マリア・シャラポワ【判決】出場停止9カ月短縮、それでも重すぎる処分!(女子テニス194)
マリア・シャラポワがドーピング違反による2年間の出場停止処分の撤回を求めて、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を申し立てていましたが、CASの判断は「9ヶ月短縮して出場停止は1年3ヶ月」というものでした。
これが最終判断だと思いますので、これで決定ということで持論を述べます。
CASには、「即時、出場停止処分の撤回」の判決を下してほしかったですね。
個人的には、今回の件は不可解な点が多すぎて、出場停止は半年が妥当だと思いますので、もう出場停止から半年が経過したので、出場停止処分の即時撤回が妥当という意味です。
マリア・シャラポワは、不世出のスーパースターです。
4つのグランドスラム、すべてで優勝している、伝説的なプレイヤーです。
トップモデルもかなわない最高の美貌を持っています。
セレナ・ウィリアムズ時代が終わりつつあり、期待のビクトリア・アザレンカも妊娠と、散々な状況のWTAを鑑みるに、もはや頼みの綱はシャラポワしかいません。
さらには、これだけのスーパースターに下される処分は、スポンサーなどあまりに多方面に影響が及びます。
(ちなみに、シャラポワの年収は35億円)
もっとも、こんなことを言うと、「シャラポワだろうが、世界ランク1000位の選手だろうが公平に扱うべき」という意見が聞こえてきそうですが、その点はボクも賛同します。
しかし、今回の件は、あまりに不可解で、国際テニス連盟(ITF)にも落ち度があったことは明白です。
国際テニス連盟は、シャラポワがメルドニウムを使用していることは以前から把握していました。
それなのに、それが翌年から禁止薬物指定になることに対して注意を喚起しませんでした。
禁止薬物リストが掲載されたホームページへのリンクが貼られたメールを何回か送っただけで、「我々はしかるべき事前対処をした」と言っていますが、会社でこれまで禁止されていなかった事案を禁止にするときに、こんな「隠蔽工作」のような伝え方をするでしょうか?
間違いなく、「○○は来年から禁止になるので注意するように」と注意喚起をするはずです。
今回のケースは、「サンダル履きで路上を歩いてはいけない」と法律が変わり、知らずにその行為をしていたら、「送ったメールのリンク先の法令集の中に書いてありますよ」と罰金を取られるようなものです。
それでも、「悪いのは自分」と素直に罰金を払える人は、今回のCASの判決に異を唱えてもいいと思いますが、ボクだったら、罰金を払うことに相当な抵抗があるので、むしろシャラポワに対しては同情の念しか湧きません。
まあ、CASの判決は喧嘩両成敗といったところでしょうか。
いずれにしても、処分は決定しました。
処分が軽すぎるとか、重すぎると怒ってもしかたありません。
ボクはただただ、来年のシャラポワの活躍に期待するのみです。
もっとも、シャラポワが2017年の全仏オープンに間に合うのかがわからないのですが・・・。
2012年優勝、2013年準優勝、2014年優勝の「土の女王」の復活を期待するばかりです(*^^*)
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やはりシャラポワに対して敵も相当いるってことですよね。そこらへんは八方美人に振る舞うのか、それとも頑として私は私と振る舞うのかで変わってくるでしょうね。
シャラポワの味方が少なすぎるからこそ損をしている部分って大いにありますよね。
これがセレナだったら?ウォズニアッキだったら?って考えると大村さんがおっしゃるように猜疑心がもたげてしょうがなくなる気持ちはわかりますね。くどいですけどシャラポワには敵が多すぎますよ。
これがセレナだったら、確実に
「来年からメルドニウムは禁止薬物になりますから注意してください」と
お達しがあったでしょうね。
あとは、リオオリンピックに向けてロシア選手を一毛打尽にする計画が進んでいたことを
あるサイトで知りましたが、これもシャラポワが狙い撃ちされた理由ですね。
ITFは当初、出場停止4年間でシャラポワを引退に追い込もうとしていたので、
まあ、CASがまともな判断をした、というところだと思います。
処分撤回では某国の面子が立たないので、いいところで妥協しましたね。
いずれにしても、こんなことを言っては失礼ですが、
ケルバーが1位、ラドワンスカが3位って、これでは女子テニスは崩壊ですね。
ボクは、東レPPOにブシャールが出場しなかったので、「なぜだろう?」と思って
1カ月ほど前にネットで調べたときに彼女の摂食障害を知りました。
これが完治すれば、ブシャールの復活もあると思います。
もっとも、ブシャールも敵が多そうですが(笑)