東レPPO7、プイグ、再びクビトバを撃破!(女子テニス174)
東レPPO、モニカ・プイグ vs ペトラ・クビトバの2回戦。
リオ・オリンピック準決勝に続いて、再びモニカ・プイグがペトラ・クビトバを破りました。
フルセットの熱戦でしたが、モニカ・プイグは1stセットを無気力試合のような形で1-6で落としました。
勝利者インタビューでは、「昨日は屋根が閉まっていて、今日は開いていたので、その環境に適応できなかった」と言っていたので、実際にそうなのかもしれませんが、ボクには作戦に見えました。
そして、金メダリストとその陣営が考えた作戦なので、ボクごときが異議を唱えてもしかたないのですが・・・。
ボクには、プイグはクビトバのミス待ち作戦に見えました。
ボールはすべてセンター返しで自分からは一切ウィナーを取りに行かないテニス。
ただし、クビトバは芝のシーズンが終わってから、決して不調ではありません。
オリンピックでは3位決定戦でマディソン・キーズに勝って銅メダルを獲っていますし、1週間休んで臨んだニューヘイブンでも準決勝。
全米オープンは確かに4回戦で負けましたが、相手はアンジェリック・ケルバーでしたし、なによりも今年一度も勝てていないエレナ・オスタペンコを破っています。
すなわち、今のクビトバ相手にミス待ちテニスでは勝てません。
ましてや、幸いなことに今日のクビトバの体調は万全でしたが、昨日は持病の呼吸器系の障害に苦しんでいたことは明白なので、左右にボールを散らして走らせるくらいでないといけないと思うのですが。
このミス待ち作戦が1stセットは失敗に終わり、リオオリンピックの準決勝のことを思い出して、2ndセットから自分のテニスでバシバシとウィナー合戦をしたというのが本音のような気がします。
それに、勝利者インタビューで、「クビトバがミスをすると思ったので1stセットはなにもしなかった」とは言えないでしょうし、そもそもアウトドアからインドアで環境に馴染めないならわかりますが(試合前に雨で練習ができないので)、今回はその逆で、空の下で事前に練習をしてから有明コロシアムに入っているわけですから、プイグの発言は額面通りには受け取れませんでした。
いずれにしても、ここまではボクの予想通りモニカ・プイグが勝ち残っていますが、ラドワンスカ戦ではあまりにパワーに頼りすぎると自滅すると思います。
プイグはフットワークもストロークもいいので、丁寧に試合をすれば、パワーとスピードではラドワンスカに勝っているのですから、作戦ミスさえなければ勝てる相手だと思います。
もっとも、こんなことを言ってはプイグに失礼ですが、金曜日はやっぱりペトラ・クビトバを生で見たかったですね。
こんなスーパースター、そうそう来日はしてくれませんし、昨年婚約しているので、こんな成績が続くようなら、最悪、クビトバの引退もあり得ます。
やっぱり、火曜日、有明まで観に行くべきでした( ;∀;)
ということで、勝者はプイグですが、写真はボクのアイドル、ペトラ・クビトバです(*^^*)
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とはいえプイグもリオ五輪以前は当たり外れのでかいテニスをしていたわけですし、どうやって安定させるのかを模索している可能性もありますしね。爆発力待ちのテニスをしつつも悪いなりのテニスができれば充分ランキングはある程度キープできると思いますし。
プイグは、クビトバのようなものすごいパワーヒッターではありませんが、
野球で言う走攻守揃ってホームランも打てる、
似たタイプにクズネツワあたりがいると思うんですが、
万が一、この東レで優勝したら、プイグは大化けすると思います。
プイグはこの一年、ボクのイメージ通りに進化しています。