大村あつしオフィシャルブログ

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前回の②の数式に関しては未来予測が混ざっていますので、さまざまな意見があるかもしれませんが、2020年の家計金融資産のうちの現預金はおよそ44兆ドルから60兆ドルの間ということに異論がある人は少ないと思います。

そして、その中で本稿では58.3兆ドルという数字を採用します。

さて、ここで最後の未来予測をしなければなりません。

それは、この58.3兆ドルという現預金から何パーセントが仮想通貨投資に回るのかです。

これは、投資の世界では「投資に回すのはゆとり資金。すなわち、現預金の10%程度」とよく言われますので、単純に58.3兆ドルに10%を掛け算します。

③2020年の仮想通貨マーケットの時価総額
　58.3兆ドル×10%＝5兆8,300億ドル

すなわち、私は約5兆8,300億ドルが、2020年の仮想通貨マーケットの時価総額と考えます。

ただし、以上の考察は家計金融資産の一部が仮想通貨投資に回った場合です。

今後、企業が内部留保の一部を切り崩して仮想通貨マーケットに参入してくるようなことがあると、まったく予測がつかないというのが正直なところです。

言い換えれば、2020年の仮想通貨マーケットの時価総額は「最低でも」約5兆8,300億ドルになると予測しています。

もっとも、未来の相場の予測は、しっかりとした根拠を元に当てる確率を上げることはできても、「絶対」はないのは当然の話です。

ですから、私の予測の答え合わせも2年後ということになりますね。

また、「仮想通貨の時価総額がこれからの2年間で10倍強になるなら、早速、仮想通貨投資をしよう」と考えるのは個人の自由ですが、私は投資は一切推奨しませんので、あくまでも自己責任でご判断ください。

さて、今回は「2020年に仮想通貨がどのような評価を得ているか」という点について時価総額の側面から考察しましたが、実需という面では、すべてのものがインターネットにつながるIoTの時代が到来したら、そのときの決済手段は仮想通貨になると思われます。

たとえるならば、AIを搭載した冷蔵庫が自分で牛乳を注文し、ドローンがそれを運んできて、受け取り確認をした瞬間に仮想通貨が自動的にウォレットから引き落とされるというイメージです。

すなわち、IoTを実現するには仮想通貨だけでは不十分で、やはりAI技術が必要になります。
　

このAIは、「ディープラーニング」と呼ばれる自力学習をする「子どものAI」と、人が一から教えて丸暗記させる「大人のAI」に分かれます。

同じAIといえども、両者でどれほどの違いが出るのかは、第1回連載の中で「子どものAI」であるGoogle翻訳と、「大人のAI」である別の翻訳サービスに同じ英文を日本語に翻訳させて、まったく異なる結果になるケースを紹介していますので、そちらを併せてお読みいただけたら幸いです。

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『マルチナ、永遠のAI。～AIと仮想通貨時代をどう生きるか』

AIは、神のギフトか、破滅者か？

ディープラーニング、ビットコイン、ブロックチェーン・・・

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時は、東京オリンピックの喧騒が去った2020年。

岩科正真は、実家の定食屋の再建を、超美人AI『マルチナ』に託す決心をする。

正真は、再会した沙羅に惹かれるが、彼女には重大な秘密があった。

それを知った正真は、マルチナも愛してしまう。

ヒトとAIの奇妙な三角関係。

やがて、正真たちは巨悪な陰謀に巻き込まれていく。

彼らは、緻密に計算された策略を暴くことができるのか？
そんな彼らがたどり着く先は？

そして、マルチナに芽生えた「なにか」は、
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