リオ五輪(オリンピック)、プイグが決勝進出!クビトバを撃破!(カサキナを気絶するまで応援するブログ117)
リオオリンピック、モニカ・プイグがペトラ・クビトバを撃破して決勝進出を決めました!
ボクは、今年の1月、プイグがランキング92位のときにベリンダ・ベンチッチを破ったシドニー・オープンを観て、
今年、TOP20でフィニッシュする可能性のある選手
ガルビネ・ムグルサよりも強いかもしれない
と予想し、現在のランキングは34位です。
オリンピックでWTAがポイントを配分していれば、予想通りTOP20に入ったところですが、思ったほどランキングを上げてこられない最大の理由は、ダリア・カサキナ同様に、かわいそうなくらいドロー運が悪かったのが一因ですが、以前のブログに書いたとおり、「運」はあくまでも「運」です。
じゃんけんと同じく、やがては等しくなります。
そして、今回のモニカ・プイグはドロー運に恵まれました。
確かに、3回戦でガルビネ・ムグルサと戦いましたが、あのムグルサのコンディションなら誰がやっても勝てますので、準決勝で初めて強敵と戦ったことになります。
ボクは、この試合はメンタル勝負になると思っていました。
モニカ・プイグは、こんな大舞台の経験はありませんので、そのプレッシャーは計り知れないものがあります。
一方のペトラ・クビトバですが、信じられない話ですが、今年は一度もトーナメント優勝がありません。
理由ははっきりしていて、1試合通してテニスのクオリティが維持できないからです。
そして、クオリティが落ちたところを相手に付け込まれて、2回戦や3回戦あたりで姿を消すということを7カ月も繰り返していますので、当然クビトバも
「今日の試合は、試合中にクオリティを落としたら負ける」
というプレッシャーは確実にあったはずです。
案の定、プイグは試合開始早々、クビトバの打ちごろの2ndサーブをリターンミスして、緊張でガチガチなのがすぐにわかりました。
「これは、緊張をほぐすか開き直らないと、プイグはダブルベーグルで負けるかも」
そう思ったのも束の間、3ゲーム目で、今度はクビトバが相手のコートに入れるだけでウィナーになるボールをネットに引っ掛ける、とんでもないイージーミスをします。
このゲームは一応、クビトバがサービスキープをしましたが、このミスの直後から明らかにプイグのプレーが変わりました。
「クビトバも緊張してるんだ。
自分は、普段通りのテニスをやろう」
恐らくですが、プレッシャーから解き放たれたのでしょう。
一方のクビトバは、もしかしたらですが、
「また、自分のミスでいつものように負けてしまうかもしれない」
と思った可能性があります。
そして、二人のメンタルを象徴するように、その後はプイグペースで、1stセットは0-3から逆転してプイグが取りました。
2ndセットは、本来の強いクビトバで、こうなったら誰も手を付けられないので、大切なことはそこで焦るのではなく、嵐が過ぎ去るのを待って、
「今年のクビトバは、このようなプレーは持続できない。
3rdセットは必ずチャンスがある」
と楽観的に考えることですが、プイグは見事にそうした思考で3rdセットに臨み、最終セットは完全にお互いのテニスとテニスのぶつかり合いでしたね。
勝敗を分けたのは、3rdセットの後半の約30本のロングラリー。
これは、ボクの中ではテニス史に刻まれるべきラリーだと思いますが、ラリーの途中からお客さんが興奮し始めるほどの、お互いに相手のウィナー級のボールをリターンしあうものすごいラリーでしたが、先に力尽きたクビトバがスライスボールで逃げて、そのボールをプイグが決めたときに、クビトバはラケットを捨てて地面にへたり込みました。
クビトバは、もはや呼吸をするのもつらそうな状態でしたが、プイグが涼しい顔をしているのを見て、プイグの勝ちを確信しました。
そのプイグですが、身長こそ1.7mですが、写真のとおり、筋肉にも恵まれ、それでいて体は柔軟で、とても恵まれた体格をしています。
今後の活躍が楽しみですが、なによりも明日の決勝戦ですね。
絶対に金メダルを獲って欲しいです!(*^^*)
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