シャラポワ、天津オープン2017で2年5カ月ぶりの優勝!(女子テニス325)
我らがマリア・シャラポワが天津オープン2017で優勝しました!
(写真は、今年の1月にロシアのテレビに出演したときのシャラポワです。
おじさん、あまりの美しさに目まいがします(*^^*)
しかも、男性を挑発するような胸の谷間に・・・
ちなみに、シャラポワはロシア語がペラペラです(当たり前ですが(笑)
実に2年5カ月ぶりの優勝です!
決勝戦はかなりハラハラドキドキでしたが、実はシャラポワが優勝するという確信が1回戦からありました。
最近コメントをくださるようになった方から、次の2つの情報を仕入れていたからです。
①本来、シャラポワの初戦はキャロライン・ガルシアだったが、ガルシアが大会に出場しないことになった。
はっきり言って、今のシャラポワでは(というか、誰が戦っても)ガルシアには勝てませんので、「お、これはシャラポワに追い風が吹いたな」と思いました。
②ペトラ・クビトバが初戦で敗退してしまった。
試合を見ていないので何が起きたのかはわかりませんが、これでガルシアともクビトバとも対戦しなくていいわけです。
そして、シャラポワほどの偉大な選手が、こんなチャンスを見逃すはずがないと、その時点で優勝を確信していました。
忙しくてシャラポワの試合は準々決勝からの3試合しか観ていませんが、決勝のサバレンカは初めて見た選手ですが、驚きましたね。
まったく見たことのないタイプの選手でした。
まず、とんでもないライジングショットプレイヤーです。
(とんでもない、というのはとんでもなく強い、という意味ではありません)
自分からボールにぶつかりに行ってショートバウンドで返球するのですが、あまりにヒッティングポイントが低すぎて、ベースライン付近ではノーバウンドでリターンしているんじゃないかというくらいのライジングショットです。
ライジングショットと言えばベリンダ・ベンチッチですが、そのベンチッチよりもボールを捕らえるのが速いです。
そこへ持って来て、打つ玉すべてウィナー狙いという、これもテニスの常識の真逆をいくプレースタイルで、結果的にベンチッチと今年前半の調子の良かったルチッチ・バローニを足したような選手でした。
では、なぜシャラポワは勝てたのか。
これはもう、メンタルの強さの一言に尽きるでしょう。
はまれば強い伸び盛りの19歳。
しかし、テニスは定石無視で自分のやりたい放題。
こんな選手と対戦したら、ほとんどの選手がメンタルをやられます。
もう、サバレンカがミスをしてくれるのを待つしかない状態になります。
しかし、驚いたのですが、1stセットを取っているシャラポワが、2ndセット、1-5とリードされ、サバレンカのServing for the set。
普通ならこのセットは捨てて3rdセットに賭ける場面です。
ただ、推測するしかないのですが、わざと2ndセットを落としたら、3rdセットはサバレンカにあっさり持って行かれてしまう。
シャラポワがそう思ったのかは定かではありませんが、2ブレイクダウンの状態からシャラポワは5ゲーム連取で6-5と逆転します。
途中で、サバレンカにセットポイントを握られましたが、2ndサーブでサービスポイントを取るとんでもないメンタルの強さで乗り切りました。
繰り返しになりますが、同じ4ゲーム差でも、0-4と1-5では全然違います。
1-5では、相手に3ポイント取られたらセットポイントを握られるからです。
ただでさえ、プレーしていてイライラしてしまう相手に、2ndのこの大逆転と思いきや、シャラポワはServing for the matchを落としてタイブレークに突入。
それでもメンタルを切らさずに勝ち切ったシャラポワ。
これがキャリアグランドスラマーの強さなのだと再認識しました。
今のシャラポワに大切なのは、全豪オープンにストレートインできる順位に上げることですので、この天津オープンの優勝でポイントは足りているはずなので、故郷のモスクワ・オープンは楽しんでプレーをして欲しいと思います。
本来であれば、エリーナ・スビトリーナがモスクワ・オープンの優勝候補のはずですが、ウクライナ人のスビトリーナは命の危険があるのでモスクワには出場できません。
クリミア半島をロシアとヨーロッパで取り合うなど、ウクライナというのは地政学的にとても複雑な国です。
そんな貧しい国で生まれ育って、世界一目前まで来ているスビトリーナも、シャラポワ同様に応援したいですね(*^^*)
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