女子テニス世界ランキング&獲得ポイント 2016/8/1(カサキナを気絶するまで応援するブログ109)
リオ・オリンピックを前に、2016/8/1の女子テニス世界ランキング(過去1年間の成績)と、レースランキング(今年の成績)および獲得ポイントです。
(写真は、リオ・オリンピックで金メダルが期待されるロシアのダリア・カサキナです)
まずは、女子テニス世界ランキングのTOP30です。
前週 | 今週 | 名前 | ポイント | 大会数 |
[1] | 1 | Williams, Serena | 8300 | 16 |
[2] | 2 | Kerber, Angelique | 6745 | 24 |
[5] | 3 | Halep, Simona | 5970 | 20 |
[3] | 4 | Muguruza, Garbiñe | 5481 | 20 |
[4] | 5 | Radwanska, Agnieszka | 5340 | 22 |
[6] | 6 | Williams, Venus | 4010 | 19 |
[7] | 7 | Azarenka, Victoria | 3761 | 14 |
[8] | 8 | Vinci, Roberta | 3550 | 25 |
[12] | 9 | Keys, Madison | 3455 | 17 |
[11] | 10 | Kuznetsova, Svetlana | 3060 | 21 |
[10] | 11 | Cibulkova, Dominika | 3015 | 24 |
[9] | 12 | Suárez Navarro, Carla | 3010 | 25 |
[14] | 13 | Konta, Johanna | 2940 | 21 |
[13] | 14 | Kvitova, Petra | 2920 | 21 |
[15] | 15 | Bacsinszky, Timea | 2609 | 19 |
[16] | 16 | Bencic, Belinda | 2605 | 22 |
[17] | 17 | Pliskova, Karolina | 2540 | 27 |
[18] | 18 | Stosur, Samantha | 2425 | 23 |
[19] | 19 | Pavlyuchenkova, Anastasia | 2400 | 23 |
[20] | 20 | Svitolina, Elina | 2330 | 25 |
[22] | 21 | Strycova, Barbora | 2005 | 24 |
[23] | 22 | Stephens, Sloane | 1995 | 20 |
[21] | 23 | Bertens, Kiki | 1987 | 24 |
[24] | 24 | Vesnina, Elena | 1967 | 23 |
[25] | 25 | Errani, Sara | 1880 | 27 |
[26] | 26 | Ivanovic, Ana | 1855 | 20 |
[33] | 27 | Kasatkina, Daria | 1773 | 19 |
[28] | 28 | Safarova, Lucie | 1673 | 22 |
[27] | 29 | Jankovic, Jelena | 1670 | 23 |
[29] | 30 | Makarova, Ekaterina | 1651 | 19 |
ビクトリア・アザレンカが7位にいますが、妊娠しました。
TOP10選手がツアー中に妊娠なんて話は聞いたことがないので、彼女のポイントが今後どう扱われるのかわかりません。
というより、こうした選手が今後出てくることも考えにくいので、はっきり言って興味がありません。
また、ダリア・カサキナがなかなかTOP20に入ってきませんが、世界ランキング的に言うと、TOP30に入っていれば通常のトーナメントにすべて予選なしで出場できますし、グランドスラムでシードも付くので問題はありません。
それよりも、TOP100の中には32、33大会出場しているような選手もゴロゴロいますし、17位のカロリーナ・プリスコバが27大会も出場していることを考えると、たったの19大会で27位というのは素晴らしい成績ですね。
こうした大会エントリーをしていれば、疲労を抱えずに万全の状態でグランドスラムを戦えますし、ポイントが欲しければ、出場大会数を増やすだけでポイントがドンドン貯まるので、19歳にしてとても秀逸な戦術で順位をコントロールしていることがわかります。
もっとも、「秀逸」とばかり言っていられない事情もあるのですが、それは後述するとして、今度はレースランキング(ロード・トゥ・シンガポール)、すなわち今年の成績です。
今週 | 名前 | ポイント | 大会数 |
1 | Williams, Serena | 6270 | 9 |
2 | Kerber, Angelique | 5217 | 15 |
3 | Halep, Simona | 3479 | 13 |
4 | Muguruza, Garbiñe | 3038 | 13 |
5 | Radwanska, Agnieszka | 2801 | 12 |
6 | Cibulkova, Dominika | 2732 | 16 |
7 | Keys, Madison | 2706 | 10 |
8 | Suárez Navarro, Carla | 2519 | 15 |
9 | Konta, Johanna | 2332 | 17 |
10 | Kuznetsova, Svetlana | 2272 | 14 |
11 | Stosur, Samantha | 2011 | 15 |
12 | Bacsinszky, Timea | 1948 | 13 |
13 | Williams, Venus | 1856 | 12 |
14 | Vesnina, Elena | 1855 | 14 |
15 | Bertens, Kiki | 1807 | 15 |
16 | Strycova, Barbora | 1732 | 15 |
17 | Pliskova, Karolina | 1679 | 16 |
18 | Vinci, Roberta | 1464 | 17 |
19 | Stephens, Sloane | 1417 | 12 |
20 | Puig, Monica | 1375 | 19 |
21 | Garcia, Caroline | 1364 | 18 |
22 | Kasatkina, Daria | 1334 | 14 |
23 | Siegemund, Laura | 1317 | 18 |
24 | Makarova, Ekaterina | 1244 | 15 |
25 | Vandeweghe, Coco | 1233 | 14 |
26 | Pavlyuchenkova, Anastasia | 1220 | 16 |
27 | Babos, Timea | 1215 | 20 |
28 | Bouchard, Eugenie | 1206 | 17 |
28 | Svitolina, Elina | 1206 | 15 |
30 | Putintseva, Yulia | 1191 | 18 |
こちらでは、妊娠したビクトリア・アザレンカの名前がありません。
当然ですが、上位8人で争うツアーファイナルズも、上位9~20位で争うエリートトロフィーも辞退したからだと思います。
そして、先ほど「ダリア・カサキナの作戦は秀逸とばかり言っていられない」と書きましたが、問題はこの「エリートトロフィー」の出場権です。
年間に200試合も女子テニスを観ていて情けない話ですが、ルールがコロコロ変わることもあって、間違えているかもしれませんが、女子テニスの場合には、1年間でポイントの多い17試合で世界ランキングを競っています(16試合の時とかありましたし、男子は多分18試合です)
そして、前年度のポイントを減算して、今年のポイントを加算するということを繰り返しているので、はっきり言って深く理解しておく必要もありません。
たとえば、錦織圭が大好きで、毎週毎週、彼の順位やポイントが気になるという人は、その作業をすればいい話ですが、ボクのように好きな選手が何人もいると、世界ランキングの正確な推移は追いきれません。
ただ、上位8人で争うツアーファイナルズと、上位9~20位で争うエリートトロフィは、17大会とは別にポイントを加算することができるボーナス大会で、ここで稼いだポイントは、シーズンが終わるまで消滅することはありません。
これは、世界ランキングの維持には物凄く有利で、たとえば、今年まだ一度も優勝がない、ボクが大好きなペトラ・クビトバは2920ポイントで世界ランキング14位にいますが、この中には消滅することのない昨年の準優勝したツアーファイナルズの730ポイントが含まれており、もしこの730ポイントがなければ、クビトバは20位圏外になります。
すなわち、ツアーファイナルズとエリートトロフィは、それだけ重要な大会なのですが、ダリア・カサキナの今年の成績は22位と、20位に若干届いていません。
もう、テニスシーズンも5分の4終わっていますし、オリンピックと全米オープンのあと、万が一カサキナが20位圏外だったら、彼女がどんな作戦に出てくるのかとても興味があります。
もっとも、彼女の実力を考えたら、全米オープンのあとくらいにTOP20に入ってくると思いますが。
それよりも問題なのは、やはりペトラ・クビトバです。
ウィンブルドン優勝2回の芝の女王で、昨年のツアーファイナルズ準優勝、フェドカップ世界1位の立役者の彼女が、今年の成績は現在31位。
このままでは、ツアーファイナルズはおろか、エリートトロフィにすら出場できません( ;∀;)
ツアーファイナルズは、全米オープンで優勝して2000ポイントでも稼がないとほぼ無理なので、最後の意地を見せて、とにかくTOP20には入って欲しいですね。
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