東レPPO1、土居美咲 vs 大坂なおみ(女子テニス168)
東レPPO、いきなり初戦が土居美咲 vs 大坂なおみ。
(しかも、リオ・オリンピック金メダリストのモニカ・プイグも観られます。今日、観戦に行った人はラッキーですね(*^^*)
試合自体は、男子テニスによくあるパターンで、ビッグサーバーが先にブレイクしたら、あとは自分のサービスゲームをキープしていれば勝てるという展開でしたが、土居美咲目線で見ると、2ndセットのオンコート・コーチングの内容がすべてでしたね。
以下、コーチのアドバイスを順不同に紹介すると・・・。
1.1stサーブをもっと入れろ
→ この日は特に1stセット、1stサーブの確率が悪すぎました。
土居は1-2-punchというよりも、3球目を引き付けてコースを隠し、アングルショットを1本入れて相手からイージーなボールを引き出して、5本目で回り込んでのフォアハンドウィナーが1つのパターンですが、今日はそのプレーができませんでしたね。
2.センターセオリーでいけ
→ これも上と同じく、センターに返せば相手のボールもセンターに戻ってくる確率が高いので、そのボールを引き付けてアングルショットを1本入れたあと、次のボールで決めるのが土居の得意とするプレーです。
ただ、大坂なおみがこのプレーを土居にさせなかったのが大坂の勝因だと思います。
3.大坂なおみのフォア側を狙え
→ パワーヒッターの大坂なおみは、フォアハンドをよくネットに引っ掛けるので、ラリーをするなら相手のフォアハンドのミスを待つのもいいと思いますし、実際に大坂なおみはフォアハンドでかなりミスが出ていました。
4.2ndサーブをアグレッシブに打て
→ これは意味がわかりませんでした。
ダブルファーストで行け、という意味でしょうか?
ボクは、今日の土居美咲の最大の敗因は、このオンコート・コーチングを1stセットが終わったときに受けなかったことだと思います。
2ndセットで、ブレイクダウンして、よほどのことがない限り大坂なおみに勝つのは難しくなってからコーチを呼びましたが、それこそ、1stセットでブレイクダウンしたときにコーチを呼んでも良かったくらいだと思います。
しかし、大坂なおみは観るたびに強くなっていますね。
解説も「現在、ネットプレーを練習中」と言っていましたが、あのパワーヒットのあとにネットに出られるようになれば、イメージ的には完全にセレナ・ウィリアムズのテニスですね。
大坂なおみが準々決勝まで残れば、あの高速サーブを生で観られるのですが(*^^*)
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大坂なおみは練習でしっかり血肉にしてますね。やっぱり大坂はグランドスラムになると人が変わったように爆発するわけでそれをWTAだと大坂のストロークにくらいつかれるところっと負けていたわけで彼女の場合試合に対する気持ちの問題が大きいですね。
土居美咲はいい加減バックハンドのご機嫌に左右されるテニスをなんとかしないとですね。本人はやたらとフォアハンドに対する自信のせいなのかイケイケですけどあのテニスを完成させるならバックハンドのダウンザラインもまともに打てないと話にならないというか、現状ならある程度ベースラインから下がってのカウンターも睨みつつのテニスを展開していかないと上は望めそうにないのかもしれないですね。
ボクは、土居美咲の評価が少し変わりつつあります。
ずっと、「TOP20確実」と言い続けてきましたが、彼女の「回り込んでのフォアハンドウィナー」は
耳にタコが出ていますし、言い換えれば、それしか武器がないわけで、
彼女に気持ち良くプレーをさせてくれる相手なら土居は強いですが、
もはや土居美咲は研究されつくされており、テニスバカさんのおしゃるとおり、
彼女はバックハンドを鍛えないと、TOP20は無理だと思っています。
(瞬間的にTOP20はあるかもしれませんが)
それを最初にうっすらと感じたのが、モントリオールでダリア・カサキナにいいようにしてやられたこと。
そして、確信したのが、あれだけ大柄だと思っていたルイザ・チリコと話したときにあまりに小柄で
土居はそのチリコよりも20cm身長が低いわけですから、身体的にどうしても限界があること。
バックハンドでもウィナーが取れるようになって、それでやっとTOP20が見えると思います。