カサキナ、苦しみながらもリオオリンピック金メダリストを撃破!チャールストン2017(女子テニス266)
ボクのアイドル、ダリア・カサキナの2回戦を観ました。
相手は昨年夏のリオオリンピックの金メダリストのモニカ・プイグです。
1stセットは、カサキナの膝下から持ち上げるスピンボールや中ロブといった跳ねるボールがさく裂して、カサキナは6-0のベーグルで取りました。
カサキナのこのボールの跳ね方は尋常ではなく、プイグの頭のあたりまで跳ねますので、プイグは野球のピッチャーのスリークォーターのようなフォームで打っていましたが、ことごとくアウト。
ただ、相手はなにせ金メダリストですから、このままでは終わらないとは思いつつも、2ndセットも6-4くらいでカサキナが取ると思ったのですが、カサキナはタイブレークの末に2ndセットを落とします。
理由は、プイグがカサキナの跳ねるボールに順応したというか、ポジションを上げて跳ねる前にハードヒットし、それがまたベースラインの深いところに決まり出したからです。
ちなみに、ここはボクもよくわからないのですが(選手によっては、サーフェイスや対戦相手によって変える人もいると思うので)選手のストロークはざっくりと言って3パターンあります。
①ボールが着地する前にすでにテイクバックをしてしまう選手。
これは、今の女子テニス界のTOP5の選手で見ると、ジョハナ・コンタがこのタイプです。
②ボールの着地と同時にテイクバックをする選手。
これも今の女子テニス界のTOP5の選手で見ると、カロリーナ・プリスコバがこのタイプになります。
③ボールの着地を確認してからテイクバックに入る選手。
この代表格がマリア・シャラポワで、ボクが大好きなルイーザ・チリコもこのタイプです。
世界のトップを張っている天才にも3パターンいますので、どれが正解と言うことはないと思うのですが、たとえば①の選手の場合、スピンボールを打たれてボールが弾んだり、スライスを打たれてボールが伸びてこないときに、へっぴり腰の手打ちになってしまうことがあります。
逆に、③の選手はグラスコートのような球足の速いサーフェイスやベースラインぎりぎりの深いボールの時に食い込まれたりします。
ただし、球足の遅いクレーコートではボールをじっくりと見て、打つ直前にショットを選択できるという意味で、③の選手は強いです。
これは、マリア・シャラポワが全仏オープンで2012、2014年に優勝、2013年は天敵セレナに負けての準優勝という成績が証明しています。
そして、モニカ・プイグは明らかに①の選手なので、カサキナのスピンボールやスライスを手打ちしていましたが、上述のとおり2ndセットからライジングショットが決まり始め、しかし2ndセット後半、カサキナから見て4-5のあたりから、プイグはウィナーとミスを繰り返すカスタネットの女状態になりました。
ここでボクはカサキナの勝ちを確信したのですが、プイグが1stセットのようにミスをしないいら立ちや、プイグのフォアハンドばかり攻める単調なテニスでカサキナまでカスタネット状態になってしまい2ndセットを落としました。
しかし、3rdセットになると、プイグは、ウィナー、ミス、ミスというカスタネットの女を通り越してワルツの女になってしまいました。
まあ、このミスに助けられて勝ったようなところがありますので、カサキナは3回戦以降、もう一段上のテニスをしなければ優勝はありませんね。
↑
おじさん、本気でカサキナの優勝を信じています(*^^*)
あと、この大会では改善はできませんが、カサキナは一向にサーブが良くなりませんね。
サーブのスピードは今のままでいいんです。
というか、スピードだけは各選手積んでるエンジンが違いますので、みんなが大坂なおみのように200Kmのサービスを打てるわけではありません。
しかし、コースや球種は磨けばまだまだ伸びるはずです。
カサキナが1試合に7本くらいサービスポイント(サービスエースではありません)があれば、おじさん、もっと安心して観ていられるのですが(*^^*)
『しおんは、ボクにおせっかい』
うずくまって泣きました(読者レビュー)
→ Amazonへ
主人公が日本に女子テニスを広めるために奮闘する
投稿サイトで1位を獲得した「LINE感覚で読める」
まったく新しいジャンルの“自己啓発恋愛小説”
仕事もプライベートも冴えない日々を送っていた雄大。
そんな彼のもとにかつての幼馴染しおんが突如現れた。
14年ぶりの再会に喜ぶ雄大だが、
近況を語る彼の言葉にしおんは顔をしかめる。
そして彼女は雄大が幸せになるための「法則」を語り始めた。
ときに切なく、ときにコミカルに、二人の男女がおりなす、
読むだけで成功体質が身に付くサクセスストーリーの決定版!
最近の画像つき記事
-
ソフィア・ケニン、リヨン・オープン優勝!(女子テニス359)
-
ソフィア・ケニン、リヨン・オープン決勝進出!(女子テニス358)
-
ソフィア・ケニン、全豪オープン2020優勝!ガルビネ・ムグルッサを撃破!(女子テニス357)
-
ソフィア・ケニン、大大大金星!アシュリー・バーティーを撃破!(全豪オープン2020)(女子テニス356)
-
ソフィア・ケニン、勝つには勝ったが・・・(全豪オープン2020)(女子テニス355)
-
ココ・ガウフはなぜ負けたのか(全豪オープン2020)(女子テニス354)
-
大坂なおみは、なぜココ・ガウフに負けたのか(全豪オープン2020)(女子テニス353)
-
ワン・チャン、セレナ・ウィリアムズを撃破!ココ・ガウフ、大坂なおみを撃破(全豪オープン2020)(女子テニス352)
-
ベンチッチ、オスタペンコを撃破!(全豪オープン2020)(女子テニス351)
-
シャラポワはこのまま引退してしまうのか?(全豪オープン2020)(女子テニス350)