Workbook_BeforeCloseイベント、ブックを閉じられないようにする方法(Excel VBA)
ブックを閉じるときに発生するBeforeCloseイベントは、Workbook_BeforeCloseイベントプロシージャが持つ引数「Cancel」にFalseを渡します。
これは、「イベントをキャンセルしない」という意味で、言い換えれば、引数Cancelの値がFalseであれば、そのブックを閉じることができます。
ということは、逆に言えば、引数CancelにTrueを代入すれば、そのブックが閉じられないようにすることが可能であるということです。
次のサンプルは、「Sheet1」のセルB1が空白の場合は引数CancelにTrueを代入してイベントをキャンセルし、結果的にブックが閉じられないようにしています。
Private Sub Workbook_BeforeClose(Cancel As Boolean)
If Sheet1.Range(“B1″).Value = “” Then
MsgBox “ブックを閉じるときには” & vbCrLf & _
“Sheet1のセルB1に作成者を入力してください”
Sheet1.Activate
Range(“B1″).Activate
Cancel = True
End If
End Sub
なお、Excel5.0/95のときにはブックを閉じるときに自動実行される「Auto_Close」というマクロがあり、今のExcelでも動作しますが、みなさんはWorkbook_BeforeCloseイベントプロシージャを作成してください。
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Chapter3 ブックとシートをVBAで操作する
Chapter4 セルをVBAで操作する
Chapter5 変数を理解する
Chapter6 条件分岐を理解する
Chapter7 繰り返し処理(ループ)を理解する
Chapter8 対話型のマクロを作る
Chapter10 ユーザーフォーム
Chapter11 基本的な入力や表示を行うコントロール
Chapter12 選択を行うコントロール
Chapter13 そのほかの便利なコントロール
Chapter14 文字列を操作する関数
Chapter15 日付や時刻を操作する関数
Chapter16 そのほかの便利な関数
Chapter17 マクロの連携とユーザー定義関数
Chapter18 イベントマクロ
Chapter19 エラー処理
Chapter20 画面表示と組み込みダイアログボックス
Chapter21 グラフをVBAで操作する
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