大坂なおみ、テニススタイルを元に戻すもビーナスに戦敗退 ウィンブルドン2017 その3(女子テニス308)
昨晩は、久しぶりにゆっくりとテニスが観られました。
と言っても、海外のサイトでスマホ視聴ですが。
カロライン・ガルシアvsマディソン・ブレングル
まあ、予想通りガルシアが勝ちましたが、ガルシアは強くなる前のエリーナ・スビトリーナみたいなテニスは相変わらずですね。
もっと守備力を磨かないと伸び悩むのは必至だと思います。
エリーナ・スビトリーナvsカリーナ・ビットヘフト
横綱相撲でスビトリーナが勝ちました。
スビトリーナは足首の怪我が心配ですが、ビットヘフト戦を観る限り大丈夫そうでした。
ヘザー・ワトソンvsビクトリア・アザレンカ
この試合が昨日は一番燃えましたね。
キャサリン・CiCi・ベリスのときもそうでしたが、出産から復帰後ということもあって、アザレンカは1stセットで相手に手の内を出し尽くさせて、2nd、3rdセットを取ってしまうテニスでしたが、ワトソンにもチャンスはありました。
特に、試合終盤にがら空きのオープンコートができているのに、アザレンカに向かってリターンしてしまった2、3本のショットが悔やまれます。
カミラ・ジョルジvsエレナ・オスタペンコ
オスタペンコは相変わらず博打テニスで、相変わらずの「カスタネットの女」でしたが、明白にミスが目立ち始め、「ワルツの女」になりつつあります。
現在は、カスタネットを叩きながら踊っている「フラメンコの女」状態です。
ジョルジもゲーム先行で勝つチャンスはあったのですが、オスタペンコにフラメンコを踊りながら「オーレ!」と決めポーズで負かされてしまいました。
ということで、正直なことを言うと、大坂なおみvsビーナス・ウィリアムズは観戦するつもりはまったくなかったのですが、錦織圭のあとに同じコートで上述のスビトリーナ戦があるので、
「もしかしたらWOWOWが放送してくれるかも。どうせならテレビの大画面で観たい!」
と一抹の期待を持ったのですが、やはりWOWOWがスビトリーナ戦をやるはずもなく、そのままテレビをつけっぱなしにしてスマホで観ていたら、大坂なおみの試合が始まりましたので、眠い目をこすりながら観ました。
まず最初に、ボクは こちらのブログで
大坂なおみはテニス人生の岐路に立たされている
フォアハンドの改善に失敗したら「歩けないムカデ」になる
と書きましたが、ビーナス戦では課題のフォアハンドはフラット系のハードヒットで、完全に調子の良かった昨年の東レPPOの頃に戻っていました。
なにせ、1回戦で格下の相手に負けそうになるほどフォアハンドがボロボロでしたので、コーチと話し合って一時的に本来のスタイルに戻したのかもしれません。
そして、ボクは大坂なおみはこれでいいと思っています。
そもそも大坂なおみのバックハンドはすでに女子テニスでトップクラスですので、フォアハンドも確かにミスは出ますが、スピン系ではなくフラット系のパワーテニスでいいと思います。
それにプラスして、スライスとネットプレーを上乗せすればいいのではないでしょうか。
要するに、現在持っている物に手を加えるのではなく、今の大坂なおみは右に振られたときにもカウンター狙いのフラットボールを打ってネットに掛けるシーンがよく見られますが、このボールをフォアハンドスライスでつなぐボールを返せるようになれば、コーチの思惑通り安定性は増すはずです。
また、ネットプレーのミスを減らせば、同様に安定性は増すはずです。
試合に破れた大坂なおみとコーチが、ウィンブルドン後に今後のテニスをどうするのか興味がありますが、フォアハンドそのものの大改造にこだわるのであれば、当分は大坂なおみは1回戦、2回戦負けの選手になると予想します。
写真は、意味もなく「テニス界の美し過ぎるバレリーナ」ことカミラ・ジョルジです。
今年のウィンブルドンの写真ではありませんが、ウィンブルドンでもこのテニスウエアですから、相当なこだわりようですね。
ちなみに今年のウィンブルドンでも、きちっと胸元はレースを編んでいました。
レシーブの時に、お尻を振り振りさせるミツバチのような構えは、キャサリン・ベリスと双璧の妖艶な色気があって、それだけでご飯が3杯食べられますね(*^^*)
↑
すみません。久しぶりにオヤジ入りました(笑)
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ジョルジの↑のテニスウェア覚えてます。ジョルジにしか似合わないデザインだと思います。
今回は、ペイズリーの透かしが見えた気がするんだけど、じっくりチェックする前に録画消してしまいました。
初めて CiCiのお尻フリフリを見たとき、ジョルジの顔が思い浮かびました。
二人ともそれぞれのフリフリが、かわいいです。
ちなみに、私はオジサンではなくてオバサンですからね^^
ベーグルさん、こんにちは!
ジョルジはウエアだけでなく、試合中の髪型にも相当気を使っていますね。
ただ、なにぶん、プレミアトーナメントに出場できるランキングではないので、
僕のブログにもあまり登場しませんが、試合があったら思わず見てしまう選手の一人ですね。
お尻フリフリは、CiCiはまだあどけなくてかわいい路線。
ジョルジは完全にお色気路線ですね(*^^*)
ちなみに僕の一押しは、今年は怪我でランキングを下げていますが、
アメリカのルイーザ・チリコです。
ほんの1分程度ですが、ボクが唯一直接会話をしたことがある女子選手です。
針で刺したら空中に飛んでいきそうなぽっちゃり体形におじさん、ノックアウトです(*^^*)
そうだ大村さん、ワトソンとアザレンカの試合を見ていてワトソンのテニスについて
四字熟語で例えてみたいのですが。
それは玉石混交テニスです。ワトソンってそれこそ目を覚ますようなウィナーもあれば、別になんでもない繋ぎのショットをアマチュアみたいなミスもありますよね。だからツアー3勝の実績もありながらトップ100圏外に落ちてしまったわけで。自分はワトソンのテニスは博打までにはいっていないんですよね。それくらいコーチなら頭を抱えるようなミスが散見されますし。
今日は、WOWOWそっちのけでケルバーvsロジャーズを観ていたのですが、
ワトソンに限らず、いまいちな選手ってみんな玉石混交ですね。
ロジャーズも、目が覚めるようなウィナーを打ちますが、
バックハンドにボールを集められるとボロボロですし。
なによりも、トップ選手との差はやはりメンタルですね。
ケルバーは、1st取られて、2ndもブレークダウンで、
正直、負けるかと思いましたが、そこから盛り返すその底力は
テニスのテクニックではなくメンタルだと思います。
これで、次戦はケルバーvsムグルサという最高のカードになりましたね。
どちらも調子は良さそうですが、お互いに約1年、
優勝から遠ざかっていますので、ちょっと予想がつかないですね。
まあ、ボクはスビトリーナ一択なので、正直なところ、
どっちが勝ってもいいのですが。
それくらい、クビトバとプリスコバの敗戦が尾を引いています。
大村さん、大坂なおみは、セレナに憧れテニスを始めてここまできたわけですが、ビーナスと試合をして大坂なおみのテニスはセレナよりもビーナス寄り、シャラポワ、ムグルサ方面ということをいやでも認識したのではないでしょうか。
これからスタンフォードまで時間がありますのでこの短期間でもテニスの取り組み方が変わると思います。というよりビーナス、セレナとの試合で大坂なおみに意識改革がなされないようであれば、この時点でいうものあれですが素材だけで中身はてんでダメだったと諦めがつきますね。
それだけ大坂なおみがこれから右肩あがりで急成長を遂げるとしか思えないビーナスとの試合だったと見ています。
大坂なおみははっきりと、「ビーナスは勝てない相手ではない」と明言しましたね。
おっしゃるとおり、大坂なおみが覚醒するきっかけとなった一戦かもしれませんが、
ことスポーツは、才能を生かすも殺すも指導者しだいの部分もありますから、
今後に注目だと思います。
あのイチローでさえ、二軍の監督に、
「その独特のフォーム(振り子打法のこと)を直さなければ一軍には上げない」と言われ、
二軍で首位打者を取り続けているのに、3年も一軍に定着させてもらえませんでした。
しかし、仰木監督の「好きなフォームで打たせてやれ」の一言で一軍に定着したその年に
210安打の当時の日本記録をマークしました。
もしイチローが二軍の監督の言う通りにしていたら、歴史は作られなかったわけです。
もっとも、僕は大坂なおみ推しではないので、好きな選手が次々に大坂なおみに負けるようになったら、
きっぱりとテニス観戦はやめます。