東レPPO6、ベンチッチ vs ウォズニアッキ(女子テニス173)
東レPPO、ベリンダ・ベンチッチ vs キャロライン・ウォズニアッキ。
女子テニス界屈指のオールラウンドプレイヤー同士の対戦ですが、2人のテニススタイルはまったく違います。
この大会は珍しいのですが、時々横アングルのカメラ映像が入って、選手の動きがよくわかるのですが(アメリカのテニス配信会社にもこのスタイルを取り入れてほしいです)、それでおわかりのとおり・・・。
ベンチッチはラリーの50%をコートの中でプレーして、ライジングショットというよりも、ロジャー・フェデラーのようにショートバウンドでボールを返します。
(これは、同じスイス人ということでテレビ中継もあったでしょうし、恐らく幼少時に多大な影響を受けていると推察されます)
選手は、打ったらセンターポジションに戻って、どこにボールが来てもいいように構えるのですが、なにせベンチッチのボールはすぐに返ってきてしまいますので、相手は構える暇もなくそれでポイントを積み重ねていく、しかしベースラインでしっかりと守備もできる、「攻撃型オールラウンドプレイヤー」がベンチッチです。
ただし、ベンチッチのライジングショットははまれば脅威ですが、コンマ一秒の狂いも許されない難易度が半端ないショットなので、負けるときにはあっさり負けます。
一方のウォズニアッキは、ベースラインから一歩下がり、守り抜きながらチャンスが来たら打ち込んでいく「守備型オールラウンドプレイヤー」です。
試合はウォズニアッキが勝ちましたが、理由は2つあって、1つは明白にサーブ力の差でした。
ベンチッチは、身長が175cmあって、脂肪も多いですが筋肉もありますので、センターなら180Kmのサーブが打てるはずなのですが、この3年サーブがまったく改善されていません。
逆に、大事な場面でのダブルフォルトが増えています。
ということで、とにもかくにも、父親を解任しましょう。
でないと、来週TOP30から落ちますが、ブシャール街道まっしぐらです。
2つ目は、試合を諦めるのが早すぎるメンタルの弱さ。
たとえ負けても、最後の1ポイントまで食らいつくダリア・カサキナを見習うべきでしょうね。
しかし、ウォズニアッキはフォアハンドにミスが出ていましたが、いい選手になりましたね。
一時期は、「攻撃型=ネットプレー」と勘違いして順位を落としていましたが(今、この勘違いの渦中にいるのが我らがユージニー・ブシャールなのですが(´;ω;`)、来年以降、TOP10もありえるテニスをしていました。
さすが、元世界ランク1位ですね(*^^*)
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