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ソフィア・ケニン、全豪オープン2020優勝!ガルビネ・ムグルッサを撃破!(女子テニス357)

 

 

ソフィア・ケニンがグランドスラム2回優勝、元世界ランク1位のガルビネ・ムグルッサを破り全豪オープン2020の女王になりました!

 

 

2020-02-01_21h40_26

 

 

この試合を観て、僕は確信しました。

 

 

女子テニスの神様は、新しいスターを求めていると。

 

 

それが、今回優勝したソフィア・ケニンであり、15歳のココ・ガウフ、そして18歳のアマンダ・アニシモワなのでしょう。

 

 

まず、最初にちょっと話が横道にそれますが、僕の勉強不足をお詫びしなければなりません。

 

 

宣伝になって恐縮ですが、2月19日発売の僕の新刊小説『しおんは、ボクにおせっかい』という主人公が日本に女子テニスを広めるために奮闘する自己啓発恋愛小説にも登場するガルビネ・ムグルッサですが、僕の初期のブログをご覧いただくとおわかりのとおり、僕はずっとムグルッサのファンでした。

 

 

だからこそ、彼女のテニスは誰よりも理解しているつもりでした。

 

 

ムグルッサといえば、130Kmを超える鋭利なフォアハンドの強烈なクロスウィナーが武器でした。

 

 

そして、これが決まりまくれば相手選手は手も足も出ないという、ペトラ・クビトバの右利きバージョンという選手でした。

 

 

しかし、ムグルッサには僕が「ムグルッサエラー」と呼ぶ、2タイプのエラーが散見され、その結果彼女はランキングを30位台にまで落としていました。

 

 

まず、「ムグルッサエラー」の1つが「タイプ3」です。

 

 

「タイプ3」とは、サーブの時に3球目をミスするエラーで(もちろんこんなテニス用語はありません。僕の造語です)、フラットボールプレイヤーのムグルッサは本当に「タイプ3」が多いです。

 

 

テレビで何度も観ましたし、有明に行ったときにエリーナ・スビトリーナ相手に「タイプ3」を見せまくっていました。

 

 

僕は、「タイプ3」はダブルフォルトに匹敵する絶対にしてはいけないミスだと思っていますので、このエラーが多いムグルッサから徐々に興味が失われました。

 

 

もう1つが「タイプD」で、これはドライブボレーのミスです。

 

 

ムグルッサは決してドライブボレー(そして通常のボレー)が上手な選手ではなく、ストレートにアプローチショットを打ってネットで仕留めるのが苦手です。

 

 

そんなムグルッサのテニスを今年初めて見たのは、実は一昨日の準決勝のシモナ・ハレプ戦だったのですが、別人に変化していて驚きました。

 

 

とにかく、「タイプ3」も「タイプD」のミスもほとんどしないのです。

 

 

一方で、その代償か、伝家の宝刀のフォアハンドウィナーが減っていることも同時に気にはなりました。

 

 

それよりも気にかかったのは、ムグルッサが明らかに疲れている様子だったことです。

 

 

実際に、ハレプに勝ったあとの勝利者インタビューでも、インタビュアーの冗談交じりの質問にも素っ気なく返し、

 

 

「疲れている。ホテルで休みたい」

 

 

と言っていました。

 

 

一方のソフィア・ケニンは準決勝でアシュリー・バーティーを破ったときに、21歳の女の子らしく、無邪気に喜びを爆発させていました。

 

 

どちらが勝ってもおかしくない決勝戦でしたが、強いて言えば、このメンタルと体力の差がファイナルセットに差となって表れたというイメージでした。

 

 

もちろん、細かいことを言えば、ムグルッサのサーブが悪すぎたなど色々ありますが、一言で言えばやはりこういうことでしょう。

 

 

女子テニスの神様は新しいスターを求めている。

 

 

そして、それがソフィア・ケニンだった。

 

 

これは、全仏オープンのアマンダ・アニシモワとウィンブルドンのココ・ガウフからは目が離せませんね(*^^*) 

 

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『しおんは、ボクにおせっかい』

 

  うずくまって泣きました(読者レビュー)

 

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コメント (38件)

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  1. 大村さん、お忙しいのはわかりますが。

    まさかまさかいきなりきてしまいましたね。ビックリです…。

    • この15年のテニス界最大の功労者が、あまりにひっそりですね。
      まぁ、どこかで盛大なセレモニーがあるとは思いますが。

  2. マリア様、現役引退発表しましたね。
    とうとう、来ました。2月26日、その後の活動が気になりましたが。とうとう、マリア様の録画整理もしないと。
    今まで、本当にありがとうございました。あなたが大好き❤
    素敵すぎて、たまりませんね。長い間、見させていただき幸せでした。健康で、過ごして下さいね。

    • 僕も、人生どん底、東京に引っ越して大都会の洗礼を受け、
      泣きたい毎日のときに見た2004年のウィンブルドン。
      そして、2014年のハレプとの全仏決勝戦。
      死ぬまで忘れません。

      今は、ブログを書く気力がありません。
      心を整理したいと思います。

  3. 新刊で忙しくされていると思いますが、リバキナがトップ10に届くのではという勢いがあるのでnoteにしました。

    https://note.com/tenibaka/n/n6f5e91e4560e

    • ドバイの決勝戦を見ました。
      負けたのでブログは書きませんが、可能性を感じているので、
      いずれブログを書きます。

  4. 大村さん、ちょっと心配事というか気になることがありまして、それはキャサリン・べリスが全豪以後未だ次の試合をする気配がないことです。

    とりあえず来週のドーハの参戦をとりやめることになりましたので、インディアンウェルズにも間に合わないとなるとちょっとおかしいことになりますね。

  5. 大村さん、『しおんは、ボクにおせっかい』本日発売ですね。

    前作のマルチナは自分の地元の書店にはなかったので(ネットで買いましたが)今回は地元の書店にもありそうかなと期待しております。

    • ありがとうございます!(*^^*)

  6. 大村さん、大坂なおみはサーシャコーチなり父親がいればラケット投げの効果は充分あるとは思いますが、結局ラケットを投げた後、何かを変えるのではれば意味はありますが、何も変えなければラケットを投げたからとて変わるわけがないですよね。

    あとはベンチッチのラケット投げに関してですが、ベンチッチは自分が思うに、ラケットを投げるのが早いんですよね。

    具体的にいえば0-15、0-30のスコアで普通にラケットを投げます。普通はブレイクされたり、セットを失ったりなら理解はできるんですけれどね。ベンチッチはストレス耐性が人よりもあまりにもなさすぎるのが問題ですね。

    メンタルってそうそう強くなるものではないし。普通に考えたらメンタルの弱さを他のどこで補うかごまかすかに尽きますね。

    ベンチッチのメンタルに効果てきめんなのは言うまでもなくヒンギスが傍にいることです。

  7. 大村さん、今までこの女子テニスブログでいろいろコメントしていきましたが、なぜかラケット破壊について語ることがなかったと思うので急遽noteにしてみました。

    https://note.com/tenibaka/n/n2b41e1db624c


    大村さんには仮にシャラポワがラケットを破壊するプレイヤーだったら評価が変わるのか聞いてみたいです。

    • ラケットの破壊は女子ではセレナくらいしか浮かびませんが、
      投げる選手と言えば枚挙に暇がないですよね。
      大坂なおみ、ベリンダ・ベンチッチ、そして最近では全豪女王のソフィア・ケニンなど
      ラケット投げまくりです。

      問題は、テニバカさんご指摘のとおり、その行動がそのあとのプレーに
      良い影響をもたらすか、悪い影響をもたらすかだと思います。

      そして、ソフィア・ケニンは良い影響をもたらす筆頭になりましたね。
      一方で、大坂なおみはベンチッチを追い抜いて悪い影響をもたらす筆頭になったと思います。
      大坂なおみは、ラケット投げて、さらに蹴飛ばして、やる気なさ全開の表情を見せますから
      僕個人は見ていて気持ちのいいものではありません。

      シャラポワは貧乏な家の生まれで苦労人ということ、
      また、自分の一挙手一投足が常に全世界に見られていることを知っている「女優」でもありますから
      絶対にラケットは投げませんが、もし、ソフィア・ケニンのように
      その行為でモチベーションがアップするなら、
      シャラポワのラケット投げも見てみたかったですね(笑)。

      僕が知る限り、シャラポワが自分を見失ったのは
      ハードヒットしてもしても拾いまくるラドワンスカ相手にやっとウィナーを取ったときの
      "Run! Run! Run!"
      くらいでしょうか。

  8. 大村さん、2月に入ってからのスビトリナのスケジュールがおかしなことになっています。

    先週フェド杯予選2試合こないて、今週フアヒンに参戦しています。

    そして来週ドバイ、再来週ドーハ。

    休みなく3月に入りモンテレイ、IW、マイアミとここまで1週間の休みを全く入れていません。

    正直フアヒンとモンテレイは出場給絡みでなければ参戦する意味がわからないですね。

    • 正直、スビトリーナからは興味が失われつつあります。
      クリケットのイギリス人選手と付き合ってタトゥーを入れて、
      GSではモンフィスとお互いの試合を深夜まで観戦。

      もう、好きにしてくださいという感じですかね。
      それでも、ケニン、アニシモワ、ベリスなどがいますし。

      それ以上に、このコロナウィルスの影響で東京オリンピック開催が読めなくなりましたね。
      トップ選手の大量辞退は確実でしょうし。
      まあ、仮に開催されても「価値の低い金メダル」になりそうですね。

  9. 大村さん、ムラデノビッチとフェド杯についての考察を書き終わりました。

    https://note.com/tenibaka/n/nb894f1a73257


    今年のムラデノビッチについてある予想をしていますが、大村さんにはあまりにも簡単に想像がつくことだと思います。

    • 拝見しました。
      ムラデノビッチに関しては、まさしく仰る通りだと思います。
      本来なら、TOP10に入れる逸材なんですけどね~。
      ルックス(特に脚線美)がいいだけにもったいないですね。

  10. 大村さん、ヒンギスがベンチッチのコーチに就くかどうか。それは年々可能性が狭まっているのは否めないですね。

    こればっかりは第1にヒンギス次第。そして第2にベンチッチですからね。

    双方の考えが一致したときに限り実現するだけですけど、ヒンギスの引退後、そしてヒンギスの出産から落ち着いてからと2つのタイミングでない現状。そうとうに可能性は低いと言わざるを得ないですね。

    ベンチッチがヒンギスに助けを求めるにはあと2~3年苦労してからというのもありますし、そしてヒンギスがベンチッチに対してどう思っているのかもわからない以上、どうにも難しいですね。

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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