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東レPPO6、ベンチッチ vs ウォズニアッキ(女子テニス173)

 

東レPPO、ベリンダ・ベンチッチ vs キャロライン・ウォズニアッキ

 

 

女子テニス界屈指のオールラウンドプレイヤー同士の対戦ですが、2人のテニススタイルはまったく違います。

 

 

この大会は珍しいのですが、時々横アングルのカメラ映像が入って、選手の動きがよくわかるのですが(アメリカのテニス配信会社にもこのスタイルを取り入れてほしいです)、それでおわかりのとおり・・・。

 

 

20150926-04

 

 

ベンチッチはラリーの50%をコートの中でプレーして、ライジングショットというよりも、ロジャー・フェデラーのようにショートバウンドでボールを返します。

(これは、同じスイス人ということでテレビ中継もあったでしょうし、恐らく幼少時に多大な影響を受けていると推察されます)

 

 

選手は、打ったらセンターポジションに戻って、どこにボールが来てもいいように構えるのですが、なにせベンチッチのボールはすぐに返ってきてしまいますので、相手は構える暇もなくそれでポイントを積み重ねていく、しかしベースラインでしっかりと守備もできる、「攻撃型オールラウンドプレイヤー」がベンチッチです。

 

 

ただし、ベンチッチのライジングショットははまれば脅威ですが、コンマ一秒の狂いも許されない難易度が半端ないショットなので、負けるときにはあっさり負けます。

 

 

一方のウォズニアッキは、ベースラインから一歩下がり、守り抜きながらチャンスが来たら打ち込んでいく「守備型オールラウンドプレイヤー」です。

 

 

試合はウォズニアッキが勝ちましたが、理由は2つあって、1つは明白にサーブ力の差でした。

 

 

ベンチッチは、身長が175cmあって、脂肪も多いですが筋肉もありますので、センターなら180Kmのサーブが打てるはずなのですが、この3年サーブがまったく改善されていません。

 

 

逆に、大事な場面でのダブルフォルトが増えています。

 

 

ということで、とにもかくにも、父親を解任しましょう。

 

 

でないと、来週TOP30から落ちますが、ブシャール街道まっしぐらです。

 

 

2つ目は、試合を諦めるのが早すぎるメンタルの弱さ。

 

 

たとえ負けても、最後の1ポイントまで食らいつくダリア・カサキナを見習うべきでしょうね。

 

 

しかし、ウォズニアッキはフォアハンドにミスが出ていましたが、いい選手になりましたね。

 

 

一時期は、「攻撃型=ネットプレー」と勘違いして順位を落としていましたが(今、この勘違いの渦中にいるのが我らがユージニー・ブシャールなのですが(´;ω;`)、来年以降、TOP10もありえるテニスをしていました。

 

 

さすが、元世界ランク1位ですね(*^^*)

 

 

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コメント (4件)

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  1. そういえばウォズニアッキのコーチも親父さんでしたね。ただウォズニアッキの父親は元プロサッカー選手でありアスリートなわけで、だったらなぜベンチッチの親父さんはコーチをやっているのか(やっぱり娘が可愛いくて側いにいたいのかもしれないですよね)
    この試合のコーチングも相変わらずベンチッチの態度を見る限りコーチングの意味をなしていないと感じました。

    • ベンチッチは、親離れ、子離れできない親子の典型だと思います。
      というか、できなくてもいいんですが、テニスの現場からは離れないとダメでしょうね。
      コーチングが英語でないので、何を言っているのかさっぱりわからないのが残念です。
      蛇足ですが、プイグもコーチングはスペイン語ですね。

      同い年で、家を離れて"Empire Tennis Academy"の寮で暮らしているカサキナを知ってから、
      ベンチッチから興味がほとんどなくなりました。
      カサキナは、武漢にエントリーしておいて、全米でポイント稼いだら仮病で休むという
      東レPPOでも何人かの選手が使っている手があるのに、
      「全米でポイントを稼げなかった自分が悪い。だから武漢は予選から出る」
      という人間性もボクにとっては魅力の一つです。

  2. ひとつだけ大村さんに質問というか聞いておきたいことがあるのですが、ウォズニアッキのサービンフォーザマッチになってバックハンドのミスが連続して土壇場でのブレイクバックからフルセットになったわけですが、あれはウォズニアッキの勝ちびびりなだけなのかそれともベンチッチを評価すべきなのかどう思われますか?

    • 個人的には、ウォズニアッキは勝ちビビっているようには見えませんでした。
      というより、勝ちビビりはストロークよりもむしろサーブに現れますので、
      (明らかにヘッドスピードが落ちます)
      ましてや、ラリーが始まってしまったら、ウォズニアッキほどのベテランがビビるとはちょっと思えないです。

      かと言って、ベンチッチを評価しているわけでもありません。
      解説も言っていたとおり、ベンチッチが開き直って、それが運よく素晴らしいプレーを生みましたが、
      ショートポイントでラクに点が取れたために、ベンチッチがそのイメージで
      3rdセットを戦おうとしたのが敗因だと思っています。

      あそこで、一から仕切り直すくらいの気持ちがベンチッチにあれば、
      3rdセットはもつれたと思いますし、
      それができないのがベンチッチの「弱さ」だと思います。

      そういえば、実況がベンチッチの話題に引っ掛けて、
      ボク達が「97年5人衆」と呼んでいる、
      大坂なおみ、カサキナ、オスタペンコ、アナ・コニュの名前を挙げていましたね。
      ボク達のコメント欄を見ているのではないかと思ってしまいました(笑)


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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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