大村あつしオフィシャルブログ

アンジェリック・ケルバーの１回戦がWOWOWオンラインにアップされていましたが、ケルバーは2ndウィーク、４回戦当たりから観れば十分です。

時間は有限なので、ケルバーのような強い選手の１回戦を観ていたら時間がいくらあっても足りないので。

ただ、ケルバーの試合時間がたった50分だったので、

「ケルバー、どれだけ圧勝なんだ(笑)　ダブルベーグル（6-0、6-0）かな？」

と思って観てみたら、1stセット、6-0のあと、相手選手がリタイアしました。

まあ冷静に考えれば、試合前の練習もありますし、ケルバーは１ゲームを１分で取ってしまうビッグサーバーではないので、「50分＝リタイア」なんですが、試合の途中で気付きました。

WOWOWオンラインは、視聴者サービスで試合時間を表示しますが、いかにも日本人的なきめの細かいサービスですが、試合の展開がわかってしまうデメリットもあります。

「試合時間90分」と表示されていたら、確実に２セットマッチなので、1stセットを取った選手が勝つことがわかってしまいます。

すなわち、2ndセットを観る意味がなくなります。

まあ、それはともかく、個人のボクですらハードディスクが2TBある時代ですから、WOWOWにはすべての試合をアーカイブして欲しいですね。

もちろん会場音のみでOKですし、固定カメラで編集も不要なので。

そうすれば、ダリア・カサキナ、ルイザ・チリコ、そして、キャサリン・CiCi・ベリスなどの魅力的な１回戦が観られるんですが。

まあ、そうしたニーズが世間にない以上はしかたありませんが。

（すべての試合をアーカイブしてもアクセス過多には絶対になりません。

錦織圭の試合を除けば、世界一多忙な日本人が無名の選手の１回戦を観るはずがないので）

本題に戻って、ケルバーはこの全米オープンで世界ランク１位がかかっています。

この話題は、ケルバーが１位になったときにブログに書きますが、ケルバーは過去に２回、テニスをやめようと思ったと語っています。

一つは有名な話で、2015年全豪オープンの１回戦で敗れた後で、ケルバーはラスベガスに住むステフィ・グラフに引退を告げに行ったときに、なにかしらのアドバイスをもらいます。

しかし、そこで交わされた会話をケルバーは絶対に公にしません。

ただ、その年、ケルバーはグランドスラムこそ縁がありませんでしたが、プレミアトーナメントで４勝の大活躍をします。

ボクが、ダリア・カサキナにもレジェンドコーチがついてほしいと思う理由はまさしくここで、たった一度のアドバイスで、引退を考えていた選手を蘇えらせることができるのがレジェンドの凄さなのだと思います。

ということは、ケルバーがテニスをやめようと思ったもう１回は、当然2015年よりも前の話で、それがいつなのかがわかりませんが、ボクはある仮説を立てているので、いつかブログに書きたいと思います。

いずれにしても、テニス人生を終えたときに、「元世界ランク１位」と「元世界ランク２位」では雲泥の差です。

日本で言えば、国民栄誉賞を授与しているか、いないか、くらいの違いがあるでしょう。

この全米オープンの一つひとつの試合が、今後長く続くケルバーの人生を左右するわけですから、他人事ながら興奮しますね(笑)

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