【コラム】「人にされて嫌なことはしない」ってことなのさ。
最近、久しぶりにpagesやkeword、Numberなどを使って仕事したんだけど、操作性に戸惑うわ、久しぶりで時短テクニック忘れてるわ、で、てんやわんやしちゃった笑
ままま、そんなことは置いておいて、こんな話を今日はしましょう。
いつもの真面目で、長い話。皆があんまり好んで読まないヤツ。でも、僕自身はこういったことを熟考することが、豊かな人生を生きる上で大切な時間になると思ってます。
みなさんは中高時代に、こういう経験をした、もしくは見聞きしたありませんか。
部活動で、上級生がドヤ顔で、下級生をこき使う。お山の大将みたいに。能力もなく、命令口調でしか物を言えない上級生に対して、下級生は腹をたてる。下級生が進級し、上級生となれば、悲しいことに先輩にされてきた仕打ちを後輩に繰り返す…本当に悪しき習慣やなって思う。
誰もが経験したことのあるような、実につまらない出来事。
「人にされて嫌なことはしない。」
これは未だに社会でも実際に起こっているよね。上司と部下という関係で。優位な立場にいるから人を見下ろしている人って、少なからずいる。
何故そうなるのか。
考えられる要因はいくつかある。【彼ら】と【彼らの周りにいる人たち】にまず分けて考えていきたい。
【彼ら】に非がある部分は、かつて自分がされてきた嫌なことをしないという「反面教師にする」思想を持てなかったこと。結局、【彼ら】は愚かにも歴史を繰り返す。
【彼らの周りにいる人たち】に非がある部分は、きちんと「人にされて嫌なことはしない」という教育をしてこなかったこと。そして、【彼ら】を心から受け入れたり、愛したりしなかったこと。
【彼ら】は結局、誰かを心から愛したり、誰かに心から愛されたりする経験に乏しいのではないかと僕は思う。
愛したり、愛されたりすることを知らないから、【彼ら】は人を恐怖で支配しようとする。恐怖で支配しようとしたところで、人は【彼ら】から離れ、逃げる。つまるところ、【彼ら】は孤独になる。誰にも理解されず、歪んだ思想を持つことになる。
そうなってしまうと、問題は深刻化する。誰かが【彼ら】を受け入れ、許すことをしなければ、いや仮にそうしたとしても、【彼ら】が愛に気づかなければ、何も変わることはなく、孤独なままなのだけど。いずれにせよ誰かが愛してあげなければ、彼らが自らの行いを省みることは一切ない。
ここまで言っておいて、言うものなんだけど、今の僕に彼らを受け入れたり愛する余裕はない。そして、これは僕に限らず、ほとんどの人に言える「見えざる問題」なのではないかな。
【彼ら】が周りにいることで、メンタルが弱い人は、精神的に参ってしまったり、自殺に至ったりすることもある。それが今の日本社会。
社会的なシステムで、自殺だとか精神疾患の問題を解決することも大事だけど、もっと多くの人たちが「愛」を知るべきだと、僕は思う。
“LOVE&PEACE.”
世の中に溢れすぎて、陳腐な言葉に聞こえてしまうけど、本当にこの言葉には、あらゆる問題を解決するヒントが隠されていると確信している。
やっぱり、知っている人は知らない人に伝えていく責任があると思う。知らない人の興味関心があるのかないのかは、二の次としてね。
平和憲法だ、なんだ。って言っておいて、自殺者が多いだなんて、本末転倒な気がしてしまう。
極論だけど、形だけの平和なんて要らないよ。
世界一周の船旅で、内戦が終わった直後のスリランカに訪れた。当時、僕は各国で、「あなたの夢は何ですか?」と聞いて回っていた。
スリランカで出会った人の夢が今も忘れられない。
「僕の夢は2つある。1つはもう既に叶った。それは、内戦が終わりを迎えること。でも、内戦は終わっても、みんなの心はまだ平和じゃない。みんなの心が平和になることが、僕のもうひとつの夢だ。」
日本は戦争が終わってから、半世紀以上も経つんだけどな。
どうやら、道のりは長いみたいだ。
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