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ケルバー vs チブルコバ、今さらですがツアーファイナルズ決勝(女子テニス217)

 

今年はもうブログは書くつもりはなかったのですが、備忘録代わりに、今さら見たアンジェリック・ケルバー対ドミニカ・チブルコバのツアーファイナルズ決勝戦です。

 

 

チブルコバは、彼女のテニスキャリアで最大の栄誉を掴みましたが・・・

 

0,,12781~14987176,00

 

 

チブルコバが勝ったというよりも、ケルバーが負けた、という試合でしたね。

 

 

ケルバーの敗因は後述するとして、ブログの読者の方から

 

 

「なぜ、チブルコバは身長が低いのにパワーがあるのか」

 

 

とコメントをいただきましたが(随分前のコメントですが先ほど気付きました、すみません)

 

 

あくまでも個人的な見解ですが、チブルコバは決してパワーヒッターではないと思います。

 

 

ラリー中のストロークも明白に100Km出ていませんし、サーブのMAXも158Kmですので。

 

 

ただ、センターポジションからの左右へのアングルショットの角度と、仕掛けの速さは素晴らしく、同じようなプレースタイルですぐに思い浮かぶのがダリア・ガブリロワですが、このような選手がはまると、特に守備型の選手にとっては厄介であることを、下のブログに書きました。

 

 

コートの妖精、スビトリーナ、準決勝進出! チャイナ・オープン(北京)

 

 

ちなみに、このプレースタイルのさらに上を行くパワーヒッターがマディソン・キーズだと思いますので(ストローク・スピードが100Kmを超えて、サーブも180Km)、キーズのアングルショットの精度が上がったら、来年以降、かなり厄介な相手になりますね。

 

 

また、チブルコバはフォアハンドに走らされたら、通常は相手のセンターポジションに返してラリーをリセットするか、クロスで返してそのままクロスポジションでのラリーという展開になるのですが、彼女は一か八かのダウンザラインが面白いように決まって、こうなるとケルバーはチブルコバのバックハンドにボールを集めないとならないのですが・・・。

 

 

ケルバーは左利きなのでフォアハンドですが、チブルコバのバックハンド側を狙ったフォアハンドショットをことごとくネットに引っ掛けました。

 

 

また、2セットマッチの試合でダブルフォルトが6本もありましたが、ケルバーの不調の原因は明白で、完全なガス欠です。

 

 

ラケットが振れていないので、ネットに引っ掛けたりダブルフォルトするわけですが、さらにはフットワークも悪く、フィジカル的に限界でした。

 

 

そればかりか、ネットプレーもドロップショットもまったくなかったので、「考える力」すら残っていなかったのだと思います。

 

 

そして、ボクは、「ケルバーはツアーファイナルズで負けるかもしれない」と、次のブログで書きました。

 

 

ケルバーの無気力試合で思ったこと

 

 

すなわち、武漢オープンのペトラ・クビトバ戦で壮絶な戦いをして、その後の北京オープンでエリーナ・スビトリーナに負けたところでツアーファイナルズに備えるべきだったと思うのですが、世界ランク1位のケルバーは休むことなく香港オープンという小さな大会に出場し、今年のケルバーはこの香港オープンでフィジカル、メンタルを使い切ってしまいましたね。

 

 

もし、ケルバーが香港オープンを欠場していたら、ツアーファイナルズはケルバーが優勝していた、というのがボクの予想です。

 

 

興味がないので観ていませんが、フェドカップ決勝で、カロリーナ・プリスコバとクリスティーナ・ムラデノビッチがフルセットでゲームカウントが16-14という凄い試合をしたらしいですね。

 

 

プリスコバもムラデノビッチも、フェドカップになると人が変わるのですが、すでに強いプリスコバはともかく、ムラデノビッチはフェドカップのテニスを通常のトーナメントでできれば、40位台にいるような選手ではないんですがね~。

 

 

ただ、これは自国の人は盛り上がるでしょうね。

 

 

ボクは、チェコが勝とうとフランスが勝とうと無関係なので(昨年はマリア・シャラポワ要するロシアを応援していましたが)、ニュースで読んだだけですが。

 

 

 

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コメント (52件)

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  1. 大村さん、ブリスベンのドロー出ましたね。

    なんとチリコは辞退者のおかげか本戦ストレートインでしたが、初戦からクズネツォワになりました。

    カサキナはベグですね。あとスビトリナはプイグと潰しあいになってしまいましたね。

    • あけましておめでとうございます。
      このブリスベン国際は、ブログに書きます。
      もっとも、楽しいブログではありませんが・・・。

  2. 大村さん、イバノビッチ引退してしまいましたね。

    個人的にはいい引き際だと思いますけどね。トップ10復帰に向けては絶望的といいコンディションでしたし。来年30になりますしね。

    • そうですか。
      まあ、テニスバカさんのおっしゃるとおり、もうテニスが向上するとも思えなかったですし、
      いい引き際だと思います。
      イバノビッチと言えば、ボクはサーニャ・ミルザのミックスダブルスしか観ていませんが、
      IPTLに出ていたようですね。
      サーニャ・ミルザは、「アジアのシャラポワ」と言っても過言ではないと思います。
      彼女がシングルスプレイヤーだったら、恐らくシャラポワの次に応援すると思います(*^^*)

  3. あと大村さんも気になっているプレイヤーの1人であるキーズは全豪欠場発表しましたね。しかしまたまたダベンポートをコーチに迎え、持ち前のパワーテニスを完成させてくるでしょうね。

    • え!キーズ、故障でもしたんですか!
      また股関節じゃなければいいんですけどね。
      ボクは、関節だけは癖になるので、怪我をしてはいけないが持論で、
      だから、エリートトロフィーのときのスビトリーナも本気で棄権して欲しかったです。

      それよりも、せっかく自分のテニスを取り戻して、
      エリートトロフィーを優勝したクビトバの事件がいまだに無念です・・・。

  4. 大村さん、もし機会があればですが
    テニス雑誌のスマッシュ2月号にイバン・ベンチッチのインタビュー記事がありました。

    まあ内容は読んでみてのお楽しみですが、一言だけ自分がびっくりしたのはイバン・ベンチッチが元アイスホッケーの選手だったということです。

    元プロサッカー選手のピョトル・ウォズニアッキと同じく元アスリートという衝撃の事実と共に、娘のコンディション調整もできない元アスリートってなんなんだよって思ってしまいました。

  5. 大村さんそのクビトバですけど全豪アウトは確実で復帰はクレーシーズンになってますね。チャールストンもわからくなりましたね。

    • 怪我の深刻さと年齢を考えると、最悪、もう昔のクビトバは見られないかもしれませんね。
      あまりに無念です。
      ほかの女子選手は、イベントに出たりトレーニングしたりしたことをSNSにあげていますが、
      クビトバは「家族や友達と過ごす時間が好き」と、自宅内の写真をよくアップしていましたので、
      クビトバが自宅にいることは犯人に丸わかりだったわけですが、
      あれだけのスーパースターにボディーガードがいなかったのか、
      もしいたなら、なぜ防げなかったのか、無念、無念、無念です。

  6. 大村さん、スビトリナですが、エナンが妊娠で一時離れることになった対策なのかペンネッタのコーチだったGabriel Urpiを陣営に迎えたみたいですね。

    • Gabriel Urpiという人は知らないのですが、全米女王のコーチですからこれは期待ですね(*^^*)
      仕事が忙しいのですが、合間にスビトリーナはじめ、好きなテニス選手のインスタグラムを見ているときが幸せです(*^^*)

  7. そういえば大村さん、カサキナとプイグって同じ170なんですよね。

    でも骨格の関係上カサキナがプイグばりのパワーを手に入れようとウエイトやることってどうなんですかね。

    やっぱり壊れちゃうリスクってあると思われますか?

    • はい、個人的には壊れると思います。
      プイグのあの柔軟な筋肉は、ボクは女子テニス界No.1だと思っています。
      特に、競走馬のような美しいお尻と、それに支えられた下半身は、
      他の選手がトレーニングで手に入れられるものではないと思っています。

      確かにプイグは身長は高くありませんが、ハードコートでもスライディングできる
      フットワークを持っていますので、ボクは来年はTOP20を予想しています。

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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