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スビトリーナ涙のトロント・オープン2017優勝!(女子テニス317)

 

タイトル通り、エリーナ・スビトリーナが涙のトロント・オープン優勝です!

 

 

svitolina_wozniaki

 

 

と言っても、泣いたのはスビトリーナではありません。

 

 

ボクです(笑)

 

 

ダリア・カサキナのチャールストンのプロ初優勝。

 

 

ペトラ・クビトバの惨劇による怪我から復帰してのバーミンガムの優勝。

 

 

今年、三度目の涙です。

 

 

もっとも、スビトリーナはこれで今年5回目の優勝で、もはや慣れたものなのですが、それでも泣いてしまったのは、準優勝のキャロライン・ウォズニアッキの涙でした。

 

 

テニスの決勝戦は本当に残酷ですね。

 

 

ウォズニアッキにしてみれば、すぐにでもロッカールームに帰って悔し泣きしたいところを、表彰式に出なければなりません。

 

 

ちょっと記憶が曖昧ですが、ウォズニアッキもこれで今年6回準優勝で、優勝は一度もないはずです。

 

 

言い換えれば、決勝戦でそれだけ負けている、その悔しさが爆発したんでしょうね。

 

 

それでも、きちんと優勝したスビトリーナを称える姿は美しいと思いました。

 

 

今年も、「テニス界のモンロー・ウォーク」と言われる彼女の安産型のヒップ姿を、有明で間近で見られるかもしれませんね。

 

 

ただし、順調にポイントを重ねているスビトリーナは、今年は東レPPOはスキップしそうな気がしますが。

 

 

そして、優勝スピーチの最中にスビトリーナも涙をこらえていましたが、ボクの邪推ですが、やはりそれだけ全仏オープンとウィンブルドンの敗退が悔しかった、だからこそこのトロント・オープンは絶対に勝ちたかった、そうした感情が沸き上がったのだと思います。

 

 

試合のほうは、守りながらも攻撃もできるウォズニアッキと、攻撃しながらも抜群のフットワークで守ることもできる、テニス界屈指の2人のオールラウンドプレイヤーの対戦ということで、サービスのフリーポイントを除けば、1ポイント取るために10回以上、時に20回以上ラリーをしなければならない、精神的にも体力的にも本当にタフな戦い。

 

 

1stセットに限れば、恐らく今年観た中で一番面白かったですね。

 

 

ただ、体力勝負になるのは最初の2ゲームでわかりましたので、仮にスビトリーナが負けるとしたらセットカウント0-2しかないと思っていました。

 

 

フルセット勝負になれば、体力的にスビトリーナが有利だからです。

 

 

ですから、1stセットをスビトリーナが取った時点で勝ちを確信しましたが、恐らくウォズニアッキも負けを覚悟したのでしょう。

 

 

ウォズニアッキの疲労は予想以上で、2ndセットはラリーを嫌がってムーンボールやフォアハンドスライスばかり打っていましたが、精神的にも負けを覚悟していたからこそ、ベーグルになったのだと思います。

 

 

スビトリーナは、強いて言えば、もう少しダウンザラインが欲しいところですが、これは今後の課題ということで、いずれにしても今年すでに5勝、そのうち3勝はプレミア5ですから、もうこの強さは本物と言ってもいいでしょう。

 

 

ボクも同じことを思っていましたし、スビトリーナもカサキナ戦の後のインタビューでそう言っていましたが、思えば初戦のダリア・カサキナ戦の2ndセット、まったくやる気なく0-4とリードされたところからの6ゲーム連取の逆転勝ちでアイドリングからギアチェンジし、ガルビネ・ムグルサ戦に勝った瞬間にトップギアに上がり、その瞬間にこの大会の優勝はスビトリーナと決まったのかもしれません。

 

 

解説も、まさしく「カサキナ戦でアグレッシブさを取り戻してから、今大会のスビトリーナは強い」と、1stセット4-4の時点で、スビトリーナが有利という予想をしていましたが、見事に予想を当てました。

 

 

これで、スビトリーナにはしっかりと休んでもらって、まだまだグランドスラムの優勝がないために彼女の実力に気付いていない人が世界中にはたくさんいますので、プリスコバがパッとしない現在、全米オープンの優勝はエリーナ・スビトリーナということで、しばらくはテニス観戦のペースを落とそうと思います。

 

 

蛇足1

ウォズニアッキのコーチがお父さんであることはテニスファンの間では有名な話ですが、お父さんはウォズニアッキのことを「カロリーナ」と呼びます。

 

 

父親が娘の名前を間違えるはずがないので、キャロライン・ウォズニアッキの本名は「カロリーナ」なんだと思います。

 

 

蛇足2

WTA TVに加入したことで退会したDAZNですが、まるでボクの退会を待っていたかのように(笑)、今頃になってPS4に対応しました。

 

 

本音を言えば、パソコン経由でテレビで観たくないので、もう一度1カ月だけDAZNに入って、PS4だとどんな感じなのか確かめてみようと思います。

 

 

 

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コメント (39件)

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  1. 大村さん、昨年の全米決勝のケルバーとプリスコバはシンシナティ決勝と同一カードになりましたね。

    改めてドロー展望でひとつ大きなポイントになりそうなのが第5シードのウォズニアッキがどこにくるかですね。ウォズニアッキと準々決勝でやりたくないですから。

    • テニスバカさんはウォズニアッキ一押しですのでそのような感想を持たれると思いますが、
      あくまでもスビトリーナが優勝するためには、という目線で見たときに、
      トロントでスビトリーナに完敗したウォズニアッキは、ボクは脅威を感じていません。

      5位以下で見ると、やはりはまると怖いパワーヒッターということで、
      ビーナス、クビトバ、キーズ、オスタペンコ、大坂なおみ、クリスティーナ・プリスコバ、
      そしてシャラポワあたりが怖いですね。

      そう考えると、オスタペンコが全仏優勝で順位を上げてシード選手になってくれたのは、
      ある意味幸いだと思います。
      初戦がオスタペンコじゃたまりませんから。

      上位3人は、スビトリーナと互角と見ています。
      まあ、ここまで来ると時の運だと思います。
      ポイントに現れていますが、それくらい実力は拮抗していると思います。

      スビトリーナの優勝と世界一を楽しみにしています。

  2. キーズとの試合はシンシナティですね。
    まあ怪我が癒えてスタンフォード優勝で上り調子のところに高速ハードコートですから、カサキナは緩急をつけたかったですね。

  3. あとはカサキナのフォアハンドの回転数があがるのであれば、声を出しながらフォアハンド打つのもありだと思うんですよね。

    声を出す、出さないでショットに変化がないのであればどうでもいいのですが。

  4. いえ、ニューヘイブンの試合も含めてなのですが。

    そもそもカサキナのフォアハンドのフォームってナダルと比較すると、ナダルみたく振り上げをもっと鋭くして回転数をあげてより女ナダルを目指すべきだなと思うんですよね。

    あとはキーズに対してあまりスライスを多用せず、メルテンスに対してあまり効果がないのにスライスを多用していたのには、試合を見ていて、もやもやした気持ちですね。

    • カサキナの前に・・・。
      キーズはニューヘイブンにも出場してるんですか!
      これで、トロント、シンシナティと3連続ですよね。
      全米オープン前のエントリーとは思えませんね。

      カサキナは、縦のスピン量よりも、横のスピンに磨きをかけたいんじゃないですかね。
      実際にレフトハンダーのケルバーなんかは、絶好調時にも、
      自分に向かって跳ねてくるボールに(右利きなら自分から逃げていく)
      完全にやられていましたからね。

      いずれにしても、本当に技巧派の選手が勝てなくなりましたね。
      ムラデノビッチなんかは期待していたんですけどね。

  5. 大村さん、カサキナなんですけど、個人的にそんなにナダルを意識したテニスをしたいのだったらETAに許可をとってナダルテニスアカデミーにいっていろいろクリアにしてきたほうがいいですね。

    カサキナのナダル好きに対してどうこういってもしょうがないんですけど、現状このスタイルと合っているのか疑問符を付けざる得ないですね。

    • ひょっとして、ニューヘイブンでなにかあったのでしょうか?
      ボクは、ニューヘイブンのドローすら見ていないのでわかりませんが、
      おっしゃるとおり、カサキナはクレーコーター目指してまっしぐらですね。

      ただ、クレーコートでしか勝てないようなら先はないわけですから、
      ナダルテニスアカデミーなどと言わずに、
      一度、ナダルにアドバイスをもらったらいいと思うのですが、
      今のカサキナでは、ナダルが相手をしてくれるか微妙ですね。

  6. 大村さん、カナダの決勝をふとしたきっかけで見直したんですけど、スビトリナの右手首の下に小さなタトゥー入れてますよね?

    • いえ、気付きませんでした。
      今度、気を付けて見てみますが、いつからなんでしょうね?

  7. 大村さん、シンシナティはまたまたまたハレプがランキング1位のチャンスを逃し、ムグルサが2015年以来のツアー優勝を果たしました。

    とはいえ全米でムグルサは5番手かなと思うのは変えるつもりはないですね。

    ウィンブルドンでツアーをあてにすると痛い目をみたのは優勝のムグルサにクビトバ、プリスコバの2回戦敗退で懲りました。

    一応ニューヘイブンもチェックするわけですけど、クビトバ、ラドワンスカでなくツアー初優勝者をみたいところですね。

    • ハレプ、また1位を逃しましたか!
      というより、守備のスペシャリストのハレプを破るほどまでに、
      ムグルサのパワーテニスが安定しているんでしょうかね。

      ただ、ここで優勝してしまったからこそ、全米のムグルサは
      どこかで負けそうな気もしますが。

      ボクは全米は予想はせずに、スビトリーナ。
      それがダメならプリスコバ。
      これだけですかね。

      プリスコバが異次元の強さを見せつけてくれて、
      彼女にスビトリーナやムグルサ、ハレプなどが挑む構図になればいいんですが、
      正直、今の女子テニスはあまり面白くないと感じています。

      ニューヘイブンもスキップするつもりです。

  8. 大村さん、ウォズニアッキは今、NBAプレイヤーのデビッド・リーとお付き合いしています。もう2人のラブラブ写真もすっぱ抜かれていますしね。

    ウォズニアッキはある意味シャラポワ同様、テニス外で羽目を外してオンオフを切り替える上手さがありますよね。

  9. 大村さん、ケルバーはシンシナティ初戦敗退で1位返り咲きは絶望といってよく、それどころか全米後のトップ10落ちが濃厚も濃厚といっていいでしょうね。

    ニューヘイブン終了後にケルバーのトップ10キープの条件が確定しますが、全米ベスト8でもトップ10キープできない可能性が濃厚だと思います。

    やはりモレスモ2世になってしまったなと。シーズン終了後、どこぞのテニスライターがケルバーとモレスモの対比記事の一本でも書きそうな気がします。

    ケルバーが地味すぎてそれすらスルーされてしまうのはかわいそうかなと。

    • ケルバーは、もし今年引退すれば、みんなの記憶に残る選手になると思います。
      ただ、このままあと3年も続けるようだと、イバノビッチクラスの選手ということで、
      まあ、これはこれで悪くないのですが、
      ケルバーも来年、30歳ですし、
      友人のラドワンスカは結婚、
      ウォズニアッキはカサキナのコーチみたいなボーイフレンドをはべらしていますし
      (最初、真剣に、「なぜカサキナのコーチがウォズニアッキパパの隣にいるんだろうと思いました)
      だけど、ケルバーは異性の話が聞こえてきませんね。

      あんなに美人なので、付き合いたい男はゴロゴロいるはずですが。

  10. 大村さん、一応スビトリナはドバイ、ローマ、カナダ、シンシナティと4大会出場していますのでこれでトップ10の出場義務はクリアしていますね。

    しかし、東レ、武漢と出場しないで北京のみで今年はモスクワは出場しないの確定していますから、これでファイナルへの準備に関して万全にいけるのかといえば首をかしげてしまいますね。

    • 全米のことを考えるとシンシナティ敗退はいいのですが
      (試合を観ましたが、スビトリーナ、かなり疲れてましたので)
      武漢にエントリーして、全米で優勝して武漢はキャンセルと考えるはずなのですが、
      まったく理解できません。

      昨年のカサキナのように、まさか予選から出るはめになったら、
      完全に陣営の作戦ミスですし、今はスビトリーナの女王様状態で、
      誰も逆らえないのでしょう。

      おっしゃるとおり、強迫を受けたモスクワには出ませんので、
      なにかのインターナショナルに出るのかもしれませんが、
      それだったら武漢に出るべきですね。

      話は変わりますが、WTATVはハイライトがほとんど見れませんね。
      どの動画を選んでも、ずっとフリーズしたままです。
      プリスコバvsムグルサを観たいのですが、
      フルで観たいほどの思い入れはないので、YouTubeで見ます。

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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