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ムラデノビッチ、今年のベストマッチで初の3回戦突破!シャラポワ不在の全仏オープン2017、その10(女子テニス295)

 

まず最初に、ブログの本題ではありませんが、ボクはガルビネ・ムグルサを少なくともローランギャロスの赤土では過小評価していたようです。

 

 

ムグルサというと、パワーテニスがいつも3回戦あたりで力尽きて、Unforced Errorsが50本以上という負け方はもはやパターン化しています。

 

 

しかし、全仏オープンのムグルサはとにかくミスをしません。

 

 

あんなハードヒットでミスをしないのはセレナかシャラポワくらいだと思いますので、ムグルサはローランギャロスの赤土でテニスをするために生まれてきた選手なのかもしれません。

 

 

連覇も十分にあり得ると思います。

 

 

もっとも、先日のブログに書いた通り、こんな鬼気迫るメンタルで2週間戦ったら、当然ですがその反動が来るでしょうね。

 

 

ムグルサは全仏オープンで優勝してもポイントがもらえませんので、世界ランク1位争いは、やはりカロリーナ・プリスコバ、エリーナ・スビトリーナ、ヨハナ・コンタ、そして場合によってはビクトリア・アザレンカと見ています。

 

 

 

それよりも本題ですが、今日のムラデノビッチvsシェルビー・ロジャーズは今年のベストマッチでしたね。

 

 

Kristina-Mladenovic-2

 

 

試合前はムラデノビッチが勝つと思っていたのですが、予想以上の苦戦で首をかしげましたが、ムラデノビッチがなんとか7-5でものにしました。

 

 

しかし、問題は2ndセットです。

 

 

お互いにサービスゲームをキープした3-3の場面で、ムラデノビッチは0-40と3本のブレークポイントを握ります。

 

 

もはやこれは実質的なマッチポイントで、ボクは「ムラデノビッチが勝った」と思いました。

 

 

ムラデノビッチも当然ですが、マッチポイントに匹敵する場面だと捉えていたでしょう。

 

 

しかし、ムラデノビッチはこの3本のブレークに失敗してゲームを落とします。

 

 

そして、その後はこのゲームを取り切れなかった失意を引きずって2ndセットを落とし、3rdセットもリードを許します。

 

 

ただ、ここでLightning(閃光)という珍しい理由でプレイが中断したのがもしかしたらよかったのかもしれません。

 

 

ロジャーズが最初のポイントを取って、ムラデノビッチがゲームを落とす気配がプンプンしていましたので。

 

 

それでも、ゲームカウントはロジャーズの5-2です。

 

 

もはや後がなく、「たったの1ブレークダウンのマジックナンバーだ」なんて余裕をかましている場合ではありません。

 

 

5ゲーム取られるという事は、いつマッチポイントを握られても不思議はありませんので。

 

 

しかし、ムラデノビッチは、キープ、ブレークで4-5まで追い上げます。

 

 

そして、次のサービスゲームのときに、スタンドでウェーブが起きました。

 

 

ムラデノビッチは、そのウェーブを目に焼き付けるように眺めた後、キープに成功してついに5-5に追いつきます。

 

 

この時点でムラデノビッチは10ポイント連取でしたので、またムラデノビッチの勝ちを確信したのですが、ロジャーズも踏ん張って6-5。

 

 

そして、6-6となり、全仏オープンはファイナルセットはタイブレークがありませんので、そのまま試合が続くのですが、次のロジャーズのサービスをムラデノビッチがブレークし、最後、勝ちビビることなくサービスゲームをキープして締めました。

 

 

確かに、コードボールなど、運がムラデノビッチに味方した場面もありましたが、地元フランスのあの大声援を、プレッシャーでなくパワーに変えられたムラデノビッチが首の皮一枚上回っていたという試合でしたね。

 

 

テレビの大画面で観られなかったのは残念ですが、今年のベストマッチの1つだと思います。

 

 

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コメント (16件)

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  1. そうだ、大村さん、スビトリナは全豪に続き女子ダブルスではなくミックスダブルスに出場していますね。

    • ボクはよくわからないのですが、MDって真剣勝負なんでしょうか?
      以前、錦織がインタビューで
      「女性相手に本気でサーブは打ちませんよ。
      スマッシュも女性に当たらないように注意してます」
      と笑いながら言ってましたので、半分お祭りみたいなものかなと思っているのですが。

      いずれにしても、スビトリーナにスマッシュをぶつける男子がいたら、
      冗談抜きで許せませんね。
      プリスコバだったら、ぶつけられたらぶつけ返しそうですが(笑)

  2. べリスが負けた理由はエネルギーが尽きたのかなと。仮にウォズニアッキとバーテンズの順番が逆だったとしてもウォズニアッキに勝利しバーテンズに負けたといっていいかと。

    正直べリスのテニスの質はもうかなりのところまで来てるので(1試合のベストパフォーマンスでいえばトップ10レベル)

    後はべリスのテニスの質をどれだけ持続できるかに尽きますね。今べリスに必要なのは試合経験よりもフィジカルトレーニングの時間になりますね。陣営もわかっていると思うので楽しみですね。

    • 「たられば」を言ってもしかたありませんが、昨日順延になっていなければ、
      ベリスが勝っていたと思います。
      実際、まさか突然の雨で順延になるとは思わなかったので、
      ベリスの勝ちを確信していただけにショックです。

      理由は、やはりオンコートコーチングがないからです。
      ウォズニアッキはただ守るだけで、1本の深いボールで
      突然、守備から攻撃に転じるテニスができていませんでしたので、
      オンコートコーチングがあれば、ウォズニアッキパパはその点を指摘したと思うのですが
      ウォズニアッキは完全にベリスのミス待ち状態テニスで、
      昨日のベリスはミスをしていませんでしたので、勝つと思いました。

      ベリスは、5試合戦えるフィジカルと同時に、
      やはりランキングが上のほうがシードが付いたりしますので、
      怪我なくコンスタントに1年戦えるフィジカルも必要ですね。

      あとは、ベリスの暑さへの耐性がどの程度かが気になりますね。
      IWでは暑さに負けて初戦敗退ですからね。

      いずれにしても、年内TOP30は確実だと思いますが、
      TOP20の壁を越えられるかは、まずはおっしゃるとおり
      フィジカルしだいでしょうね。
      ベリスはメンタルは強いと思います。

      ちなみに、スタンフォード大学をやめたと聞きましたが、
      入学するのをやめたのか、退学したのか、
      そもそもがガセ情報なのかがわかりません。

  3. 大村さん、雨降らなかなと思ったところからの雨にびっくりしております。

    まあこんな状況でプリスコバと試合なんかやった時には悲惨なわけで、今日はリネッテだったのが救いですかね。

    • もうスビトリーナは順延確定ですので寝ますが、
      今後のスケジュールはどうなるんでしょうかね。

      しかし、ムラデノビッチ戦を控えて雨とは、
      本当にムグルサは全仏の女神に愛されているようですね。

  4. そしてそのラドワンスカをボコボコにしたコルネですけど。

    本当にコルネの調子の上下が激しすぎますよね。見ていてギャンブルテニスをやっているわけでもないのに、なぜか不安定ですよね。

    女子テニス界七不思議のひとつと思っているのがコルネがセレナから3勝しているということです。シャラポワでも2勝でしたよね。

  5. あとスビトリナに関していえば、WTAツアーはもう評価しているのですが、スビトリナのグランドスラムの成績を見ると、やはり優勝候補に上げるのが難しいですよね。

    現時点ですと、ハレプとムグルサの後の三番手の評価にはなりますね。

    それぐらいグランドスラムは実績がものをいいますからね。

    昨年の全米のプリスコバのように一気に突き抜けられるのかは注目ですが、正直コメントを書いていて迷っている部分はありますね。

  6. スビトリナとハレプ。

    スビトリナとしてはスライスを使いたいと思うのですが、ローマの延長で試合をするでしょうから、スビトリナがスライスでハレプのリズムを崩す展開が期待できないかなと。

    カサキナは頑なにハレプのスピンとカサキナ自身のスピンの真っ向勝負しましたよね。だから最後はああもあっけない幕切れとなりましたが、一応カサキナは出し切った表情をしていたように自分は感じました。

    あと自分も大村さんもあれほど懸念した雨ですけど、なんとか大会終了まで降らずに済みそうですかね。

    そうなればもちろんスビトリナの確率は上がるのは間違いないところですね。

    ラドワンスカはどうしちゃったんでしょうかね。単純にフィジカルの問題ではないかと。今黒塗りラケットを使っていますが、ラケットがまだしっくりきていないのか正直わかりかねますね。

    • ラドワンスカは、昨晩の雨でコートが重かったのが原因だと思っていますが、
      おっしゃるとおり、それだけではなさそうですね。

      ただ、試合開始直後のコートの重さは半端なくて、
      あれでお客さんがいなかったらヒッティングの練習と勘違いしそうなほどに、
      二人のボールが死んでいましたよね。

      相手のスピードボールを逆手に取るラドワンスカにとっては、
      あまりに酷なコンディションでしたね。

      それよりも、カサキナもベリスも負けて、著しくモチベーションが下がっています。

      ボクの場合は、テニスバカさんのように公平に見られないので、
      確かに優勝予想にハレプやムラデノビッチを挙げていますが、
      優勝して欲しいのはスビトリーナであり、プリスコバであり、そしてカサキナです。

      そこへ持って来て、まあテニス自体はハードコートの延長線上ではありますが、
      ベリスをもう2試合くらい観たいと思っていたら負けてしまいました。

      明日から仕事ですので、今日は錦織が早く終わったらプリスコバは観ますが、
      スビトリーナは観られそうにありません。

      ただ、WOWOWがやるようなので、当然録画しますが。
      そのWOWOWですが、ハレプ・カサキナをオンデマンドで観ていたのですが、
      2ndセットに入って試合がもつれると、どんどんと重たくなり、
      ついには1分おきにフリーズしましたので、一度ブラウザを閉じて、
      付け焼刃とはいえキャッシュをクリアして、もう一度見ようと思ったら・・・

      「視聴者数が制限を超えています」

      結局、いつもの海外サイトでスマホで観ました(苦笑)

  7. 大村さん、どうしたんでしょうか急に。

    自分は至って冷静でべリスはまだグランドスラム7試合戦えるだけのエネルギーはまだないですからね。

    確か大村さんもべリスのクレーについては冷静だったじゃないですか。 

    あとはべリスがこのまま順調にと思うばかりですけど、なんとなくですがべリスはストイックなイメージなんですよね。

    ブシャール、ベンチッチはブレイク当時もなんか足元すくわれそうな部分は見られましたよね。

    • >ブシャール、ベンチッチはブレイク当時もなんか足元すくわれそうな部分は見られましたよね。

      テニスバカさんはそう見てましたか。
      ボクは、どちらも将来の世界一位と見ていましたが。
      まあ、予想を大外ししていますが、ボクはベンチッチは復活すると見ています。
      時間はかかるかもしれませんが、またTOP10に戻ってくると思っています。
      それだけの卓越したテニスセンスがあると思っています。
      ブシャールは微妙ですが・・・。

      まあ、CiCiの優勝はさておき、確かにドバイではウォズニアッキに負けましたが、
      今日は勝つ可能性、十分にあると見ています。
      前の男子の試合がフルセットマッチをやっているので一向に試合が始まりませんが。

      テニスバカさんはこれまでの一連のコメントを拝見すると、
      スビトリーナの評価が低いようで、全仏もスビトリーナがハレプに負ける前提で
      お話をされていますが、今日のカサキナ戦を観る限り、
      やはりハレプはスピンボールしか打てませんので、
      1stセットを取るのはきついと思いますが、スピンボールにアジャストすれば、
      スビトリーナが2nd、3rdを取る可能性は十分にあると思います。
      フットワークもハレプに負けていませんし。
      ただ、臨時コーチしかいない中で、どこまでハレプ対策を立てられるかに不安はありますが。

      一方で、テニスバカさんと違ってボクの評価は決して高くないラドワンスカは
      重たいコートの前にあっさり負けましたね。
      昨年のピロンコバ戦の再来で、ラドワンスカは全仏の女神には見放されていると感じました。
      もっとも、自分のサービスゲームをすべてブレークされるラドワンスカは初めて見ましたが。
      華奢ながらも170Km以上のサービスを持っていますので、これは意外でしたね。

  8. ただロジャースがかわいそうというかあれなのは、女性でありながらあの強面としか言いようがない顔立ちとパワーテニスというスタイル。

    キーズは美人ではありませんがいかにも愛嬌がある顔立ちなのでロジャースはもうヒロインにはなれそうにないのがついてないというか運命なんですかね。

    • 今、Order of playを見たら、ベリスvsウォズニアッキと、カサキナvsハレプの時間がかぶってますね。
      これは、どちらを観るか悩みますね。

  9. 自分は1回戦のデジャヴかと思いましたね。

    1回戦のブラディ同様ロジャースのパワー負けする展開からムラデノビッチのサーブがどうにもおかしく、確かダブルフォルトも10本以上やっていましたよね。

    それでもムラデノビッチはドロップショット、スライスを駆使してパワー負けしつつも土俵際で踏ん張り、フランスのあの応援から試合をまたひっくり返してみせました。

    ロジャースは昨年全仏ベスト8なだけあり力は十分に見せつけてくれたと思います。


    そしてムグルサとムラデノビッチのしあは当然ムグルサ主導のパワーテニスにムラデノビッチがテクニックでくらいつくという展開になるのは間違いないところでしょうか。

    ムグルサも結果押し切れていますが、やはり攻撃的すぎるプレイヤーなのでつなぐ意識もありつつも仕掛けが早すぎることがありますね。

    ムグルサのミスの少なさはとにかく今回動きがいいということです。フットワークは今年どころか去年をさかのぼってみてもあんなにプティンセバのドロップショットを拾えるくらい良かったっけといったところですね。

    そしてムグルサが負けるとしたらフットワークが通常モードに落ちたときですね。大村さんが以前言及されていたようにフォアスライスがサインだと思います。

    ムグルサのフットワークが落ちなければ一気にいきそうですね。クズネツォワ、ビーナスに走り勝てるようなら負ける要素はなくなりますし、決勝でハレプ、スビトリナだとパワー勝ちできるので優位に展開できるかなと。

    今回プリスコバの決勝の可能性はとりあえず置いときます。(雨が降らない限りは)

    • もちろんロジャースも良かったのですが、ボクが事前に
      「もし、ムラデノビッチが負けるとしたら」
      という予想で、
      「なんでもできるためにミスが出る」
      と言いましたが、この全仏オープンに入って、ムラデノビッチのミスが目立ちますね。

      ちょっと大会前の予想よりはパフォーマンスが悪いですね。

      なにせ、ハレプはほんの少ししか観てませんし(靱帯損傷の割には元気に走っていました)
      カサキナもセバストワも1試合も観ていないので
      なんとも言えませんが、ムグルサがコンタベイト戦とプティンセバ戦のテニスを
      どこまで続けられるかですね。

      プティンセバのときのほうがミスが多かったので、
      これはムラデノビッチに追い風なのですが、
      そのムラデノビッチもミスが多いですからね。

      というか、真面目な話、優勝はキャサリン・ベリスでよくないですか?(笑)
      ダウンザラインでウォズニアッキを下げてドライブボレーで仕留める。
      ボクが一番好きなテニスです(*^^*)
      雨天順延がどう転ぶかですね。

      もう実力拮抗で予想も面倒なので、CiCiかスビトリーナでお願いします(笑)


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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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