ムグルサ、1回戦突破! チャイナオープン(北京)2(女子テニス190)
ガルビネ・ムグルサ vs カメリア・ベグ
チャイナオープン(北京)1回戦
ディフェンディングチャンピオンのムグルサがベグを迎え撃ちましたが、さすがにベグに負けるようではムグルサは重症だと思っていました。
ボクの中では、ベグはクレーコート専門のプレイヤーという位置づけで、実際に今年のポイントもほとんどがクレーコートシーズンに稼いだものと、よく知りませんがなにかのインターナショナルで優勝したポイントくらいですので。
クレーコートになると、いやらしいループボールを連発して、我らがカサキナもローマ大会では負けましたが、ハードコートではさして怖い選手ではないはずなのですが、いきなりムグルサが1stセットを落としました。
これは試合の流れの結果で、ムグルサは2ndゲームでブレークポイントを2本握りながらブレークに失敗し、逆に3rdセットで40-15からブレークを許して、流れがベグに行きました。
しかし、2ndセットで流れはムグルサでしたので、ベグの「ファイナルセットで勝負」という作戦は間違えてはいなかったと思いますが、その前にコーチと話していましたが(ルーマニア語なので意味はさっぱりわかりませんが)、ボクの目には、ベグは故意に自分のサービスを落としたように見えましたが、もしそうだとするなら
この作戦ミスがベグの敗因ですね。
ベグから見て2-5でしたが、サービスはきっちりとキープして3-5にして、次のムグルサのサーブをブレークできなければファイナルセット勝負でいいと思うのですが、ここでベグは3本のダブルフォルトで無気力にゲームを落としたために、3rdセットはムグルサのサービスから始まりました。
女子テニスでリターンから始める方が若干有利なのは、まだ体と心が試合モードになっていない1stセットの話です。
(ですから、コイントスに勝った選手は、ほぼ100%リターンを選びますが、これはもはや女子テニスの定石です)
しかし、2セット戦ってきて、お互いの手の内が読めている3rdセットは、サービス側が有利に決まっています。
リターン側は、常に相手の1ゲームアップの状態でサービスしなければならないからです。
また、サーブから始めて、2ndゲームでもしブレークに成功すれば、一気に3-0という状況を作り上げることができます。
まあ、いずれにしても、ムグルサが勝って一安心ですが(勝ち進めば、3回戦でムグルサ対クビトバの夢の対戦が実現します)、ムグルサは笑顔がありませんでしたね。
単に不機嫌なのか、優勝かそれに準ずる結果以外は、初戦敗退だろうが3回戦敗退だろうが同じことと気を引き締めているのかはわかりませんが。
試合を観ていないのでわかりませんが、クビトバ戦の前に、ムグルサは2回戦でオスタペンコと対戦する可能性があります。
ローマでは、オスタペンコが自滅しましたが、ムグルサもかなりミスが出ていました。
この2人の対決は、ある意味楽しみです。
万が一ですが、オスタペンコが1、2回戦を勝ったら、またクビトバと今年5度目の対戦です(笑)
男子でBIG2のジョコビッチとマレーが何度も戦うのは当たり前ですが、BIG2でもない二人が、一年で5度対戦なんて、ちょっと前例がないと思います。
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女子の場合って基本サービスにアドバンテージを持っているプレイヤーって少ないですからまあブレイク合戦になるのが常ですし、ムグルサの場合はサービスは女子全体でいえば上位のほうに入るからまだ先サーブの利点は得られるのかなと。
そしてファイナルは更にラドワンスカとプリスコバが確定してムグルサもまあ大丈夫かなという雰囲気になってきましたが、今年こそはセレナなんとかファイナルに出てもらわないとですね。
全仏以降のムグルサは、サーブ力だけで喰らいついていたイメージですが、
負けるときのムグルサなら、先にサーブ権を渡してもいいと思うのですが、
この日のムグルサは明白に「3本目のミス」がほとんどなく、
落としてもラリーの末に落としていました。
ボクは、有明でムグルサ対スビトリーナを見ていたのですが、
この試合も同じような試合展開でしたが、
スビトリーナが勝ったわけですが、まあ、サーブうんぬんよりも
スビトリーナのほうがベグより強かったという感じですが、
3rdセットの後半で、ムグルサが致命的なダブルフォルトをしたあの瞬間は
当分忘れないと思います。
テレビがどのように放送したのかわかりませんが、「テニスの怖さ」が凝縮された試合でした。
ファイナルは、セレナはGSしか興味がないようなところがありますので、
出場するかどうかわかりませんね(^^ゞ
チャイナ連続欠場で、ランキング争いには興味はなさそうなので、
ファイナルに出ても、どこまでのモチベーションを発揮できるかですね。
頭の中は、来年の全豪オープンの雪辱で一杯であることは明白ですが。