シャラポワ2世、ロシアのカサキナ、土居美咲に快勝!(カサキナを気絶するまで応援するブログ104)
ダリア・カサキナ、ロジャーズカップ1回戦で強敵、土居美咲に快勝です!(*^^*)
試合が終わったあとなのでどうとでも言えるのですが、戦前から1stセットは土居美咲のほうが有利かと思っていました。
理由は、初対戦のときはレフティーのほうが有利ですし、土居美咲はウィンブルドン後もトーナメントに出ており、しかもまだ1回戦ですから疲労が蓄積しているような状態ではありません。
しかも、一方のダリア・カサキナは、ウィンブルドン3回戦のビーナス・ウィリアムズ戦以降、約20日実戦から遠ざかっていますので、なおさら1stセットは土居が有利だと思っていました。
そして、実際に1stセットは土居が取ったのですが、試合内容はボクの予想とはまったく違いました。
第1ゲームでカサキナはいきなり0-40と、トリプルのブレークポイントを握ったのですが、このゲームをブレークできませんでした。
もっとも、カサキナは終わったことはまったく気にしない、生まれ持った物なのか、そのようなトレーニングを受けているのかわかりませんが、気持ちの切り替えが早い強いメンタルを持っています。
のはずなのですが・・・。
第2ゲームでまったく気持ちが入っておらず、「あれ? まさか、第1ゲームをブレークできなかったことを引きずっているのかな?」と思ったら・・・。
主審に、コートを拭くようにお願いしました。
気持ちが入っていなかった理由は、コートがすべりやすかったからでした。
さらに、線審が土居のボールを「アウト」とコールしたのに、主審がオーバールールで「イン」に覆したとき、カサキナが珍しく怒声を上げました。
完全に、アウトだと思ったのでしょう。
そして、あっさりと0-3とリードされます。
この日のカサキナは、あえて土居美咲の得意なフォアにスピンボールを集める作戦だったようですが、その攻撃もあまりに単調で、いいところなく1stセットを落としました。
しかし、その直前にオンラインコーチングを受けており、マイクがないのでコーチが何を話したのかはわかりませんでしたが、2ndセットに入るとカサキナが豹変しました。
封印していたフラットボールをガンガンと打ち始めたのです。
このフラットボールは、ボクの好きなエレナ・オスタペンコと同じくらい弾道が低く、すなわちネットの上30cmくらいを通るボールです。
このフラットボールのおかげで、1stセットは土居のフォアハンドウィナーの餌食になっていたループボールも生きて、土居のフォアハンドは完全に封じられました。
カサキナのスピンボールは、着地したあと、フォアハンドで処理したい土居の体に向かって横に跳ねており、土居美咲のイージーミスに見えますが、高度に計算されつくされた見事なスピンボールでした。
そうしたボールと、高速で弾道の低いフラットボールがラリーの中でバシバシと来たら、さすがの土居でも手を焼くでしょう。
さらに、2ndセットも後半に入ると、ボールを左右に散らし始め、土居の苦手とするバックハンドにもボールを集め、この時点で土居はできることは1つも残されていませんでした。
結果、2ndセットは土居は1本もブレークポイントを握ることができず、3rdセットは6-1と一方的な展開でカサキナが勝利を収めました。
攻撃力は2人は差がないと思いますが、守備力はカサキナのほうが上ですし、戦術に関しては引き出しがあまりに多いカサキナのほうが数段上なので、つまらないミスをしなければ勝てるとは思っていましたが、あの土居美咲相手にここまで一方的な勝利を収められるのは「凄い!」の一言ですね(*^^*)
カサキナは、もしかしたら、ベリンダ・ベンチッチよりも戦術は上かもしれません。
また、カサキナは全仏オープン後にダイエットをして脂肪を落としたのですが(元々、それほど太ってはいないのですが)、太ももが若干、筋肉で大きくなっていました。
テニスだけでなく、フィジカル周りもきっちりとトレーニングをしているようですね。
あとは、サーブをもっと磨きたいところですが、こればかりは一朝一夕で上達するものでもありませんので、来年に期待ですね。
次は、パワーヒッターのサマンサ・ストーサー。
勝ったら、3回戦はドーハオープンで不可解な負け方をしたロベルタ・ビンチの可能性が高いです。
今度は、ビンチをピンチにしてほしいですね(*^^*)
↑
オヤジギャグ、入れておきました
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