にもう一度繰り返します。

 

FXは、「風が吹けば桶屋が儲かる」

 

奥が深い、難しい世界です。

 

もっとも、余剰資金の中で遊ぶ分には、これほど知的好奇心をくすぐるゲームはほかにないと思います。

 

だからやめられないんですよね~(笑) 

  

 

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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