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Give a shit、テニスで学ぶ英会話5(カサキナを気絶するまで応援するブログ119)

 

今回は、巷では「ブログ・オブ・ザ・イヤー確実!」の声が上がる大人気シリーズの5回目。

 

 

テニスで学ぶ英会話です。

 

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(写真はイメージです)

 

 

テニスでは、全仏オープンが終わった翌日からサーフェイスは土から芝に変わり、女子の場合にはインターナショナルと呼ばれる小さな大会(実質的な休息期間)、そしてバーミンガムとイーストボーンの2大会、計3大会を経て、芝の総決算のウィンブルドンが始まります。

 

 

ここで悩みどころなのは、ウィンブルドンの前に当然、グラスコートで実戦をこなしておきたいのですが、疲労を抱えてウィンブルドンに臨みたくない。

 

 

すると、ボクが大好きなエレナ・オスタペンコは、なんと3大会すべてにエントリーしました。

 

 

はっきり言って無謀です。

 

 

そうして迎えたバーミンガム・オープン。

 

 

ウィンブルドンのことを考えるとオスタペンコとしては疲労を残したくないのですが、1回戦がパブリチェンコワ、2回戦が芝の女王のペトラ・クビトバと最悪のドローで、しかしそれでも激戦の末勝ち上がったのですが、3回戦のマディソン・キーズ戦で3rdセットになだれ込んだときから、オスタペンコが明らかに戦意を喪失し始めました。

 

 

慌ててコーチがベンチに駆け寄り “Keep going!” と戦意を促します。

 

 

 

 

そして、事件は起きました。

 

 

 

 

オスタペンコがこう言い放ったのです。

 

 

“I just don’t give a shit about this tournament!”

 

 

Jelena-Ostapenko-Katowice-2016-2187

 

 

彼女の言葉の和訳は後でするとして、この発言を聞いた実況がこう叫んだことをはっきりと記憶しています。

 

 

“Unbelievable! Bad language!

This conversation is recorded.

I don’t know what will happen.”

 

「信じられない暴言!

この会話は録音されている。

彼女にどんな処分が下るかわからない」

 

 

ボクも耳を疑いました。

 

 

女子テニスで、ここまでの暴言は聞いたことがありません。

 

 

では、オスタペンコはなんと言ったのでしょうか。

 

 

「こんな大会、クソくらえ!」

 

 

“I don’t give a shit”は、「どうでもいい」「知るか!」「関係ねーよ」という意味で、完全な男言葉です。

 

 

そもそも、「shit」と「ass」は、子どもがしつけで怒られる単語の筆頭です。

 

 

ですから仮に、女性が同じ意味合いで言うなら “I don’t give a damn.” になりますが、これでさえ洗練された女性なら絶対に使いません。

 

 

しかも、オスタペンコは「just」と強調しているので、もはや「クソくらえ」としか和訳しようがありません。

 

 

一番汚い言葉は、”I don’t give a f○○k”ですが、このレベルになると伏字にしなければなりません(笑)

 

 

弱冠19歳のオスタペンコは、自分の意思でトーナメントの出場とか欠場を決められない、「周囲の大人の事情」があるのでしょうが、それでもこの発言を主催者やWTAが聞いたら、1カ月程度の出場停止処分を喰らっても仕方ないと思います(実際には、処分はされませんでしたが)

 

 

 

 

さて、これで終わったら、「使わない方がいいフレーズ」を紹介しただけで、巷で「ブログ・オブ・ザ・イヤー確実!」の声が上がる大人気シリーズの名折れになってしまいますので、義務教育レベルの英語にきちんと直すと

 

 

“I don’t care about this tournament.”

“This tournament doesn’t matter much to me.”

 

 

といった感じでしょうか。

(それでも、大会批判であることに変わりないのですが(苦笑)

 

 

これは、ボクの持論なのですが、ネイティブっぽい、いわゆる「使える英語」を覚えるのは一向にかまわないと思いますが、やはり義務教育レベルの英語は大切だと思います。

 

 

ネイティブも(こちらと友達になりたければ)、こちらのレベルに合わせてくれます。

 

 

しかし、”I don’t care.” を知らない人が “I don’t give a shit.” と言っても、ネイティブは感心しないと思います。

 

 

実際にみなさんも、来日1年の外国人に理解して欲しかったら、

 

 

「今日、頭バーコードの上司に壁ドン、アゴクイされて、チョーきもかった」

 

 

とは言いませんよね(笑)

 

 

義務教育(欲を言えば高一レベル)の英語を聴き取れれば、英語の実況でテニスが観られますし、コーチと選手の会話も理解できます。

 

 

「生きた英語」を覚えるのはそれからでいいのではないでしょうか?

 

 

 

 

ちなみに、

 

 

全仏オープン後の3大会すべてにエントリーしたオスタペンコは、ウィンブルドンは初戦で負けました。

 

 

テニスというのは、1試合の中に、そして、1年を通した「ストーリー」があります。

 

 

このストーリーを想像しながら観戦するのがとても楽しいです(*^^*)

 

 

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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