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東レPPO2、モニカ・プイグ vs レプチェンコ(女子テニス169)

 

東レPPO、モニカ・プイグ vs レプチェンコ

 

 

テニスの解説はテレビがしてくれていましたので、以下、ボクの妄想全開で個人的な感想を書きます。

(あまりに妄想全開で、かすりもしない可能性もあります(笑)

 

 

テニスというのは、テニス人生を左右する試合、1年を左右する試合、トーナメントを左右する試合、そして1試合の中にもドラマ、ストーリー、そしてシナリオが詰まっています。

 

 

「たられば」を言ってもしかたありませんが、全豪オープン初戦で、もしアンジェリック・ケルバーからマッチポイントを握った土居美咲が、次のポイントを取っていたら、ケルバーはどうなっていたでしょうか。

 

 

全豪オープンの2,000ポイントがなくなるので世界一になれていないのは数学的に当たり前の話ですが、いずれにしても、全豪オープン初戦は、ケルバーにとってテニス人生を左右する試合だったことは間違いありません。

 

 

そして、リオ・オリンピックで金メダリストになったモニカ・プイグですが、今後彼女は、この重たい肩書きを背負っていかなければならないのですが、この優勝以来まるまる5週間、彼女は「テニスで勝つ」という感覚を失っています。

(と言っても、出場したのは全米オープン初戦だけですが)

 

 

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当然ですが、勝ちたくてたまらないはずです。

 

 

その固さからか、プイグの出だしはよくありませんでした。

 

 

本当に、かろうじて1stゲームを取り、2ndゲームでレプチェンコのサービスゲームをブレークしたときに、プイグは次のいずれかを確実に考えました。

 

 

①「今日は、1stセットは、ストロークのいいレプチェンコに付き合って、ストローク勝負をしよう」

 

 

②「今日はテニスのフィーリングが良くない。1stセットはストローク戦で様子を見よう」

 

 

なぜ「確実」と言えるかは簡単な話で、いつものプイグとテニススタイルがまったく違うからです。

 

 

あんなにベースラインから下がったり、ましてや相手のボールがサービスラインあたりの浅いボールなのにラリーを継続したり、いつものプイグならコートの中に入って上から叩きつけてウィナーを取っています。

 

 

いずれにしても、本来のテニスでもないのにベーグルで1stセットをプイグが取ったということは、レプチェンコには申し訳ないのですが、もはや格が違います。

 

 

オリンピックの金メダルうんぬんではなく、30歳になっても70位台にいる選手と、今年94位からグングンとランキングを上げてきた22歳の差です。

 

 

そして、2ndセットに入って、プイグは少しずつ自分本来のテニスをやり始めます。

 

 

最初は、どうもフィーリングが良くないように感じましたが、途中から「さすが、プイグ」というテニスを見せ始めます。

 

 

では、なぜプイグは2ndセットでテニススタイルを変えたのか。

 

 

ここがボクの妄想全開なのですが、プイグはすでに次のペトラ・クビトバ戦を見据えて、「自分のテニス」を取り戻しておきたかったのだと推察します。

 

 

そのクビトバですが、元々は東レPPOにはエントリーしていませんでした。

 

 

しかし、全米オープン4回戦でケルバーに敗れ、ポイント欲しさに緊急参戦しました。

 

 

となれば、2回戦のプイグに負けるわけにはいきません。

 

 

しかも、プイグはリオ・オリンピック準決勝で負けた、金メダルを阻止された相手です。

(しかし、クビトバは銅メダルを獲得しました)

 

 

こうなると、2回戦のプイグ vs クビトバは、もはや因縁の対決です。

 

 

ボクは、プイグはレプチェンコ戦の2ndセットで、一度はクビトバ戦を意識したと思っています。

 

 

それが、2ゲーム続けて落とした理由であり、「これではいけない」と心を今の試合に戻すために、途中でコーチをベンチに呼んだのだと推察しています。

 

 

いずれにしても、プイグ vs クビトバは、プイグは若干調子を落としており、クビトバは若干調子を上げてきています。

 

 

これは、かなり面白い試合になりそうですね(*^^*)

 

 

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コメント (4件)

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  1. キャサリン・ベリスといえばケベックシティは残念でした。2回戦で戦ったのがなんと300位台なのにルチッチバロニをストレート勝利してきた相手だったのですが、どっちが格上なのかわからないようなテニスをされてなんとかベリスが勝利したのですがいかんせん体力的にも精神的にも削られて準々決勝のボーズラップ戦ではどうしようもなかったですね。

    しかしベリスはフォアハンドが浅くなる傾向があるくらいで他はバランスがとれているのでIMGでもベースはそのままにこのままタフな選手になっていってもらいたいものですね。

    ただ間違ってもフォアハンドの強化として闇雲にパワーをつけたらいけないです。エナンやウダンの例もあるように選手寿命が縮まりますし、それならそれで粘り強いテニスをすればいいのではないかと。まあIMGにまかせておけば悪いようにはならないから大村さんのおっしゃるように楽観的でいいと思います。それよりもスタンフォード入学してからWTAツアーとの兼ね合いをどうするのかなと。休学しながらになるのでしょうか。

    • ケベックは観たかったですが、tennisTVがなぜか放送しませんでしたが、
      ブシャールやCiCiが負ける試合は観なくてよかったかもしれません(笑)

      以前、テニスバカさんが仰っていた通り、特に女子選手は体格ありきで、
      その上でどのようなテニススタイルを確立するのかを逆算しないと、
      選手寿命を潰されてしまいますね。

      大坂なおみの体格でセレナ・テニスを目指すのはいいですが、
      CiCiがどのようなトレーニングを積んでも、あの筋肉はつきませんからね。

      スタンフォード入学後のWTA参戦は想像がつきませんが、
      高校生のときよりはエントリー数は増えるような気もします。
      アメリカ・カナダ大会、GS、大学の夏休み期間あたりは、すべて出場してくれるような気もしますが、
      あとはスポンサーがどう考えているか、また大会によっては明らかに選手にお金を出していると思うので
      (ケルバーのウィンブルドン準優勝後のスェーデンのインターナショナル出場なんて、
      お金以外に考えられませんし、そのあと怒涛のクレーシーズンが待っているのに
      チャールストンに出場するトップ選手はお金がらみのような気もしています)
      ベリスなら客を呼べるというか視聴率が取れますので、そういうオファーもありそうですし、
      来年1年見ないとわかりませんね~。

      あとは、CiCiの厳格な父親がどう考えるかですね(笑)

  2. プイグもコンスタントにこのプレーレベルが維持できればあっという間にトップ20ですけどね。

    爆発力頼みだとトップ20はいけてもトップ10にいったとしてもトップ10キープは無理でしょうし。

    • プイグもカサキナもそうですが、好調を5試合維持する力がまだありませんね。
      結果、格下相手におかしな初期敗戦はないのですが、トーナメントで準々決勝止まりというのが現状ですが、
      2人の来年の課題はここでしょうね。

      このあたりは、大坂なおみとアナ・コニュなんかは、来年順位を上げてきたら、
      あっさりとTOP20の壁を破りそうな気がします。

      それが、昨年のベンチッチでしたね。

      もっとも、TOP10までいって陥落したユージニー・ブシャールのような例もありますので、おっしゃるとおり爆発力頼みだと、
      自滅テニスにもなりかねませんし、しかし爆発力がないとGS優勝は難しいですし、テニスは本当に難しいスポーツですね。

      今後は、IMGがCiCiをどのように育てるのかにも興味があります。
      IMGに任せておけば大丈夫かなと楽観している部分もありますので(笑)


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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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