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カサキナ、ケルバーに完敗(カサキナを気絶するまで応援するブログ108)

 

ボクは、好きな選手が負けたらブログには書かないと決めているのですが、今回は書きます。

 

 

シャラポワ2世、ロシアの19歳、ダリア・カサキナがアンジェリック・ケルバーに完敗です。

 

2016+French+Open+Day+Three+hw02Tp5HC9mx 

 

 

あまりの力の差に悔しさすらないのですが、それでも無理やり敗因を探すのであれば・・・。

 

 

1つは、やはりカサキナはサーブが弱すぎますね。

 

 

160Km出ていないと思うのですが、さらにコースも甘く、ダブルフォルトも多すぎます。

 

 

1stサーブでリターンエースを喰らっているようでは話になりませんし、ケルバーは「ここでリターンエースを決めれば、今日のカサキナのメンタルは崩壊する」とわかって攻めてきていました。

 

 

もう1つは、これもカサキナの経験不足と、ケルバーと初顔合わせということで、カサキナを責めることはできませんが、カサキナが珍しくコーチのアドバイスを完全に無視しました。

 

 

いえ、無視したというよりも、本能的に体がそう動いてしまったのだと思いますが、コーチは1stセットの途中のオンラインコーチングでこのようなアドバイスを送っていました。

 

 

「アングルショットを打つのが早すぎる。

センターにボールを集めて、ケルバーにアングルショットを打たせるんだ」

 

 

パーフェクトなアドバイスです。

 

 

ケルバー相手にアングルショットのロングラリーを仕掛けて勝てるはずがありませんから。

 

 

しかし、ケルバーは当然意図的にだと思いますが、センターより少し横にずれた場所でボールを待っています。

 

 

すなわち、アングルショットが打ちごろのオープンスペースが目の前にあるわけです。

(もちろん、これがケルバーの作戦なのですが)

 

 

そして、カサキナはコーチのアドバイスも忘れてそのオープンスペースにアングルショットを打ってしまい、気付いたらロングラリーに持ち込まれるか、逆にアングルのついたカウンターショットの餌食になっていました。

 

 

ただ、カサキナは、

 

 

・サーブは弱い

・パワーヒッターではない

・フォアハンドのフォームは無茶苦茶(いわゆるへっぴり腰)

・結構、格下に取りこぼす

 

 

そんなアンジェリック・ケルバーが、なぜ全豪オープンで優勝し、ウィンブルドンでは自分が負けたビーナスに勝って決勝まで進んだのか。

 

 

アンジェリック・ケルバーの偉大さを身に染みて感じたことでしょう。

 

 

だからこそ、試合が終わった時のカサキナは、晴れ晴れとした笑顔で、「まだまだ上には上がいる。だからテニスは楽しいんだ」という顔をしていました。

 

 

やっぱり、カサキナ、可愛すぎます(*^^*)

 

 

 

さて、ちょっとオリンピックの情報がないことと、そもそもさほどオリンピックに興味がないので、カサキナは次はシンシナティかニューヘイブンに出て、いよいよ全米オープンですね。

 

 

昨年の全米オープンで初めてグランドスラムデビューをして、この1年間はすべて3回戦まで勝ち進んでいます。

 

 

いよいよ2年目。

 

 

今度は、セカンドウィークの4回戦か準々決勝あたりを期待しましょう。

 

 

いずれにしても、カサキナは失うポイントがない代わりに(昨年のモスクワの210ポイントくらい)、今年は東レにも武漢にも北京にも出場できます。

 

 

ボクの予想通り、TOP20入りは確実な状況です。

 

 

ただ、そういう意味では、ベリンダ・ベンチッチも昨年の東レ準優勝がありますが、中国の2試合は棄権及び不出場でしたので、現在のランキングを底にして、来年の復活に期待ですね。

 

 

 

 

気付けば、もうテニスシーズンも5分の4が終わりました。

 

 

マリア・シャラポワというスーパースターのいない心の穴を埋めてくれたダリア・カサキナを、残りの5分の1、気絶するまで応援します!

 

 

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コメント (9件)

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  1. せっかくなのでスビトリナですけど
    トップ20から足踏みしつつそれを
    打開するためのエナンコーチですけど
    スビトリナに申し訳ないと思いつつ
    エナンが帯同してるかどうかで試合を見たり見なかったりですね。

  2. そうだクコバについてコメントしますね。国籍がスロバキアなのでチブルコバと同郷ですね。26になってカナダに入っていきなり覚醒して6連勝して一気にトップ100きってきました。

    コーチは同じスロバキアで活躍してたナギョワとあと男性もいるけどツアー実績ない人ですね。男性がヒッティングパートナーなんでしょうかね。

    • いきなり77位にきてますね。
      10年間、TOP100圏外でしたが、アンジェリック・ケルバーも最初の8年くらいは散々な成績でしたし。
      まだ、アーカイブが残ってますので、今夜、クコバを観てみます。
      写真では、結構可愛いので(笑)

    • クコバ(アメリカの実況ではクッチュバと言っていましたが)、対ユージニー・ブシャール戦を観たのですが、
      スアレスナバロのプレースタイルに近いですね。
      1試合しか観ていないのでよくわかりませんが、サーブやショットが強烈なわけでもないのに
      あれだけブシャールがミスを連発するというのは、推測ですが、
      ボールのスピン量をコントロールして相手を翻弄するタイプの選手かもしれませんね。
      ブシャールに勝って、思わず泣き崩れた映像を観て、ちょっと感動してしまいました。

  3. まずはすいませんでした。

    因みに問題なのは前回のカサキナとビンチ戦のコメントでカサキナとケルバーについて触れてしまったことですよね。

    今後、記事の内容に沿って間違っても未来の事に触れないようにしたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。

    • > 因みに問題なのは前回のカサキナとビンチ戦のコメントでカサキナとケルバーについて触れてしまったことですよね。

      はい、おっしゃるとおりですm(_ _;)m
      ただ、テニスブログのアクセスが全仏オープンの頃から急増していまして、
      しかも、一部、テニス関係者もご覧になっているので、
      さすがに、「4回戦はカサキナ VS スビトリーナを期待」とは書けませんでした(笑)
      また、スビトリーナに触れなかったのは、「こいつ、どれだけ面食いなんだ」と思われたくなかったためです。
      実際には面食いなのですが(笑)

      今は、東レPPOに一緒に行く予定だった友達にドタキャン喰らって、
      別の友達を誘っているところです。
      誰が出るかは、全米オープンでどれだけポイントを取れるかしだいですが、
      カサキナはスキップして中国に行くと思っています。
      もし、生カサキナが見られたら、それだけで今年、女子テニスを見続けた甲斐があります。
      観戦日は準々決勝ですので、まあ、ベンチッチは残っているだろうと思っていますが(*^^*)

  4. あとケルバーとハレプの試合を見てふと思ったのがもうひとつありまして、少し前の記事で今のカサキナとベンチッチの対戦を想像してましたけど。

    この2人身長差によるサーブ力の差はどうしても出てくると思います。ケルバーが173、ハレプが168という身長差からくるサーブの差はかなり大きなウェイトをしめていますしね。

    ベンチッチ175、カサキナ170ということで未来のケルバーとハレプの戦いになるのかとふと試合を見ながら思いました。

  5. 予想通りがっぷり4つの試合になりましたがサーブもさることながら足を止めてのケルバーのフォアクロスとカサキナのバッククロスの打ち合いで簡単にカサキナが打ち負けた時点で試合は終わってましたね。

    今の段階で相性の悪さでいったらセレナの次かもしれないくらい打開策が見えないですね。

    途中からショートポイント狙いで攻撃的にいくのは正解だけど今のカサキナはそんな戦略やったことないし気持ちはわかりますけどね。カサキナがケルバーを倒しに行くのであればベンチッチになるしかないですし。

    厳しいことを言うのであればハレプに対抗できるパワーとサーブがあって初めてケルバーに対して可能性は出てきますかね。

    ハレプとケルバーの記事はないと思うのでここで言うのですがハレプはケルバーに対してひたすらセンターにボールを集めてケルバーに攻めさせてミスを量産させてウィンブルドンのリベンジを果たしました。

    そして前回ネタバレの為にいい忘れていたのはカナダで突如覚醒して予選から6試合連続勝利したクコバの陣営になぜかヒンギスがいたということです。理由がさっぱりわかりません。

    まさかベンチッチを見限ったとかないですよね。ベンチッチの復活はやはり現実的に考えるとヒンギス抜きだと厳しいのではと思っています。

    • >ハレプとケルバーの記事はないと思うのでここで言うのですがハレプはケルバーに対してひたすらセンターにボールを集めてケルバーに攻めさせてミスを量産させてウィンブルドンのリベンジを果たしました。

      まさしく、カサキナのコーチがカサキナにさせようとしていたプレイですね。
      しかし、カサキナがそれをできなかったのですが、初顔合わせですし、今後の対戦では普通に勝っても不思議はないと思っています。
      むしろ、ハレプに勝てる気がしません(´;ω;`)
      ケルバーの今年の活躍は神がかっており、ボクはセレナの次に強いのはシャラポワを除けばハレプだと思っていますので。
      言い換えれば、今のカサキナが勝てないのはセレナとハレプだけだと思っているので、ドロー運さえ悪くなければ
      全米オープン準々決勝進出に期待ですね。

      それから、テニスバカさんに1つお願いなのですが、m(_ _;)m
      ボクはスビトリーナの大ファンで、スビトリーナ対ケルバーの3回戦を楽しみにしていたのですが・・・。
      テニスバカさんのコメントで、試合を観る前に結果がわかってしまいました( ;∀;)
      しかも、スビトリーナから見て、6-1、6-7、4-6と、もし見ていたら最高に幸せなひと時が過ごせたと思うので
      ボクがブログに書かない試合は、結果だけは伏せていただけますと幸いですm(_ _;)m

      ボクが好きな選手はおわかりのとおり、かわいい選手です(*^^*)
      スビトリーナも過去にブログで紹介していますよ(*^^*)

      >そして前回ネタバレの為にいい忘れていたのはカナダで突如覚醒して予選から6試合連続勝利したクコバの陣営になぜかヒンギスがいたということです。
      クコバって知らないのですが、スイス人ですか?
      今さら、ベンチッチやバシンスキーの面倒を見ても仕方ないですし、覚醒した選手にコーチングしているんでしょうか?
      そのヒンギスも、ミルザと組んだダブルスの強さは異次元ですが、結局はセレナがダブルスに出れば
      ウィンブルドン優勝ですからね。
      ボクは、ダブルスを見ていて面白いと思ったことが一度もありません( ;∀;)


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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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