キャサリン・ベリス大金星!ペトラ・クビトバをベーグルで撃破!スタンフォード2017 その2(女子テニス312)
マリア・シャラポワがたった1試合戦っただけでまたもや怪我による戦線離脱。
この喪失感を埋めてくれるのはキャサリン・CiCi・ベリスしかいないと思っていましたが・・・。
そのベリスが、グラスレジェンドのペトラ・クビトバを2-0、2ndセットはベーグルの1時間2分で撃破しました!
ベリス、恐るべしです!
まず最初に、クビトバが負けるときには自滅パターンが多いのですが、今回は自滅ではありません。
明白にベリスのほうが強かったです。
ベリスが完全にラリーを支配し、クビトバにまったくフォアハンドを打たせませんでした。
そして、ラリーでは勝てないと思ったクビトバが再三ネットプレーに出るのですが、ことごとく足元にボールを沈められて、クビトバのネットプレーも不発。
1つだけクビトバが気の毒なのは、やはり怪我から復帰後、サービスの調子が悪いです。
この試合でもダブルフォルトがたくさんありましたし、1-2-punchも少なかったです。
もしクビトバのサービスの調子がよければ、もちろんこんなに一方的な展開にはなっていないわけですが、それでも今日のベリスでしたらクビトバに勝っていたと思います。
それくらいベリスは強かったです。
ベリスのテニススタイルは、ちょっと「誰に似ている」と言うのが難しいのですが、天才プレイヤーの良いところを少しずつ取り入れてミックスしたような感じですね。
たとえば、ベリスは明白にライジングショット・プレイヤーですが、ベリンダ・ベンチッチほどコートの中でプレーするわけではありません。
そのベンチッチはランニングショットが大の苦手ですが、ベリスは左右に走り回ってカウンターショットも打てます。
もちろん、昨年のアンジェリック・ケルバーほどのキレがあるわけではありませんが、攻められながらもサービスラインとサイドラインが交差するあたりに強烈なアングルショットのカウンターを放つあたりはダリア・ガブリロワを想起させます。
また、守りつつも攻める姿はエリーナ・スビトリーナに近いようで、しかし球質はまったく違います。
スビトリーナはベースラインから1メートル以上下がったところからのフラットボールですが、ベリスはベースライン上からのスピン系ボールです。
いずれにしても、「ベリステニス」というスタイルが着々と完成に近づいています。
こと日本では、この10年、たった1人でテニス人気をけん引してきたマリア・シャラポワも、当然ですがいつかは引退するわけです。
そして、その後の女子テニスは恐らく・・・
キャサリン・CiCi・ベリスを中心に回るでしょう。
彼女は、シャラポワに匹敵する不世出のスーパースターになる可能性がありますね。
それにしても、上位選手が参加せずにスカスカだったスタンフォード・オープンですが、準決勝は、ガルビネ・ムグルサ、マディソン・キーズ、ココ・バンダウェイ、そしてキャサリン・CiCi・ベリスと豪華な顔ぶれになりました。
もしベリスが優勝したら、女子テニスの新時代の幕開けですね。
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