大村あつしオフィシャルブログ

まさしく、女子テニス界に女神降臨！

ルイザ・チリコが準決勝に進出です！

実は、前回のブログを書いたのは、今だから言えますが、一人でも多くの人にチリコのことを知って欲しいという思いで、次の試合でビクトリア・アザレンカにほぼ100%負けると思っていました。

ところが、なんとアザレンカが棄権！

どうして、チリコにこんな幸運が舞い込んだのでしょう？

これまでの苦労が報われたから？

いえ、違います。

ルイザ・チリコは、女子テニス界に舞い降りた妖精だからです！

　　↑

もはや、なんの説得力もありません。

仮に、数％の確率でアザレンカに勝っても、次の試合は、シュツットガルト・オープンでダブルベーグル（0-6、0-6）でボコボコにされたペトラ・クビトバです。

と思ったら、なんと、ダリア・ガブリロワがクビトバを破り、チリコ VS ガブリロワという、若手美人選手の夢の試合が実現しました。

ちなみに、ガブリロワはこんな選手です。

ロシア人なのですが、オーストラリア国籍を取得して、今ではあのマリア・シャラポワを凌ぎ、テニスの枠にとらわれずに、オーストラリアでもっとも人気のある女性アスリートです。

彼女の魅力は、とにかく、一か八かのボクシングで言えばノーガード戦法。

これがはまると、今回のように大物食いをする選手です。

また、勝ってても負けてても突然、奇声を発したり、主審が「タイム」と言っているのにベンチから立ち上がらなかったり、その自由奔放さに相手がイライラしてしまうことがあるのですが、ボクはガブリロワ、大好きです(*^^*)

負けてもサバサバしていて、最後の握手のときに、相手の肩をポンポンと叩いて、「Good luck」と残りの試合を励ますおおらかな一面も持っています。

試合の方は、1stセットはお互いにブレークを許さず、しかし、チリコが若干押していましたので、

「タイブレークになればチリコが取るな」

と思っていたのですが、案の定、7-1の大差でチリコが取りました。

こうなったら、2ndセットで、もしガブリロワが最初にブレークを許したら、もはや一方的な試合になるのは目に見えていたのですが、ガブリロワがブレークを許したあとは、もはや「チリコ劇場」でしたね。

ルイザ・チリコは、とにかくバックハンドがうまい！

ラリーに持ち込めば、まず負けません。

だからこそ、２回戦で負けたアナ・イバノビッチもそうでしたが、無理に回り込んでフォアハンドを打ったり、バックハンドの打ち合いで逆クロスでチリコのフォアハンドにボールを集めようとして、結果的にチリコに追い込まれて負けるというパターンでした。

今回のマドリード・オープンは、トップシード選手がもはや壊滅状態で、シモナ・ハレプしか残っていません。

もし、チリコが決勝に進出すれば、チリコ vs ハレプですが、ハレプも今年は１つも優勝がなく、世界ランクも７位まで落としていますので、当然、必死でしょう。

しかも、マドリード・オープンは、一昨年、準優勝して、その勢いのまま、フレンチ・オープンでも準優勝しています。

ただ、幸いなのは、チリコはボールの９割をベースラインの後ろで処理する選手なので、コートの中に入ってくるクビトバのような選手が相手だと苦しくなりますが、ハレプもそれほどのライジングショットの選手ではないので、根気強くラリーをすれば、勝機はあると思います。

今、一番気になっているのは、これでチリコは相当順位を上げてくるはずですが（現在は130位）、フレンチ・オープンに本選から出場できるかということです。

本選から出て、ドロー運が良ければ、クレーコートでは、ルーシー・サファロバ、イバノビッチ、ガブリロワという上位選手を倒していますので、まだまだランクが上がる可能性があります。

本当に、ボクにとっては突然の女神降臨です！

テニス好きの方はポチッとお願いします→　　

→　最初へ　　　　　→　次へ