思い
2016年9月22日、Bリーグ開幕戦。
暗転した会場に反映する世界初のLEDを使用したフロア。
場内を盛り上げようと華やかな演出を施す有名アーティストの方々。
これから始まるワクワクを感じようと会場に集まった1万人の観客。
ゴールデンタイムによる地上波生放送。
どれも理想的な開幕だった。
と同時に自分が何故そこにいないのか、自問自答する自分がいた。
あの場に立てるのは、限られた選手だけ。
これから盛り上がるであろうB1にいることのできる選手の数も限られている。
Bリーグ開幕時にB1にいれないことは、選手にとってとても大きなものだと思う。
それはメディアの露出、金銭面、
知名度、その他もろもろの環境面でも、いの一番に整備されていく。
現在私はB3の地元、福岡のチームにいる。
B3といえばBリーグの一番したの
3部リーグ。
ここまでくるのにいろんな道を辿った。
栃木BREXに2年間在籍し、
自分の思い描くプレーと、監督の意向が合わず、個人の結果としては散々だった。
私が監督にフィット出来なかった不甲斐なさを感じたと同時に、これからの自分の努力ができる強みと可能性を感じることができた。
栃木BREXを2年で退団すると心に決めた二年前。
移籍に対しては不安はなかったが
この二年間で自身の価値はないに等しいと思いながら移籍を決めた。
幸いB1から複数オファーを頂いた。
二年間我慢して努力し続けた結果だと思った。
そのなかで唯一オファーを出してきたB3のチームが現在在籍しているチーム、ライジングゼファーフクオカだった。
最初はB1以外あり得ないと思っていた。行くならB1、ほかの話は全て断るようにエージェントにも伝えていた。
ただ、ずっと我慢強くオファーを出し続けてくれたライジングゼファーが気にはなっていた。
ライジングゼファーも様々な道を辿ってきたことを見聞きしていた。
内容は細かに書かないが、Bリーグに参戦できるかどうかまできていた。
ただ私は何もできなかった。できなかったというよりしなかったのほうがあっているのかも。
遠い地でただそれを見聞きしてるだけ。
自分が恥ずかしかった。
現在のライジングゼファーフクオカという大きな船を動かすために
様々な人が動いていくれました。
Bリーグに入るため署名活動に尽力してくださったブースターの方々、
福岡という地でバスケットを盛り上げようと、熱い思いで手をさしのべて下さったオーナー、
それに賛同してくださるスポンサー、行政の方々、
日本中を周り、熱い思いを胸に福岡を日本一にするために動いてくださるGM、
告知や営業、会場の設営などを一生懸命やってくださる社員、ボランティアの方々、
色々な方々の思いのうえで僕ら選手は大好きなバスケットボールができています。
最短でB1に昇格するという目標を絶対にぶらしてはいけない。
熱い思いにたいして選手は結果と態度で示さなくてはいけない。
長いようで短いシーズンも48試合を消化し、
残り4試合となりました。
選手は残りの試合も全力で戦います。
福岡といえばバスケットボール!!と言われるような環境を目指します。
熱い思いは、必ず形となって成就します。
福岡が優勝するため、B1リーグのファイナルで戦っている。
その理想が現実となるように、
Next Levelに向かってもっと努力をして頑張ります。
今後ともライジングゼファーフクオカの熱い応援をよろしくお願い致します。
ライジングゼファーフクオカ
No.6 小林大祐
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