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カサキナ、マカロバを撃破! モスクワオープン2回戦(女子テニス207)

 

ダリア・カサキナが、同じロシアのダブルスのスペシャリスト、エカテリーナ・マカロバを下しました。

 

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マカロバは、今年のリオオリンピックのダブルスの金メダリストで、全仏オープンでも準優勝していますが、一番怖いのはゾーンに入るとフォアハンドが手が付けられない、「ペトラ・クビトバ状態」になることです。

 

 

実は、 ボクのブログの1回目 で紹介しているのがこのマカロバで、このときもゾーンに入って、途中ベンチッチは打つ手なしになって、泣きながらお父さんのオンコートコーチングを受ける状況でした。

 

 

ですから、カサキナは最初は徹底的にマカロバのバックハンドにボールを集め、しかし、マカロバのフォアハンドのほうがミスが多かったので、途中からボールを散らし始めました。

 

 

すると、マカロバがコーチングを受けて(ロシア語なので内容はわかりませんが)、マカロバはカサキナの1stサーブからポジションをベースラインより内側に上げて、リターンエースとダウンザラインでポイントを取る戦術に切り替え、これがはまってカサキナが一気に追い上げられました。

 

 

(しかし、1stサーブから相手にコートの中に入られるようでは、やはりカサキナはもっとサーブを磨く必要がありますね)

 

 

すると、今度はカサキナのコーチがこう言っていました。

 

 

“Go around, Lower, Focus 1st step and be careful down the line”

 

 

要するに、「走り回れ。重心を低く。一歩目にフォーカス。そして、相手のダウンザラインを警戒しろ」

 

 

このパーフェクトなアドバイスで、まあそれ以降はカサキナは余裕で、実際に2ndセットは6-1で取りましたが、5-0のときにロシアの先輩にベーグルでは失礼と思ったのかはわかりませんが、なにかプレゼントするかのように1ゲーム落としただけでした。

 

 

マカロバの最大の敗因は、とにかく得意のフォアハンドが不発だったことですが、得意のドロップショットもことごとくカサキナに拾われ(こうしたところにも、コーチの”Lower, Focus 1st step”というアドバイスが生きていましたね)、ロブで頭上を抜かれるという屈辱的な失点を重ねて、ネットプレーを封じられたことですね。

 

 

いずれにしても、今日のカサキナは、「なぜこの選手がTOP10じゃないんだ!?」というくらい強かったです(*^^*)

 

 

さて、次の対戦相手は恐らく、カサキナが「私のもう一人のお母さん」と慕う(せめて、お姉さんにしてあげて欲しいです(笑)、マカロバのダブルスパートナーのベスニナですが、まあ今日のテニスができれば勝てるでしょう。

 

 

3回戦のスアレス・ナバロを警戒していたのですが、なぜか出場予定のないカサキナのダブルスパートナーのダリア・ガブリロワにナバロが負けていて、これは追い風が吹いてきましたが、正直なところ、カサキナはダブルスはさっさと負けて、シングルスに集中して欲しいですね。

 

 

おじさん、あまりに嬉しいので、今日は祝杯で夜の街に遊びに出ます(*^^*)

 

 

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コメント (5件)

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  1. カサキナは下半身でショットをコントロールしているからダブルスでエネルギー使ってしまうと、シングルスでそのエネルギーが切れた時ショットをコントロールできなくなることが出てきますね。

  2. 大村さんのダブルスはさっさと負けてという予想がドンピシャで当たってしまいましたね…

    • カサキナ、ダブルス、負けましたか!
      これは朗報ですね。

      錦織がステップアップした理由はいくつも挙げられていて、
      特にサーブの改善が取り上げられることが多いですが、
      クルム伊達の「もう、ダブルスやめてシングルスに専念したら」というアドバイスも大きかったと思います。

      カサキナは確かに、まだボレーでミスが出ますが、それよりも一度順位を上げて、
      プレミアトーナメントでもシードが付くところまで行って、
      そこで伸び悩んだらダブルスを検討するくらいでいいと思っています。

      マカロバは、気の毒なくらいカサキナにロブで頭上を抜かれていましたが、
      あれはダブルスなら後衛が拾ってくれるボールですので、
      ダブルスに出まくるのも良し悪しということですね。

      ボクはダブルスまで観る時間はありませんが、
      ベンチッチがKiKiと組んで出ていますね。
      みんな最後の大会ということで、ポイントとお金を稼ぎに来てますね(*^^*)

  3. そのガブリロワと組んでるダブルスですけどこのマカロバ戦の前日にマカロバ・ベスニナ組をやぶっていますからね。

    自分は正直フルセットのタフマッチになるだろうと予想していましたけど、カサキナは自分の予想を超えていましたね。やっぱりマカロバは土居美咲より強いレフティーですし。


    スアレスナバロは昨年同様全米後から調子が右肩下がりですね。今年は東レでウォズニアッキにあたってしまって1コケしてしまったのが誤算でしたね。

    まあ大村さん同様自分もファイナルに関して全くといっていいくらい興味が失せてしまったわけですが。

    • マカロバはなんと言っても、全米オープンで初戦がマカロバということで、
      いつもは1stウィークは軽く流すセレナが、初戦にピークを合わせざるを得なかったほどの選手ですからね。

      ただ、カサキナはまだツアーで決勝進出すらない選手なので、
      疲労を溜めずに上手に乗り切ってほしいですね。

      マカロバ戦では、完全に試合を支配しており、実況も"dominates"と何度も言ってましたからね。


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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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