ループ処理で重複データを削除する
列Aのセルを対象に、重複するデータを削除します。
次のサンプルでは、最初にデータを並べ替えます。
このマクロでは、重複データが上下の行で隣り合っていなければならないからです。
また、ソートのときに画面がちらつかないように、ScreenUpdatingプロパティにFalseを代入しています。
そして、下から順にデータを調べて、そのデータが1つ上のデータと重複していたら削除します。
なお、ループの終了が3行目で、1行目と2行目のデータ比較を行っていないのは、1行目を見出し行と想定しているためです。
Sub Sample_015()
Dim myLastLow As Long
Dim r As Long
Dim i As Long
Application.ScreenUpdating = False
Range(“A1″).Sort Key1:=Range(“A2″), Order1:=xlAscending, Header:=xlGuess
r = ActiveSheet.Rows.Count
myLastLow = Cells(r, 1).End(xlUp).Row
For i = myLastLow To 3 Step -1
If Cells(i, 1).Value = Cells(i – 1, 1).Value Then
Cells(i, 1).EntireRow.Delete
End If
Next i
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
なお、Excel2007 VBAに搭載されたRemoveDuplicatesメソッドで
重複データを削除するテクニックについては、次回紹介します。
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Chapter3 ブックとシートをVBAで操作する
Chapter4 セルをVBAで操作する
Chapter5 変数を理解する
Chapter6 条件分岐を理解する
Chapter7 繰り返し処理(ループ)を理解する
Chapter8 対話型のマクロを作る
Chapter10 ユーザーフォーム
Chapter11 基本的な入力や表示を行うコントロール
Chapter12 選択を行うコントロール
Chapter13 そのほかの便利なコントロール
Chapter14 文字列を操作する関数
Chapter15 日付や時刻を操作する関数
Chapter16 そのほかの便利な関数
Chapter17 マクロの連携とユーザー定義関数
Chapter18 イベントマクロ
Chapter19 エラー処理
Chapter20 画面表示と組み込みダイアログボックス
Chapter21 グラフをVBAで操作する
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