女神過ぎるテニスプレイヤー、チリコ生観戦記2(女子テニス165)
さて、女神過ぎるテニスプレイヤー、ルイザ・チリコ生観戦記のその2です。
また、話が前後してしまうのですが、2ndセット終盤にベンチの最後方に外国人男性が来ました。
これがまた、ある意味ビックリ。
普段、女子テニスを観ている人なら、この人を知らない人はいません。
「この人」とは・・・
名前はわかりませんが、いつもにこやかで、試合前のコイントスのときにも、先に来た選手に「調子はどう?」と笑顔で聞いたり、どの大会かは忘れましたが、今シーズン絶好調のアンジェリック・ケルバーに、
“Do you have a confidence?”(自信はある?)
と、冗談を飛ばしていた、ボクの大好きな審判です。
多分、次の試合の主審をするんだろうなーと思いましたが、ボクの思ったとおりでした。
さて、それよりも、2ndセット中盤に現れた「救世主」の話をしなければなりません。
彼は、ボクのすぐ横、すなわち最前列に陣取ったので、「あ、この人もチリコのファンに違いない」と思いました。
そして、ボクは思います。
「この人、かなり場慣れしてそうだし、手にはノートを持ってるし、必ずチリコにサインをもらいに行くぞ。
じゃあ、この人の後ろに並べばいいんだ!」
そして、2ndセットも7-5でチリコが取って試合が終わり、別にチリコがタオルやリストバンドを観客席に投げてくれるわけでもなく
(それも当然で、観客が誰もせがんでいませんので(笑)
帰り支度を始めたチリコに、案の定、その男性がノートを持って近寄っていきました。
ボクは、当然にして、彼の後ろに並びます。
そして、男性がサインをもらったあと、ボクも「素晴らしい勝利でしたね」と自然にパンフレットを出してサインをもらったのですが、ボクの目的は彼女のサインをもらうことではありません。
ボクは、心臓が破裂しそうになりながら、
人生の中で、銀座の寿司屋で「時価」と書かれた中トロを注文したときに匹敵する勇気を振り絞りました!
ボクは、これをチリコに手渡したのです!
アメリカで出版されているボクの小説です。
ボクは、チリコにサインをもらいに行ったのではありません。
ボクのサイン本をプレゼントするために有明まで行ったのです!
↑
もはや、ただのバカです
ただ、単に手渡ししても不審がられますし、そもそも受け取ってもらえるかもわかりませんので、ボクは再び、名古屋コーチンの高級焼き鳥屋で、「大将、適当に見繕って」と注文したとき以来の勇気を出して言いました。
ボク「これは、アメリカで出版されている、ボクが書いた小説です。飛行機の中ででも読んでください」
チリコ「オー。ありがとう。ホテルで読みますね」
ただこれだけの会話です。
正直、チリコもそれほど嬉しそうには見えませんでしたが、目的も果たせましたし、なによりも「女神すぎるルイザ・チリコ」のプレーを目の前で観られたので、ボクは大満足でした。
そして、席を立って帰ろうとしたとき、コートから出てきたチリコと再び林道で鉢合わせになりました。
咄嗟にチリコの手を見ると、きちんとボクの本を持ってくれています。
このときは、”Bye”でも”Best luck!”でも、なにか言わないと失礼な雰囲気だったので・・・、
ボク「クレーシーズンでの活躍素晴らしかったですね。全試合観て、応援していました」
チリコ「ありがとう。ヨーロッパにいたんですか?」
ボク「いえ。日本でインターネット放送で観ていました。仕事があるのでヨーロッパには行けません」
チリコ「この近くに住んでるんですか?」
ボク「いえ。富士山のふもとです」
ここで、ミニ英会話ですが、日本の義務教育では「うらやましい」を”I envy you”と教わりますが、
アメリカ人は、”I envy you”とは絶対に言いません。
だから、チリコはこう言いました。
“Mount Fuji! I’m jealous!”
なにかこの瞬間、やっとキモイ追っかけオヤジから、「まともなファン」に昇格できた喜びが満ち溢れてきました。
会話は、あと若干続きます。
ボク「だから、今日は2時間半かけて有明にきました」
チリコ「本当ですか? ありがとうございます」
ボク「いえ、あなたを応援するためならヨーロッパにも行きますよ」
これは、その前に「仕事があるのでヨーロッパには行けません」と言ったことを咄嗟に思い出して放った、今年一番の抱腹絶倒の会心のジョークだったのですが・・・。
完全に滑りました( ;∀;)
チリコは、ジョークと気付かなかったのか、気付いたけど面白くなかったのか、”Thank you”としか言いませんでしたので、気まずくなったボクは、「これからも応援しています」と言って、その場を立ち去り、再び4番コートに戻って、冒頭の主審の写真を撮りました。
チリコの印象ですが、仕事柄これまで多くの芸能人と接してきましたが(今もインターネットにはボクと芸能人の対談記事がありますが)、見るたびに思うのは「小柄だなー」という印象です。
それもそのはずで、日本では男性アイドルの身長が低いので、女性はそれよりも小さくないと、なかなかテレビで使ってもらえないからです。
もっとも、チリコは175cmありますし、なんといってもアスリートなので、大柄な女性を想像していましたが、思ったのは「小柄だなー」でした。
まあ、ボクが182cmあるのが悪いのですが、165cmの女性が10cmのヒールを履けば175cmですので、そんなに驚きはなかったです。
それよりも、顔の小ささには驚きましたが。
化粧で顔はどうにでもなりますが、小顔にはできません。
ボクは、彼女の小顔を見ながら、思いを強くしました。
「やっぱりチリコは、女神過ぎるテニスプレイヤーだ!」
ちなみに、今回ボクは二重の幸運に恵まれました。
選手の入退場口は、当然観客席の逆側にあるので、ボクはチリコはそちらから退場すると思って、本を手渡したら観客席をあとにしました。
ところが、何を思ったのか、チリコは観客席横のわき道から退場してきました。
ただ、それだけだったらボクは気付きませんでした。
ふと、ボクの大好きな審判を写真に収めようと思い立ち、観客席に戻ろうと振り返ったら、そこにこちらに向かってくるチリコがいたおかげで話ができました。
今度は、この審判にお礼を言わなければいけませんね(笑)
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