スビトリーナのスライス vs ベスニナ エリートトロフィー(女子テニス214)
エリートトロフィーのラウンドロビン
エリーナ・スビトリーナ vs エレーナ・ベスニナ
結果論ではなく、1stセット途中でスビトリーナの勝ちを確信したので、緊迫した試合でしたが、まあ安心して観ていられました。
(逆に、スビトリーナは1stゲームでいきなりブレークポイントを5本も握られるなど、途中までは少しハラハラしましたが)
スビトリーナが勝つと確信したのは、ベスニナがガチンコのストローク戦で挑んできたので、ストローク力と守備力に勝るスビトリーナが負ける理由はないと思ったからです。
ベスニナは、リオ・オリンピックのダブルスの金メダリストですから、当然ネットプレーを警戒していたのですが、スビトリーナはベスニナにまったくネットプレーをさせませんでした。
それくらい、スビトリーナのストロークは速くて、深くて、低くて、今ラリー勝負をしたら、女子の中では確実にトップを張れるでしょう。
ただ、そんなスビトリーナですが、ブログの読者の方から「スライスが弱いのではないか」とご指摘をいただき、この試合はスビトリーナのスライスを意識して観ていたのですが・・・。
スビトリーナ、確かにスライスが弱すぎます(´;ω;`)
スライスはことごとくベスニナのウィナーの餌食になり、中にはスライスを打ちたかったのかドロップショットのつもりだったのかわからないようなボールまでありました。
ただ、スビトリーナのバックハンドのダウンザラインは女子選手で随一と言ってもいいレベルですので、そもそも相手選手もあまりスビトリーナのバックハンド側にボールを供給しないのですが、この日のスライスの出来を観ていると、スビトリーナは「スライスが打てないプレイヤー」でもいいのかなと思いました。
実際、すでにスビトリーナは、ドロー運やピークの調整さえはまれば、いつグランドスラムで優勝してもおかしくない選手なので。
もちろん、これでスビトリーナがスライスを打てたら、相手選手にとっては相当な脅威ですし、そうなったら今年のケルバーより強い選手になると思うので、シーズンオフに陣営がどう考えるかですね。
ちなみに、ベスニナはドロップショットもほとんど打ちませんでしたが、これもスビトリーナの反射神経とフットワークを警戒した結果でしょう。
たまたまですが、スビトリーナのバックハンドのダウンザラインの威力と、ドロップショットへの反応の素晴らしさがたったの1分でわかる動画があったので貼り付けておきます。
今年最後のプレミアマンダトリー、北京オープンでスビトリーナが世界ランク1位のアンジェリック・ケルバーを力でねじ伏せた試合です。
いつもスビトリーナの写真ばかりではなんなので、今回はベスニナの写真です。
ロシア系の美人選手はボクの大好物なのですが、ベスニナももちろん大好きです。
しかも、性格もすごく良くて、ダブルスで負けたときに、パートナーのエカテリーナ・マカロワは悔しさが態度に出てしまうのですが、ベスニナは笑顔で勝利者を称えます。
だからでしょうか。
我らがダリア・カサキナが、ベスニナのことを「私のテニスのお母さん」と慕うのですが・・・。
せめて、「お姉さん」にしてあげて欲しいです(笑)
さて、週末というのに仕事が忙しいです。
クビトバ対ストリコバの試合を観るか、スキップしてスビトリーナの準決勝を観るか・・・。
本音を言えば、ツアーファイナルズの決勝戦も観たいです。
いずれにしても、まずは仕事をしてから考えます。
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