アメリカ・ロシアの代理戦争、マディソン・キーズ vs ダリア・カサキナ 武漢オープン7(女子テニス185)
武漢オープン3回戦
マディソン・キーズ vs ダリア・カサキナ
ボクは、この2人の対戦を「アメリカとロシアの代理戦争」と勝手に呼んでいるのですが、リオ・オリンピック準々決勝に次いで、またもやカサキナが負けました(´;ω;`)
ただ、2人の差は本当に「ボール1個分」ですね。
カサキナは相手のミス待ちではなく、相手からミスを引き出す作戦で、センターにスピンボールを集めましたが、カサキナのスピンボールは本当にトリッキーなので、この作戦自体は間違っていなかったと思います。
誤算は、このカサキナの深いボールをキーズが半ば無理やりアングルショットで返すのですが、ことごとくサイドラインの上に乗って、「なぜ、カサキナ、チャレンジしないんだろう?」と思ったほどです。
(もっとも、カサキナは普段からほとんどチャレンジを使いませんが)
一方のカサキナは、とにかく深いボールを打たなければならないので、ジャストアウトが多く、文字通りボール1個分キーズの方が強かった、という試合でした。
ただ、2ndセット終盤で、キーズが3本連続でオンラインのアングルショットを決めたときには、キーズもラインの上を狙っているわけではないので、ある意味キーズのミスショットですから、さすがにカサキナもフラストレーションが爆発。
ロシア語で10秒くらい、なにか叫んで、あげくにボールボーイにも怒鳴りつけていました。
10秒ですので、「畜生!」とか「ふざけるな!」とかではないので、ロシア語がわかる人がいたら、カサキナがなんと叫んでいたのか教えてほしいくらいです。
ただ、この試合でもっとも興味深かったのは、 こちらのブログ で書きましたが、カサキナの「挑発行為」です。
もっとも、カサキナがベースラインの内側までポジションを上げたのではなく、その真逆で、途中でCGが出たので気付いた方も多いと思いますが、カサキナはキーズの1stサーブのときには、ベースラインから2メートルも下がりました。
決して大げさではなく、カサキナが手前のときには画面から消えそうなほど後ろにポジショニングしていたのですが、これは・・・。
ワイドサーブ、決められるものなら決めてみろ!
という兆発、そして作戦にほかならず、実際にキーズのフォルトはほぼすべてがワイドサーブでした。
(というか、ワイドサーブは3セット通して2本くらいしか決まっていませんでした)
この挑発行為にキーズもフラストレーションが溜まったのか、3rdセットではキーズが「キャー!」と奇声を上げていましたが、このカサキナの作戦は確実にほかの選手も参考にするでしょうね。
いずれにしても、カサキナの最大の敗因は・・・。
ボクが応援しているからです(´;ω;`)
ブシャールといい、ベンチッチといい、ボクが応援し始めると順位を落としました(´;ω;`)
これでクビトバがケルバーに負けるようなら、軽いトラウマになりそうですね(´;ω;`)
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キーズにセンターセオリーは意味ないんですよね。キーズの強みはパワーテニスですけどなんといってもセンターからドカンとウィナーをとって相手のメンタルをへし折りにかかりますから。キーズは自滅も多いけど、ここに打っておけば安心っていう場所がないんですよね。どっからでもウィナーがとれるテニス。
カサキナはリオ五輪の時はたった1ブレイクしたとれなかったわけで今回は進歩の証は充分見せてもらったのではないでしょうか。
スビトリナの記事で言おうと思ったんですけどスビトリナはプレミアで着実に勝ち進んでるわけですからこのままプレミアを優勝してケルバーコースに乗っかって欲しいものですね。
そしてカサキナはスビトリナを追いかけるくらいでいいのではないでしょうか?とにかくプレミアで少しづつでも結果が欲しいですね。
おっしゃるとおり、カサキナのメンタルは破壊されましたね。
ボールボーイに向かって、"Ballboy, Balls!"と叫ぶような女の子ではないのですが・・・。
ちなみに、ボクもメンタル破壊されました。
それに追い打ちをかけたのがクビトバ・ケルバー戦です。
武漢オープンは、次のブログで最後にします。
やっぱりボクは、カサキナが好きなんですね。
今回の敗戦で思い知りました。