ベリス敗退、クリスティーナ・プリスコバ準決勝進出、プラハオープン2017(女子テニス278)
ゴールデンウイークというのにずっと仕事だったので(先週、ポール・マッカートニーのライブで丸々5日間遊んだのが悪いのですが)、今日は仕事は軽めにして、テニスを4試合ちょっと観ました。
ダリア・ガブリロワ vs サラ・エラーニ
キャサリン・CiCi・ベリス vs バーバラ・レプチェンコ(ここまでラバトオープン)
カミラ・ジョルジ
クリスティーナ・プリスコバ vs ハダドマイア
アナ・コニュ vs エレナ・オスタペンコ(ここまでプラハオープンで、この試合の途中でさすがに力尽きました)
キャサリン・ベリスは、前の試合でディフェンディングチャンピオンのティメア・バシンスキーを破るという相変わらずの「大物食い」ぶりを見せていますが、TOP20の壁をサクサク超えていくような選手は強敵を破ってそのまま勝ち進むのですが、ベリスは負けてしまいました。
これは、ボクが好きなダリア・カサキナにも言えるのですが(カサキナはせっかくアンジェリック・ケルバーを破っても次の試合で負けてしまう)、以前のブログでローレン・デイビスを引き合いに「TOP20の壁」について書きましたが、こうしたところにも「TOP20の壁」を感じますね。
ベリスは、簡単には「TOP20の壁」は超えられないと予想します。
それはともかく、この日のボクの一番の目的は、ベリスでも、「テニス界の美し過ぎるバレリーナ」ことカミラ・ジョルジでもなく、クリスティーナ・プリスコバです。
クリスティーナは、ブラジルの新星ハダド・マイアに見事に勝ちましたが、「よくショットを調整できたなー」という感じの試合でした。
サービスは相変わらず絶好調で、サービスエース11本はむしろ少ないと感じるほど、1stサーブはほぼすべてポイントを取っていました。
ただ、ストロークが手打ちで、ことごとくネットに引っ掛けます。
クリスティーナはテイクバックが遅いので、深いボールには手打ちになりやすいのですが、これは上半身だけでラケットを振っているからで、実際にテイクバックが遅いマリア・シャラポワは、全身でハードヒットするので、こんなミスは基本的にしません。
(それでもミスをするときはあります。それが、シュツットガルトオープンのクリスティーナ・ムラデノビッチ戦のときでした)
以前のブログで、今年のケルバーは上半身と下半身のバランスが悪く、手打ちになっているのでネットに引っ掛けるミスが多いと書きましたが、まあそんなイメージでクリスティーナはミスを重ね、それでもサーブは絶好調なのでタイブレークにはなったのですが5-7で落としました。
しかし、このストロークでは恐らく2ndセットも取られるだろうなと思っていたのですが、オンコートコーチングのときに確実にアドバイスを受けたと思うのですが(チェコ語なので内容はわかりません)、それ以降は全身を使ったストロークに変貌を遂げて、ミスが減り、逆にウィナーが増えていきました。
クリスティーナが全身でストロークをしているのは、スーパースローでよくわかりましたが、打つ瞬間に軽くジャンプするくらいに下半身を使っていました。
また、ミスもネットではなくて、ベースライン際でジャストアウトという感じで、相手選手としたらネットに掛けるミスは怖くありませんが、ジャストアウトは「これが入っていたらポイントを取られていたな」という恐怖感を抱きますので、同じミスでも「相手にプレッシャーを与えられるミス」でしたね。
さらには、3rdセットに入るとダブルスプレイヤーらしいドロップショットも多発し、逆にマイアにミスがどんどん増えていき、終わってみれば楽勝だったのですが、正直なところ2ndセット途中までは負けると思っていました。
今日の準決勝の相手がアナ・コニュかエレナ・オスタペンコかわかりませんが、どちらがきても博打プレイヤーですので、相手が自滅するか、コニュならバックハンド、オスタペンコならフォアハンドウィナーを決めまくるか、相手しだいの試合になりそうですね。
このブラジルのハダド・マイアという選手は知らなかったのですが、いい選手ですね。
ものすごく将来性を感じたわけではありませんが、1ポイントごとに雄たけびを上げるファイターで、ベンチではバナナにハチミツをたっぷりかけて頬張っています(笑)
イメージとしてはチブルコバに近いのですが、ベンチからコートに走るときにも、ふくらはぎを上げながら走る姿とかもそっくりですし、もしかしたらチブルコバに憧れているのかもしれません。
また、クリスティーナのきわどいアウトに見えたボールを主審が確認しようとしたら、「入っている」と主審を制すなど、スポーツマンシップに溢れた好感の持てる選手でした。
それはともかく、ここまできたらクリスティーナにぜひ優勝してもらいましょう!
今日の後半のストロークができれば、サーブ力は女子テニス界No.1ですから、優勝の可能性は十分にある思います(*^^*)
『しおんは、ボクにおせっかい』
うずくまって泣きました(読者レビュー)
→ Amazonへ
主人公が日本に女子テニスを広めるために奮闘する
投稿サイトで1位を獲得した「LINE感覚で読める」
まったく新しいジャンルの“自己啓発恋愛小説”
仕事もプライベートも冴えない日々を送っていた雄大。
そんな彼のもとにかつての幼馴染しおんが突如現れた。
14年ぶりの再会に喜ぶ雄大だが、
近況を語る彼の言葉にしおんは顔をしかめる。
そして彼女は雄大が幸せになるための「法則」を語り始めた。
ときに切なく、ときにコミカルに、二人の男女がおりなす、
読むだけで成功体質が身に付くサクセスストーリーの決定版!
最近の画像つき記事
-
ソフィア・ケニン、リヨン・オープン優勝!(女子テニス359)
-
ソフィア・ケニン、リヨン・オープン決勝進出!(女子テニス358)
-
ソフィア・ケニン、全豪オープン2020優勝!ガルビネ・ムグルッサを撃破!(女子テニス357)
-
ソフィア・ケニン、大大大金星!アシュリー・バーティーを撃破!(全豪オープン2020)(女子テニス356)
-
ソフィア・ケニン、勝つには勝ったが・・・(全豪オープン2020)(女子テニス355)
-
ココ・ガウフはなぜ負けたのか(全豪オープン2020)(女子テニス354)
-
大坂なおみは、なぜココ・ガウフに負けたのか(全豪オープン2020)(女子テニス353)
-
ワン・チャン、セレナ・ウィリアムズを撃破!ココ・ガウフ、大坂なおみを撃破(全豪オープン2020)(女子テニス352)
-
ベンチッチ、オスタペンコを撃破!(全豪オープン2020)(女子テニス351)
-
シャラポワはこのまま引退してしまうのか?(全豪オープン2020)(女子テニス350)
あれ?大村さん、べリスのオンコートコーチングって日比野菜緒戦だけでしたっけ?
コーチは帯同していましたよ。べリスのオンコートコーチングで気になるというか思うことはオンコートコーチング中、べリスの笑顔が見られるということですね。大概真剣な顔してコーチの言うことに耳を傾けるのが常だったりしますが。
やっぱりWTAツアー1年目で慣れていこうという意識が働いているのか負けてもともとといった開き直りからくるべリスの笑顔なんですかね。
あれ?
レプチェンコのときにオンコートコーチングありましたっけ?
もしあったなら、トイレにでも行ってる間にボクが見逃したんだと思います。
やっぱりコーチに、レプチェンコのバックを攻めるように言われたんですかね。
オスタペンコ、タフだなあといったとたん
やはり体が限界を迎えていましたね。
ただ、それでもすぐに復帰するんですよね。
やっぱり、オスタペンコのフィジカルは強いと思いますが、
今の博打テニスでは厳しいですね。
それよりも、コニュにもう少し安定性が出ればと思っています。
97年組は、ベンチッチが脱落し、オスタペンコもはまれば怖いけど、
勝手に自滅もしてくれる選手ということで、
カサキナ、大坂なおみに絞られ、そこにコニュが入って来られるかという展開になりましたね。
もっとも、その下にはCiCi、ボンドロウソバ、カリンスカヤなどが控えていますが。
大村さん、もしクリスティーナ・プリスコバがプラハオープン優勝しますと、2015年カロリーナ・プリスコバが優勝していますので同一大会での姉妹優勝という記録になりますね。当然ウイリアムズ姉妹以来の記録になりそうですね。
後はこのままWTAの歴史に残るような姉妹での活躍を期待したいですね。
クリスティーナについてはブログに書きますね(*^^*)
大村さん、マドリードのドローが出ましたね。
シャラポワはトップハーフで、2回戦ブシャールがくるかがとりあえず話題的なところで、その後ケルバー、スビトリナと続きますね。
一方カサキナはボトムですが、シグムンド、ハレプを乗り越えるかというよりどこまでチャールストンでのパフォーマンスを取り戻せるかが全てですよね。
シャラポワがブシャールに負けるイメージはゼロですが、
「シャラポワは永久追放にすべき」とまで言ったブシャールが、
敗戦後にシャラポワと握手をするのか、
そして、どのような敗戦コメントをするのか、それしか興味がありません(笑)
カサキナは、おっしゃるとおりチャールストンのテニスができるかどうか。
敵は相手ではなく自分でしょうね。
それよりも、なぜルイーザチリコがいないんでしょう。
順位的にはストレートインできるはずなんですが・・・。
チャールストンで棄権しましたが、怪我が重症だとすると、
チリコのポイントはほとんどが昨年のクレーですから、
ランキング急降下ですね(´;ω;`)
自分はよくバシンスキーに勝てたと思いますたけどね。レプチェンコはここにきてフォアハンドの調子が良かったですし、これまたクレーシーズン最後の輝きを放つスキアボーネとの試合で状態を見てみたいですね。
あとべリスは身長を考えればハレプが理想ですけど、回り込みフォアハンドを減らしてもうちょいバックハンドウィナーを増やしていかないとって思うことがありますね。理想のテニススタイルとしては回り込みフォアハンドを使う以上ムラデノビッチのほうがイメージしやすいですかね。
CiCi対バシンスキーは見ていないのですが、バシンスキーを倒したからこそ、
この大会ではCiCiに優勝して欲しかったです。
確かにレプチェンコのフォアハンドは、ストレートも逆側のショートクロスも素晴らしかったですが、
だからこそCiCiにはレプチェンコのバックを攻めて欲しかったと思っています。
レプチェンコはレフティーですから、フォアハンドで普通に打てば、
もっとバックに集められたと思いますし、実際に2ndセット中盤からCiCiは
そうしたプレーを増やしましたよね。
個人的には、CiCiはバシンスキー戦で頭が疲れていた上に、
コーチが帯同していなかったので、オンコートコーチングがなかったのが痛かったです。
ボクがチリコを観に行ったときにもコーチがいませんでしたが、
まだ18歳のCiCiには、モロッコまでのコーチの渡航費が用意できなかったのでしょうか?
あと大村さんがランキング1位争いの候補に思っているコンタの芝シーズンなんですけど。
昨年同様、ノッティンガム、バーミンガム、イーストボーン、ウィンブルドンの4週連続のスケジュールになりそうですね。
この芝シーズン4週連続参戦で思い出すことありませんか?
そうベンチッチとなんら変わらないスケジュールなんですよね。まあコンタの場合にはイーストボーンを優勝したい気持ちが強すぎるがあまりノッティンガムから実戦感覚を掴みたいんでしょうね。
間違いなくイーストボーンにピークをもっていって、ウィンブルドンはそれから考えるという計画なのは間違いないと思っています。
イーストボーンにピークを合わせたら、ウィンブルドン2ndウィークは絶望ですね。
まさしく、全米オープン前に楽天オープンがあったら、錦織はどうするのかというのと
同じ問題ですね。
ちょっとカロリーナプリスコバの調子が読めなくなっていますが、
やはり優勝候補の筆頭はカロリーナで、
シャラポワがどこまで迫れるか、そんな大会になりそうですね。
プラハオープン、個人的にはサファロバの棄権はちょっと盛り下がった感があるんですよね。
確かにチャンスだとは思いますが、個人的にはトップ20の門番だと思っているWTA版ベルディヒことストリコバが最終関門ではないかと。
トップ20の壁というわかりやすいプレイヤーだと言えますね。そういう意味でボンドロウソバがまたゾーン開放したときが楽しみでもあるのですが。
ボンドロウソバがどうやってアナ・コニュに負けたのかわかりませんが、
恐らく、コニュのバックハンドウィナーがさく裂したんでしょうね。
ボンドロウソバは17歳という年齢を考えると、覚醒したら楽しみな選手ですね。
ただ、ルックスでは当然、CiCiには負けますが。
今回、久しぶりにカミラ・ジョルジを見て、あまりの美しさに唖然としました。