下田亮次｜しもだりょうじ(レーサー)オフィシャルブログ

2015年（平成27年）3月13日金曜日。

突然の解雇通告を受けた。

知らないおじさん3人が会社にやって来て、

「君達3人は経営責任をとる為に会社を辞めて下さい。

辞める事が条件で融資をします。

辞めなければ融資はしません、そのかわりこの会社は不渡りを出して

倒産し、社員全員を路頭に迷わせる事になります。

今、沈みかけているこの船から君達3人が降りれば

船は再び浮かび会社と社員全員を救う事が出来ます。」

私たち兄弟3人は突然の事に呆然としました。

私たちに残された時間はたったの5日間。

その5日間で引き継ぎと整理整頓を済ませ会社から出ていけ、という

理不尽としか思えない現実を突き付けられた。

融資を含め銀行関係と積極的に交渉等を行い受け継ぐ意思を伝え続けていた長男。

営業周りなどで必死に集金や販売を行い業績向上を達成して会社を支えていた二男。

会社の看板に誇りを持ち常に新しい未来を目指し用品販売と企画活動をしていた三男。

この会社に骨を埋める気持ちで人生をかけていたが実らす事が出来なかった。

船から真っ暗な海に飛び込んでも何も保証がない為、浮き輪もない状態。

生きていたければ足が地につく場所まで自力で泳いでいけ、と言われた感じだ。

辞める際には、何も余計な事は言わないという誓約書に署名をさせられた。

つまり、他で商売をしてお客を連れていかれたら困るという内容だ。

その為、退職金もなく、失業保険もない為、すぐに独立して企業する事を阻止された。

反論反発も出来ないまま、私たちは会社を去った。

しかし、その約2か月後、融資をすると言っていた3人は消えた。

こんな会社に融資なんか出来ない。と言って消え去ったようだ。

全ては代表であった父親の企み。

本来、第一に経営責任を取らなくてはいけない立場の代表は会社を辞める気はさらさら無

く、「この会社は変わらずこのオレが代表でやるから心配するな。」と社員の前で勝手に

陣頭指揮をとってしまう程の勝手な人だった。

業者関係、銀行関係には全て私たち兄弟3人が原因で会社はこうなったと

伝え、さらには何時間も私たち兄弟3人の悪口を聞かされたようだ。

周りは不信に思い離れていった。銀行関係はなおさら私たち兄弟がいなくなった事で

信用を失い全額返金を求めたという。

その頃に違うルートで手をまわされ会社を買い取る新しい法人が現れた。

新しい法人になってから経営不振の原因が明らかになった。

それは、代表と経理を担当していた女の事務員による使い込みと贅沢だった。

そして経理管理をきちんとされていなかった。

新しい法人の担当者がハッキリと言っていた。

2015年の1月に全ての事に聞く耳を持たない代表の父親のもとに行き、

今後は私達兄弟全員で会社管理に経理管理と総ての中身を見ていく事を

伝え翌月の2月から経理室に常時勤務する事になった。

その約１ヶ月後に解雇を言い渡された。

見られては都合の悪い事があったに違いないとすぐに察知した。

代表の父は透析患者で週に３回病院に通い、入退院を繰り返す身体であった。

経理室での事務員の女の動きというと、職場を離れている時間が多くとても経理を

担当するに適任とは言えない状況でいてそんな事が約15年続いていた現状であった。 

まわってきた情報では、会社が新しい法人に渡った時に「相談役として置いてくれ」

と、父親が新しい法人の代表に言ってきたそうだ。

「息子達を解雇しておいてですか？」と誰もが思ったそうだ。 

解雇され会社を離れてから、会う気持ちもなく父親はもういないと思い過ごしていた。 

そして、全て中途半端にしたまま2016年（平成28年）8月2日に父親は亡くなった。

結局、後処理は全て私たち兄弟が行う事になった。

全て明らかになった事でこれから解決に進んでいく。

管理担当者とも段取りが進み改めて事実が明らかになる中、

私たち兄弟も今まで知らなかった事が沢山出てきた。

全てはあの者です。という内容だった。

このまま逃がすわけにはいかない。

正義は勝つ。

この夜景を見ながら、久々に思いました。

１人ホロ酔いで、なぜか少しゆっくり出来ました。

なんで？会社にお店にいないの？という問い合わせなどをいただきました。

これが15年勤めていた会社を離れた内容。

今までは少し遠慮しながら説明していましたが、

これからはハッキリ言って伝えていきます。

私は幸せです、自分の人生に感謝です。

絶対に諦めません。

今日もありがとう。