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ケルバー、全豪連覇に赤信号、シドニーオープン2017(女子テニス227)

 

アンジェリック・ケルバー、全豪連覇に「黄色」ではなく「赤信号」、すなわち連覇の可能性はほぼないと予想します。

 

 

ブリスベン国際での対エリーナ・スビトリーナ戦で、まるで「元々、真剣勝負ではなかった」と言わんばかりの実況でしたが、完璧にスビトリーナが実力で勝っていました。

 

 

そして、この日の、ボクの娘、ダリア・カサキナ戦。

 

 

この試合では、2ndセットは確かにケルバーは捨ててましたね。

 

 

気持ちとしては、「試合なんかしてる場合じゃない。早く練習しないと」という感じだったのだと思います。

 

 

というのも、1stセットでセンターポジションからの逆クロスとバックハンドをことごとくネットに引っ掛けて(理由はわからないのですが、ケルバーはこの2つのミスがよくセットで出ます)、カサキナとしてはケルバーのクロスをケアしていればいいので、あれよあれよと4-1になったのですが、ここでケルバーが息を吹き返しました。

 

 

突然逆クロスが決まり出したのです。

 

 

少なくとも、このときのケルバーは本気でした。

 

 

しかし、それでもカサキナ相手に1stセットを落としました。

 

 

アングルショットは相変わらず素晴らしいものがありましたが、カサキナはそれほどフットワークが良くないので、「これはスビトリーナやハレプなら拾ってるな」というレベルでした。

 

 

そもそも、2015年までのケルバーのテニスは大体こんな感じでした。

 

 

面白いようにアングルショットやダウンザラインが決まって5連勝して優勝はするけど、あっさりと格下相手に初戦で負けるときはこんな感じです。

 

 

特に、ことグランドスラムになると、当時は天敵ビクトリア・アザレンカがいたこともあり、3回戦止まりのプレイヤーという印象でしたが、ブリスベン国際とシドニーオープンを観る限り、今年のケルバーは昨年よりも2015年のケルバーに近いですね。

 

 

いくら、セレナの力が衰え、シャラポワもアザレンカもペトラ・クビトバもマディソン・キーズもいないとはいえ、カロリーナ・プリスコバが1ステージ上に上がった印象がありますので、ケルバーが全豪を連破するイメージが湧きません。

 

 

それに、ケルバーはどうしても昨年の全豪と全米の優勝に目が行きますが、ウィンブルドン、リオオリンピック、シンシナティ、ツアーファイナルズと、決勝で敗れた試合のほうが多いことも勘案しなければならないと思います。

(恐らく、日本のテレビ局でここまで踏み込んだ解説はしないと思います)

 

 

ウォズニアッキの試合をじっくり観られていないのが残念ですが、場合によっては昨年の全米で覚醒したウォズニアッキも優勝に絡んでくるかもしれませんね。

 

 

それよりも、胸を借りるつもりで負けてもいいと思っていたケルバーに勝ったダリア・カサキナの今後が難しいです。

 

 

全豪に向けて実践の数や対戦した相手(モニカ・プイグ、ガルビネ・ムグルサ、ケルバー)も申し分ないので調整はこれで十分なのですが、あのケルバーを破って3回戦に進出した以上、

 

 

シドニーオープンでは優勝してもらいましょう!(*^^*)

 

 

3回戦が、ダリア・ガブリロワかジョハナ・コンタかわかりませんが、ダブルスパートナーでお互いのテニスを知り尽くしたガブリロワと対戦したいですね。

 

 

ケルバー戦のあと、勝利者インタビューで、「No.1を破った今の気持ちは?」と聞かれたカサキナは言いました。

 

 

I could get some confidence.

 

 

「自信がつきました」

 

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さあ、まずはカサキナにはとっととTOP20の壁を破ってもらいましょう。

 

 

カサキナの多彩なテニスは随一と言っても過言ではありません。

 

 

一番の弱点は、勝ちビビりしてしまう弱いメンタルですが、「自信がついた」カサキナの今年の目標はTOP15と、グランドスラムの準々決勝進出ですね(*^^*)

 

 

おじさん、嬉しすぎて泣きそうです(T_T)

 

 

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コメント (6件)

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  1. ガブリロワとコンタがシドニーで試合とかシチュエーションが面白すぎるんですけどね。

    彼氏のためにオーストラリア国籍に変えたガブリロワ、シドニー出身でイギリス国籍に変えたコンタ。

    これでも応援はガブリロワにいくんでしょうね。

    • この試合はハイライトしか観ていませんが、ガブリロワの
      ワンピースは初めて見た気がします。
      似合っていましたが、ガブリロワ、少し太りましたね。
      モスクワの決勝で、ベンチで悔し涙を流して、少しは成長するかなと思ったんですが、
      まあ、今後に期待ですね(*^^*)

  2. そして試合内容以上に気になったことがありまして。それはカサキナの試合後の会見なのですが。


    https://www.youtube.com/watch?v=9EM2gXDSX1c


    なにをどうしたらこんな眉間にたんこぶを作ってしまったのでしょうか?ラケットで自ら殴った???

    • 確かにたんこぶに見えますね(笑)
      もしくは、できものにしても、19歳の女の子なんですから、
      やっぱり顔は大事にしてもらいたいです(笑)

      ただ、「最初に思ったのは、やっとマッチポイントを握った」と言ってますので、
      やはり本人の中で、直近ではブリスベン国際のムグルサや北京のプリスコバなど、
      マッチポイントを握りながら負けた試合を、まだ消化しきれていないように感じました。

      実際に、ケルバー戦はタイブレークで勝ちましたが、ムグルサのときもプリスコバのときも
      タイブレークになるとダブルフォルトをする悪い癖が治っていません。
      ただ、今回の勝利を自信に変えられれば、ケルバーだけでなく多くの選手にとって、
      厄介な選手がまた一人誕生してしまったことになりますね。

      もちろん、ボクは大喜びですが(*^^*)

  3. ケルバーやっぱり2016年の出来が良すぎた反動がきたのでしょうか。

    カサキナの出来が良すぎたわけではなかったのですが、今後調子の良いケルバーの倒し方のヒントがあったのではとも思っています。

    それはケルバーのバッククロスをフォアのDTLでカウンターすることです。
    今回甘かったのもありしっかりとポイントにしていましたが、今後はもっと深いボールでもカウンターでポイントにしてもらいたいなと。

    あとはせっかくフラット、ループスピン、スライスがあるのだからラリーの組み立てですかね。ループはケルバーのバック側よりもセンターセオリーでいいと思いますけどね。

    • おっしゃるとおり、この日のカサキナのDTLはオンラインばかりで、
      ラッキーもありましたが、ミス待ちでなく先にフォアハンドのDTLを仕掛けたことで、
      ケルバーは明らかに焦り始めましたね。
      また、カサキナのキックサーブにも手を焼いていましたが、
      カサキナのサーブにやられるようでは、
      それは170Km後半のサーブを持っているスビトリーナに連敗するのもうなづけます。

      この試合は、多くの選手が参考にすると思います。
      もっとも、カサキナのようなループボールを持っている選手は少ないので、
      フラットで打ち合ったらケルバーに分があるとは思いますが、
      これでカサキナがベンチッチのようにコートの中でのライジングショット
      (元々はそのようなプレースタイルでした)
      も織り交ぜ始めたら、カサキナは1ステージ上がりますね。


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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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