“Nice shot”は和製英語?テニスで学ぶ英会話2(ベンチッチを気絶するまで応援するブログ50)
ダリア・カサキナ、余裕で1回戦突破です(*^^*)
ゲーム開始早々、ボクの年代ならみんな知っていますが、中日ドラゴンズの宇野選手がショートフライをおでこに当てた、ある意味野球史に残る珍プレーに匹敵する珍プレーが見られました。
ジャン・サイサイが打った1stサーブが、相手コートを飛び越え、観客席に飛び込んだのです。
いきなり、コーヒーを吹き出してしまいました。
もちろん、トスアップしたボールを日光で見失ったのは間違いないのですが、ここまでのホームラン・サーブは、素人のボクでもまずありません(笑)。
さて、ボクのテニスブログなど誰も見てくれていないと、薄暗い部屋の片隅で体育座りをしながら、床に人差し指で「の」の字を書いていたボクですが、とても嬉しいことがありました!
なんと、ブログ読者が、
「ブログ、いつも楽しみに見ています。
私も大のテニスファンなのですが、英語はまったくわかりません。
それでも、英語の実況で楽しめますか?」
とコメントをくださったのです!
この方には、「テニス用語は基本的に日本語も英語も同じですし、実況は目の前で起きていることをただ言葉にしているだけなので、問題なく楽しめますよ」とお答えしたのですが、以前、 こちら のブログで「テニスで学ぶ英会話、beenとgoneの違い」を解説しましたが、今日は、ぜひともみなさまに知っていただきたいことを書きます。
日本の実況では、必ず、こう言いますよね。
「錦織、ナイス・サーブ!」
「錦織、ナイス・ショット!」
しかし、素晴らしいプレーに対して、英語で”Nice”はほぼ100%使いません!
英語の実況で年間200試合観ていますが、”Nice shot”を聞く機会は1、2回しかありません。
では、ある選手が素晴らしいショットをしたら、英語の実況ではなんというのでしょう。
すべて網羅できませんが、だいたい、こんな感じです。
terrific shot!
amazing shot!
incredible shot!
unbelievable shot!
sensational shot! ←注目
tremendous shot!
fabulous shot!
wonderful shot!
fantastic shot!
magnificent shot!
perfect shot!
great shot!
brilliant shot!
beautiful shot!
gorgeous shot!
awesome shot!
delicious shot! ←注目
lovely shot! ←注目
これですべてではないのですが、「ナイス・ショット」しか使わない日本人に対して、いかにアメリカ人が人をたたえるのが大好きかがわかりますね。
ちなみに、赤字の3つをよく使いますが、上に挙げただけでは足りないほど、実況は素晴らしいプレーを褒めちぎります。
もっとも、凡ミスをしたときには容赦ないのですが(^-^;
面白いのは、「センセーショナル」というと、日本では「一大事件」のような意味で使いますが、アメリカ人は、テニスの一プレーにも普通に”sensational”を使います。
また、これは男性のスラングなのかもしれませんが、男性の実況が好んで使うのが
“delicious” です。
これは、素晴らしいプレーをしたときに、”Wow! delicious!” と男性実況は本当によく使いますが、女性の実況でこの表現を聞いたことは一度もありません。
逆に、女性の実況が好んで使うのが(男性も稀に使いますが)
Lovely shot! です。
別に、可愛らしいわけではなく、鬼のような形相でものすごいウィニング・ショットを決めたときにも、”What a lovely shot!” と言います。
とにかく大切なことは、“Nice”はまず使わないということです。
ボクの中では、これはもはや和製英語です。
「テニスで学ぶ英会話」は、ネタにつきませんが、また機会があったら書きたいと思います。
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