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ガブリロワ vs ムラデノビッチで思ったこと(女子テニス204)

 

香港オープン。

 

 

ダリア・ガブリロワはともかく、いまだにWTAトーナメントで優勝がないのが不思議なクリスティーナ・ムラデノビッチの試合を観ました。

 

 

この2人は因縁の対決で、今年の全豪オープンの2ndウィーク進出、4回戦進出を賭けて激突したのですが、そのときにはガブリロワがファイナルセット、11-9で勝ちました。

 

 

これはタイブレークのポイントではありません。

 

 

ゲームカウントです。

 

 

 

 

この香港オープンは、どちらが勝ってもトーナメント初優勝の可能性が出てくる面白い試合なので観たのですが・・・。

 

 

観客のマナーが悪すぎます(´;ω;`)

 

 

試合開始早々から、カメラのフラッシュにムラデノビッチが怒り、1stセット、ムラデノビッチが5-4とリードしてDEUCEの場面で事件は起きました。

 

 

以下、推理小説のように複雑な話です。

 

 

まず、ガブリロワが1stサーブをフォルトして、2ndサーブを打とうとしたときに、トスアップした瞬間に赤ん坊が泣きました。

 

 

しかも2回も。

 

 

そして、ガブリロワが気を取り直して三度目の2ndサーブを打とうとしたら、赤ん坊を会場外へ連れて行く父親に向かって会場が謎の突然の大歓声。

(ブーイングならまだわかるのですが)

 

 

さすがに白けてしまったガブリロワが、ここでふてくされてタオルを要求したのですが、するとムラデノビッチが大激怒( ;∀;)

 

 

最初は、観客のマナーの悪さを制止できない主審に怒っていると思ったのですが(実況の声がかぶさって、ムラデノビッチが何を言っているのか聴き取れませんでした)、そのあとの言葉ははっきりと聞こえました。

 

 

“Why she went to take the towel?”

(文法がちょっと間違えていますが)

 

 

実は、この時点でもなぜムラデノビッチが怒っているのかわからなかったのですが、その後の主審とのやりとりでわかりました。

 

 

まず、ガブリロワは1stサーブは打っています。

 

 

そして、2ndサーブを3回、観客に邪魔をされたわけですが、そこでどんなに時間があこうとも

 

 

1stサーブと2ndサーブの間にタオルで顔を拭くのは反則だ!

 

 

というのがムラデノビッチの主張です。

 

 

まあ、ルール上はそうかもしれませんが、あれだけ観客のマナーが悪い中で、ガブリロワも好き好んで取った行動ではありませんので、その抗議に今度はガブリロワが激怒( ;∀;)

 

 

その後も、主審へのクレームという形でネットを挟んでお互いを批判し合っていました(要するに口喧嘩です(笑)

 

 

日本では、テニスはもちろん、舞台やクラッシックコンサートなど、「未就学児童の入場は禁止」なのは言うまでもありません。

 

 

静寂の中で行われるテニス会場に赤ん坊を連れて行く。

 

 

日本ではあり得ないことですね。

 

 

まあ、最後は二人で抱き合って互いの健闘をたたえ合ってくれたのが救いでしたが、なんとも後味の悪いゲームでしたね。

 

 

 

 

さて、これでムラデノビッチは決勝進出です!

 

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ただ、184cmの長身でサーブもフォアハンドも威力があり、ダブルスのスペシャリストなのでドロップショットやネットプレーも上手なのに、そのムラデノビッチが優勝までたどり着けない理由はボクは3つあると思っていて・・・

 

 

1.スーパープレイを台無しにしてしまう凡ミスが多い(波に乗れない)

 

 

2.ダブルスがなまじ強いので、そちらでも試合数が多い(疲れやすい)

 

 

そして、3つ目がまさしくこの試合で見せた”Temper”、すなわち「かんしゃく」だと思っています。

 

 

ただ、そろそろ優勝してほしいので、明日なんとか時間を作って、ムラデノビッチの初優勝を願いながら決勝戦を観ます(*^^*)

 

 

もっとも、ボクが応援した選手は負けるというジンクスが、ムラデノビッチの最大の敵かもしれません(笑)

 

 

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コメント (7件)

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  1. WTAはビリー・ジーン・キングの力が絶大ですからね。まあ実際WTAで一番力を握っているのは誰かは自分ではわかりかねますけど。

    そしてビリー・ジーン・キングがセレナの味方ならば当然エバート、ナブラチロワもセットになるわけで結局ロシアに力のあるレジェンドがいないということに尽きますね。

    先の話になりますがシャラポワが引退したらWTAでのパワーバランスを変えてもらいたいところがありますね。

    • おっしゃるとおりですね。
      しかし、多くの人がなんの疑問も持たない、
      「なぜ、春や秋ではなく、スポーツに適さない真夏にオリンピックを開催するのか」
      ということを考えると、アメリカにはオリンピックにさえ口出しできる親玉がいるんですよね。
      WTAもITFも、その「誰か」の下部組織に過ぎないのが現実ですね。

      それが誰かはわかりませんが、NFLとNBAの開催時期にぶつけてくる欧州、南米サッカーは
      オリンピックすら操れるアメリカにとっては目の上のたん瘤で、「女子高生のスポーツ」扱いですから、
      WTAもITFもアメリカも、「セレナはグラフのGS優勝回数を抜いてくれればいい」というあたりで
      話し合いがついているんでしょうね。
      まあ、優勝回数22回を抜く非アメリカ人選手は、今のところ出てくる気配はありませんし、
      もしかしたら、グラフに並びましたので、セレナはある意味大役は果たしたというところかもしれませんね。

  2. 大村さんセレナがファイナル欠場決定しました…。

    ビヨンセのライブ出演からのファイナル欠場はほんとにWTAをなんだと思っているのでしょうか。

    • え!
      いや、これは真面目な話、出場停止処分ものですよね。
      この好き勝手をWTAは許すんですかね?
      ちなみに、WTAは「過失で」メルドニウムを摂取してしまったシャラポワに、
      当初は4年の出場停止処分を課しました。

      もっとも、狙いはシャラポワの(というかロシア)メダルを阻止することで
      今年のオリンピックがポイントなしになったのも、
      男子はもちろん、女子もメダルなしと予測したアメリカの圧力であることは明白です。

      ただ、アメリカがバックにいる以上、セレナの処分はないでしょうね。
      セレナが2年連続で欠場してツアーファイナルズが有名無実化してくれたほうが、
      NFLとNBAが盛り上がりますから、むしろアメリカはセレナに感謝しているくらいだと思います。
      というか、そのような裏工作があってもなんの不思議もありません。

      しかし、セレナの行為は、1ポイントでも欲しくて、1つでもランクを上げたくて頑張っている
      すべての女子選手に対する冒とくですね。
      以前、ツアーファイナルズ出場選手に「尊敬するプレイヤーは?」と質問したら、
      全員が「セレナ」と答え、シャラポワだけが「モニカセレシュ」と、
      ファイナルズに出場していないレジェンドの名前を挙げました。
      「さすが、シャラポワ!」と惚れ直しました。

      もう、来年は、選手一丸となって、セレナを引退に追い込んでもらいましょう。

  3. モスクワですがチブルコバがリンツを優勝してファイナル確定させたのでモスクワを辞めましたね。代わりのシードにベスニナが入ったので一応カサキナには追い風がキていますね。

    そしてカサキナとベンチッチの試合が深夜まわりますが始まりますね。

  4. この試合自分は見ていなくてコメントすることがないと思っていましたが、ムラデノビッチのダブルス疲れでシングルスのツアー優勝がないのではとの大村さんの見解で思い出したことがあります。

    それは昨年のWTAファイナル・シンガポールでのムグルサです。

    大村さんもご存知の通りラドワンスカが優勝しましたが、ムグルサがダブルスを決勝までフルに試合をしていなければムグルサが優勝していたと思います。

    そしてなぜムグルサがダブルス棄権できなかったかというとそれはスアレスナバロがシングルスでのファイナルを最後の最後で逃してしまったからです。スアレスナバロもシングルスでファイナルに出場していればダブルスを棄権する選択を躊躇なく出来たと思うからです。

    これがあったからこそ今年からコンビ解消していますがフェド杯ではコンビ組んでいますしね。

    • そのようないきさつがあったんですか。
      ムグルサはラウンドロビン全勝でしたし、パワーテニスでゾーンに入っていたので
      おっしゃるとおり、ラドワンスカが優勝できるトーナメントではありませんでしたよね。

      ただ、今年のメンバーと、ムグルサとハレプの出来が読めない以上、
      ラドワンスカの連覇もありえますが、
      (シモナハレプのジャンシューアイ戦を観ましたが、あんなエラーマシンのハレプは初めて見ました)
      ボクは今年の1位は、なんの疑いもなくアンジェリック・ケルバーだと思っているので、
      シンガポールは無理してまで観ないと思います。

      そのアンジェリック・ケルバーですが、アメリカのスポーツサイト(スポーツブログ?)で
      「ケルバー・バブル」という表現で、要するに今年のケルバーは出来過ぎで
      その理由に、シャラポワとアザレンカの不在と、若手が思ったほど伸びなかったことを理由に挙げていましたが、
      テニスバカさんとボクが散々言っていることを、海外の人も同じように思っているんだなーと思いました。


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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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