BABYMETALは、日本が世界に誇るアーティスト
音楽評論家のピーター・バラカン氏は言った。
「あんなまがい物によって日本が評価されるなら本当に世も末だと思います」
彼の言う「まがい物」とは、BABYMETALのことである。
この発言を聞いたときにボクは思った。
「この人、ボクとは価値観が違うな」
BABYMETALは、女の子3人のアイドルグループという位置づけになっているが、日本で一般的に認識されている、
アイドルグループ=そこそこかわいい子をかき集めて、学芸会レベルの創作ダンスを踊りながら歌う(というか口パク)女の子たち
とは、すべてにおいてレベルが違う。
まず、BABYMETALをどう位置づけるかにもよるが、ボクはバッグバンドも含めて、計7人のMETAL-POPSバンドと考えてる。
現時点で、BABYMETALのライブのオープニング曲は「BABYMETAL DEATH」だが(今後のことはわからないが)、最初に度肝を抜かれるのがバックバンドの演奏力である。
「上手い」というレベルではなく、もはや「神」のレベルだ。
ボクは、高校生のときにアイアン・メイデンのようなメタルから、ジャーニーやマイケルシェンカー・グループのようなハードロックのバンドを組んでいたギター小僧で、下手ながらもピアノも弾く立場で観ると、彼らの演奏は人間業とは思えない。
どうしても、2本のギターに目を奪われるが、BABYMETALの重厚なメタルサウンドを支えているのは、間違いなく、ダブルバスドラムが刻む16ビートであり、6弦ベースだと思う。
これまで、ライトハンド奏法(右手でギターのフレットを叩くように抑える奏法)といえばエレキギターだけだと思っていたが、ベースのライトハンド奏法なんて、BABYMETALで初めて見た。
ちなみに、アコースティックギターの押尾コータローの奏法はチョッパーやタッピングで、ライトハンド奏法とはちょっと違うが、押尾コータローも神だと思う。
そして、2本のギターも単なる速弾きではなく、3度のハーモニーが最高に美しい。
プラス、バンドメンバーとしてはカウントされていないが、曲によってはシンセサイザーの音も聴こえる。
この、神がかったメタルサウンドに載せて、SU-METALが高音で伸びのあるしなやかな、まるで合唱団のような美しい歌声で、ヘビーメタルとは思えない、メロディアスなJ-POPを歌い上げる。
その横で、YUIMETALとMOAMETALが、時にコーラスを入れながら、SU-METALを囲むように愛らしく踊る。
SU-METALを中心に、ルックスも最高ランクだと思っている。
ちなみに、彼女たちはそれほど激しいダンスをするわけではないし、ボーカルのSU-METALはハンドマイクで、ほとんど踊らないので、今では珍しい、口パクではないアイドルグループが誕生したわけだ。
というより、口パクで世界に出られるほどエンタテイメントは甘くはない。
もちろん、一度人気を獲得したアメリカのシンガーが、その後、口パクライブに走ってしまうケースもあるが、ちなみに、ボクが好きなアリアナ・グランデやケイティ・ペリーは、曲にもよるが基本は口パクではない。
ただ、BABYMETALはダンスのツボはきっちりと押さえており、バックバンドとダンスが見事に融合したときには恍惚感さえ覚える。
BABYMETALの魅力を1つのブログで、それも文章で伝えるのは不可能だが、以下の「ド・キ・ド・キ☆モーニング」あたりを聴けば、雰囲気はわかってもらえると思う(この曲は、SE的な口パクを含む)。
ちなみに、日本人が熱狂しているが、場所はスイスのチューリッヒである。
ほかにも、「ギミチョコ!!」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」「メギツネ」「Catch Me If You Can」など、名曲揃いで、ボクは毎週1回は、録画した彼女たちのライブを観ている。
BABYMETALは今や、日本が世界に誇るアーティストであるとボクは思っている。
と、熱い気持ちを友達に伝え、東京ドーム公演に誘ったが、全員に断られてしまった(´;ω;`)
というか、友達は誰もBABYMETALを知らなかった(´;ω;`)
カラオケでいつも、「恋するフォーチュンクッキー」を歌っているのに・・・(もっとも、これはPOPS史に残る名曲だと思う)
彼らに言わせると、この年になってBABYMETALに夢中になっているボクは異常らしい。
どうやらボクは、ピーター・バラカン氏や友達とは異なる年の取り方をしたようである。
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