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7月10日は女子テニス運命の日になるのか?ハレプvsアザレンカ ウィンブルドン2017 その4(女子テニス309)

 

ウィンブルドンもベスト16が出揃いましたが、自慢ではありませんが断言させていただきます。

 

 

これだけ選手が絞られても、誰が優勝するのか皆目見当がつきません。

  ↑

文字通り、まったく自慢になっていません。

 

 

なぜこれほどまでに予想が難しいのか。

 

 

最大の理由は、やはりカロリーナ・プリスコバとペトラ・クビトバの敗退です。

 

 

ボクは最初から、「この2人が優勝しないなら、あとはまったくわからない」と言っています。

 

 

ただ、1stウィークが終わったところで、選手の実力はある程度見えているのですが、みんな決め手に欠けているんですよね。

 

 

その前に、今回のウィンブルドンは先の全仏オープン同様に、ボトムハーフのほうが選手の総合力は明らかに上です。

 

 

ちなみに、全仏オープンではボトムハーフのシモナ・ハレプが3回戦はダリア・カサキナ、準々決勝ではエリーナ・スビトリーナ、準決勝ではカロリーナ・プリスコバという強敵を倒しましたが、結果的に決勝戦ではトップハーフを勝ち上がってきたエレナ・オスタペンコに負けてしまいました。

 

 

この試合はまだみなさんも記憶に新しいと思いますが、ハレプは1stセットを取って、2ndセットを3-0とリードしたところで、珍しく突然エラーマシンになって3-3に追いつかれてしまいました。

 

 

ボクは、ハレプが落としたこの3ゲームこそが、「ボトムハーフの呪い」だったと思っています。

 

 

ということは、強い選手が揃ったボトムハーフの選手が、決勝戦でトップハーフの選手に負ける可能性も想定しなければなりません。

 

 

これが優勝予想を難しくしています。

 

 

話を戻して個々の選手に目を向けると、ボク一押しのエリーナ・スビトリーナは完全に優勝候補の一人ですが、足首にテーピングをした状態です。

 

 

このコンディションであと4回勝てるのか、とても微妙です。

 

 

また、ノーマークだった、出産から復帰したビクトリア・アザレンカが、試合をこなすたびに強くなっています。

 

 

これも予想を難しくしています。

 

 

後述しますが、もしアザレンカがハレプに4回戦で勝ったら、当然優勝候補ですが、上述のとおり決勝戦で「ボトムハーフの呪い」に負ける可能性があります。

 

 

では、トップハーフは誰が強いのか。

 

 

ボクはキャロライン・ウォズニアッキかココ・バンダウェイと見ていますが、この2人は4回戦で当たってしまいます。

 

 

また、この1年丸々絶不調のガルビネ・ムグルサと、昨年の全米オープン後に不調になったアンジェリック・ケルバーですが、ウィンブルドンでは「さすが」のテニスをしています。

 

 

ちなみに、昨夜はWOWOWそっちのけでケルバーvsシェルビー・ロジャーズを観ていましたが、ケルバーが見事な勝利を収めました。

 

 

ボクは、この試合を途中からでも放送しなかったのはWOWOWの大チョンボだと思っています。

 

 

1stセットを取られたケルバーは、2ndセットも3-5か2-4とリードを許し、ロジャーズのサービスをブレークしない限り負けるという状況でした。

 

 

そして、もしケルバーが負けたら、1位は陥落して、女子テニス界に新女王が誕生するわけですが、その大切な試合を完全スルーとは、どうやら今のWOWOWは男子テニス中心のようですね。

 

 

ちなみに、ロジャーズを倒すには彼女のバックハンドにボールを集めておけばいいのですが、今までのケルバーでしたら、バックハンド狙いのボールをネットに引っ掛けて自滅していたところですが、まったくのノーミスでした。

 

 

強かったです。

 

 

そして、ガルビネ・ムグルサも重心を落として、パワーは控え気味にコートを広く使ったグラウンドストロークが冴えわたっていました。

 

 

すなわち、トップハーフのこの2人のいずれかが優勝する可能性もあるということです。

 

 

というわけで、僕には優勝予想は不可能ですね。

 

 

そして、明日の注目はなんと言ってもシモナ・ハレプvsビクトリア・アザレンカでしょう。

 

 

繰り返しますが、今のアザレンカは強いです。

 

 

確かに、昨年のインディアンウェールズとマイアミのサンシャインダブルの連覇のときと比較すると、体力やパワーに不安が残る体型ではありますが、もしアザレンカが勝てば、その瞬間にハレプの世界ランク1位はなくなります。

 

 

そして、ケルバーが準優勝しない限り、カロリーナ・プリスコバが新女王になります!

 

 

skysports-karolina-pliskova-indian-wells-mini-fist-pump_3910465

 

 

本来であればWOWOWで観たいところですが(しかも、WOWOWのプロデューサーは恐らくアザレンカのファン)、この試合は要チェックですね。

 

 

 

 

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コメント (24件)

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  1. 大村さん、今週contrexevilleの10万ドルにチリコとラーソンが現在試合中です。

  2. 大村さん、来週のグシュタードにチリコ出場します。一応報告で。

  3. お疲れ様です(ーー;)
    omuraさんの言われる通り好きな選手が残っていないという、ウォズニアッキ、スビトリーナが負けるとは。
    今年のウィンブルドン残りは男子に集中いたします・・・

    本当に叫びそうになりました(; ̄ェ ̄)

    ウィンブルドンのブログお疲れ様でした!
    早めの復活期待しております^ ^

    • Okaさん、こんにちは。
      悔しいですが、スビトリーナよりオスタペンコのほうが強かったですね。
      ブシャールといい、ベンチッチといい、ボクが応援する選手は、
      その後順位を上げていき、しかし、TOP5くらいになると順位を落としていくというのは
      もはやパターン化しています。

      これを、「大村の呪い」と呼びます(笑)

      ただ、スビトリーナとプリスコバには、順位を上げて、
      GSでも優勝して、「大村の呪い」を打ち破って欲しいですね(笑)

      別に、ハレプが負けて天から降ってくる1位など興味がないので、
      まずは、プリスコバにどこかのタイミングで優勝して、
      堂々の1位になってもらいましょう!

      そして、全米の決勝戦は、スビトリーナ対プリスコバで!(*^^*)

  4. さて大村さん、4回戦が終了しましたね。

    クズネツォワとラドワンスかは予想自体しませんでしたので外したのはオスタペンコだけでした。

    ただムグルサとケルバーの試合展開は全く予想できなかったですね。ケルバーの状態は良かったです。なによりカウンターでのパッシングショットが目立っていましたし。ムグルサも3球目のミスもあったりと敗色濃厚でしたよね?


    大村さん、オスタペンコが勝利したもなおボトムハーフはビーナス有利かと。

    オスタペンコ、コンタ、ハレプとすべてビーナスと真っ向勝負するタイプなんですよね。ウィンブルドンでビーナスを倒すにはビーナスとウィナー合戦するのではなくビーナスのミスをいかに引き出すかに尽きると思います。

    それよりもトップハーフがますます読めなくなりましたね。

    クズネツォワは予想していませんでしたが、クズネツォワはドローに恵まれたのとウィンブルドンベスト8を突破したことがないのが根拠ですね。ムグルサはケルバー戦より調子は上がっていると予想します。

    リバリコバは試合しすぎでいつ落ちてくるかわかないのが予想を難しくしていますね。マルティッチ戦フルセットをやってしまったことにより決勝進出できるまでのエネルギーが残っているのかどうか。

    • ボクは、スビトリーナ戦しか観ていません。
      ケルバーvsムグルサとアザレンカvsハレプは予約して観ようと思っていましたが、
      スビトリーナの敗戦がショックで、結果だけ確認しました。
      アザレンカとウォズニアッキの敗戦を知って、僕のウィンブルドンは終了しました。

      リバリコバをWOWOWがやったら観ますが、ベスト8の中に好きな選手が一人もいない
      グランドスラムは初めてだと思います。

      オスタペンコは強いですね。
      「カスタネットの女」という新しいジャンルのテニスを築いたと言ってもいいと思います。
      ウィナー、ミス、ウィナー、ミスで自らDEUCEにして、
      どこかでウィナーを2本決めて取り切ってしまう「新しいテニス」にスビトリーナは完敗でした。

      次のブログの更新は、シャラポワが復帰するスタンフォードの予定です。

  5. 大村さん、今年のWTAスケジュール、五輪がないのでスケジュールが1週間基本遅れています。というか五輪の年だけ1週間ずらして本来のスケジュールに戻ったと言うのが正しいのかと思いますが。



    ということはポイントは1年間ということを考えるとウィンブルドン終了した瞬間に翌週の大会のポイントはなくなっていることを意味するわけです。

    そして1週間のずれは昨年でいうリオ五輪終了後のシンシナティで昨年とスケジュールが同週にもどります。

    • なるほど!
      そういうカラクリだったのですか。
      だから、ポイント計算は苦手なんですよね(笑)

      セレナ一強の時代にずっと2位で頑張っていたハレプに、
      1週間でいいので1位を取らせてあげたい気持ちもありますが、
      僕としては、スビトリーナとプリスコバに熾烈な1位争いをして欲しいですね。

      あとは、若干時間はかかりますが、アザレンカが第二子妊娠なんてことがなければ、
      1位争いに加わってくると思います。
      セレナは、ますますGSしか出場しなくなると思いますので、もう1位は無理でしょうね。

  6. 大村さん、リバリコバについてちょっと掘り下げてみようと思うのですが。

    リバリコバは昨年のウィンブルドンの1回戦ブシャールにいいようにストレート負けしてから怪我で今年の2月までブランクがあったわけですが、復帰してからここまでクレー以外は調子がいいと言える出来ですね。いくら下部ツアーとはいえ。

    そして芝シーズン誰よりも試合のこなしているのがリバリコバでウィンブルドン4回戦進出時点で17試合消化してます。一ヶ月ですから2日に1試合ペースと異常ですね。

    下部ツアーとはいえ10万ドルのサービトンと6万ドルのイルクリーを優勝していますし、キャリアでウィンブルドンは1コケが常で2015年に3回戦進出という実績で初めてのセカンドウィーク。

    これだけ書いても結局前哨戦もあてにならないから決めてにはなりえないのかと冷静に考えてムグルサにしました。

    • なるほど。
      リバリコバの強さはわかりましたし、ただ試合数過多であるのもわかりましたが、
      ムグルサのテニスってそこまで強いのかが、ちょっとわからないんですよね。

      確かに、シルステアをまったく寄せ付けないテニスをしていましたが、
      ムグルサの持ち味であるパワーテニスではありませんでした。
      イメージとしては、昨年、全仏後にドスランプに陥ったムグルサが
      アジアシリーズで安定性重視のテニスにしましたが、
      結局、結果は残せませんでした。

      ですから、パワーテニス相手や、相手がゾーンに入ったら、
      ムグルサのDNAに刻まれているパワーテニスが目を覚まして、
      もちろん、それで勝つという事はあると思いますが、
      自滅コースのほうに入ってしまう可能性もある気がします。

      ボクは1試合も観ていませんが、オッズメイカーの1番人気がコンタであることを考えると、
      コンタも可能性としては捨てきれませんが、
      地元の応援を力に変える選手というイメージがないので
      (オッズは、当然ですがこの部分を過大評価しています)
      まあ、結論は「やっぱりわからない」というところに落ち着いてしまいます(笑)

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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