クビトバ、ブシャール、まさかの敗戦(ベンチッチを気絶するまで応援するブログ8)
昨日までの段階で、WOWOWは、ペトラ・クビトバもガルビネ・ムグルッサも、ユージニー・ブシャールの試合も、まったく放送していませんでした。
唯一、マリア・シャラポワの1回戦は放送しましたが、これはシャラポワがスター選手だからではありません。
対戦相手が、日本人の日比野菜緒だったからです。
その証拠に、シャラポワの2回戦は完全、スルーしました。
ところが、昨晩、ノバク・ジョコビッチ戦が終わったあと、カメラが切り替わり、「誰だろう?」と思ったらクビトバでした。
しかし、狂喜乱舞したのも束の間、たったの2分で放送終了。
しかも、まさかのクビトバの敗戦です( ;∀;)
実は、ボクは、最初はクビトバが嫌いでした。
今でもよく覚えていますが、2011年、あの東日本大震災が起きた年、日本はテニスどころではありませんでしたが、当然ですがテニスの大会は淡々と開催されていました。
そして、まだまだ原発汚染の風評がはびこる中、7月のウィンブルドンの決勝戦は、マリア・シャラポワ対ペトラ・クビトバでした。
ボクは、当然のように、シャラポワの2004年以来の優勝を願って応援していたわけですが、勝者はクビトバでした。
その日を境に、ボクはクビトバのファンになりました。
それまでは、こう言っては失礼ですが、映画「ターミネーター」にそのまま出演できそうなほどに無機質な表情で、「この人、確かに無茶苦茶、綺麗だけど、なんか血の通っていないサイボーグみたいだな」と思っていました。
ところが、何と言っても、あのウィンブルドンで優勝です。
クビトバも最高の笑顔を見せ、ボクは、クビトバの巨乳笑顔に瞬殺されました。
文句なしの美人選手で、しかも、フォアハンドは間違いなく女子選手でトップクラス。
ここ数年は、シャラポワと同じくらい応援していましたので、昨年のフェドカップのシャラポワ対クビトバの試合は、今なおHDに残してあります(ちなみに、激戦の末、シャラポワが勝ちました)。
この試合は永久保存するつもりです。
さて、こうしてクビトバのまさかの敗戦を目の当たりにしたボクですが、その前のジョコビッチのさらに前の試合、ユージニー・ブシャール対アグネスツカ・ラドワンスカの試合を楽しみにしていました。
間違いなく、2回戦の中では最高のカードです。
ブシャールは語ると、これまた長くなるので、また機会があったら話しますが、「シャラポワ2世」と呼ばれる美人選手で、もし人気投票をしたら、もしかしたらシャラポワに次いで2位になるかもしれません。
しかも、2014年のブシャールの活躍は凄まじく(これまた、話すと長くなるので今回は割愛します)、全仏オープン準決勝でシャラポワを苦しめた直後、ウィンブルドンでは決勝まで進みました(このときも、優勝はクビトバでした)。
ただ、現在はランキングを落としてノーシードなので、2回戦でこんな好カードが実現したのですが、見事にラドワンスカの術中にはまりましたね。
昨年末のツアーファイナルズでクビトバがラドワンスカに負けましたが、まったく同じパターンというか、ラドワンスカに負けるときは、誰もがこのような負け方をします。
前にブログに書きましたが、ラドワンスカは自分から攻める選手ではありません。
とにかく、長いラリーに持ち込んで、しびれを切らした相手選手のミスに乗じて勝つという戦略は徹底しています。
ベリンダ・ベンチッチ同様に、とても引き出しの多い選手ではありますが、ざっくり言ってしまえば主に2パターンです。
1つは、ネットすれすれにスライスボールで浅い球を返す。
そして、「よし!」と思った相手選手がウィナーを狙いにいってネットにひっかける。
もう1つは、ベースラインぎりぎりにスピンボールを返す。
そして、長いラリーにいらだっている相手選手が、ベースラインから1メートルも後ろにいるのに、無理にクロス、もしくは逆クロスのアングルショットでウィナーを取りにいって、ラインをオーバーしてしまう。
ちょっと名前が思い出せない(はなからよく知らない)のですが、以前、アメリカのサイトである女子選手が、「ラドワンスカと試合をしていると、子どもの頃、壁打ちをしていたことを思い出す。淡々とボールが返ってきて、それが永遠に続きそうで、やがて自分を見失い、気付いたらミスを重ねて負けている」と言っていましたが、パワーテニス全盛の現在、選手はラリーを嫌います。
いわゆる、ショートポイント。
すなわち、すぐにウィナーを決めにいくテニスをジュニア時代から叩き込まれています。
もっとも、たとえラリーが長くても、錦織圭やベリンダ・ベンチッチのように、「自分がウィナーを決めるタイミングを待つ」ラリーなら、相手選手も納得なのですが、沢松奈生子さんが、「恐らく、選手はラドワンスカに負けるのが一番こたえる。ウィナーをバシバシ決められて負けるわけではないので、相手の方が強いとはまったく思えないし、ミスをしてしまった自分のふがいなさに腹が立つからだ」と言っていましたが、元世界ランク14位の沢松さんがそう言うのですから、恐らくそうなのでしょう。
あまりに悔しいので、ユージニー・ブシャールの写真を貼っておきます。
ただ、ブシャールは、せっかくのこれだけの逸材ですし、今後のテニス人気を支える一人なのですから、もう少し人間的に成長して欲しいですね。
選手の人間性は、試合に負けたときに出ますが、ガルビネ・ムグルッサのように、悔しさを押し殺して満面の笑みで相手の勝利を称える素晴らしくも愛らしい選手もいますが(だからボクはムグルッサが大好きです)、ブシャールは時々、目を疑うほどの無礼な態度を示します。
もっとも、彼女もまだ21歳ですし、年を重ねればもっともっと魅力的な女性になるでしょう(*^^*)
さて、我らがベリンダ・ベンチッチも、マリア・シャラポワもガルビネ・ムグルッサもクリスティーナ・ムラデノビッチもまだ勝ち残っていますし、あと10日間、テニスから目が離せませんね(*^^*)
カロリーナ・プリスコバがまだ勝ち残っているのか、ちょっと情報収集が追いついていません。
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