311 東北でのありがとう。
少し長いですが読んでもらえたら嬉しいです。
311東北を回ってきました、
4年経って変わったもの、変わらないもの。
早朝に仙台駅について仲間と合流して
雲ひとつない道を走る。
空港について迎えに来てくれた車のナンバーを見ると札幌って書いてある。
日本中から沢山の人が優しい気持ちで集まっている。
驚くかもしれないけど迎えに来てくれる人はいつも初めましてなんだ。
札幌からきてる柴沼さん。
311の直後に来た時もそうだったけど、道もない、移動手段もない、そんな中だからみんなが助け合って、迎えに来てくれたり、困っている人を乗っけて行ってあげる。
この旅の始まりから人の優しさを感じる。
そして約二時間半のドライブの道でお互いのことを話しました。
今回の来てくれたゲストはカクレンジャーの小川さん、震災の時ヒーローアカウントを作ってみんなで子供達に勇気の言葉を呼びかけたりしてました。
そして久しぶりの南三陸町。
もう何度目だろう、
震災直後の誰もいない断裂した道路の道なき暗い道を車のライト一つで走って探したことを覚えている。
晴天の空の下、少しきれいになった道と美しい海を見ながらみんなと合流。
1年ぶりにあった人や夏の海開きであったボランティアスタッフさん、
みんなの顔を見ると自然と笑顔になります。
みんなこの地に何かを感じて、またここに住む人に会いたくて来た。
午前中海底の遺体探索と瓦礫の掃除などをやって
炊き出しタイム、ハワイからいつも来て美味しい焼きそばを作ってくださる竹林さん。
ツナの入った特製つながりカレーもとっても美味しかったです。
秀人君が見るたびに大きくなって、
子供たちも次の世代へバトンタッチしている姿を見ると感慨深いです。
一息入れて漁港で法要、みんなで手分けして設営して、
昔ながらの方法でみんなで円になって大きな数珠を広げてお祈りをする。
お祈りが終わったら各地から来てくれたお坊さんがお経を唱えてくれて、
最後に今年は風が強いから海上法要はできなかったけど、
線香とお花と、おばあちゃん達が愛情いっぱい込めて作ってくれたお団子、
海に投げて祈りを捧げました。
2時46分。
漁師のおやっさんの目に輝くものが とても胸に来る。
ありがとう。
初めて南三陸町に来て炊き出しを手伝った時のことを竜平さんと話してた
嘘のような本当の話、時間が経ったからこそ、頑張っているからこそ、思い出として話して笑顔になれる、
どんなに辛くても、困難でも、隣にいる人を信じて力を合わせれば一生忘れられない宝物になる、
そう教えてくれたんだと思う。
あのことはそんな話しなかったけど、名刺をもらったらプリン屋さんだった…凄い現場をくぐって来た顔をしてるのに…笑
こんな素敵な出会いも志しを共にして同じ釜の飯を食ったからかなと思う。
久しぶりにおやっさんの息子さんとも会えて
あのあと自分の死亡証明書を取り消すの大変だったんだよーって笑顔で話してた、
本当に色々あったけどみんな乗り越えて輝いてる。
この人たちにずっと会いに来こよう。
最後つながりの拠点のプレハブでみんなで話をして記念撮影、
凄く良い時間でした。
そして秀ちゃんが炊き出しをしている塩釜へ。
4年前もおじいちゃんやおばあちゃんに物資に届けた帰りにここに来てみんなと再会したんだ。
地元の少年が弾き語りしたり、津軽三味線やおどりあたたかい空間でした。
最後 秀ちゃんの炊き出しを写真撮って終電で帰ろうとしたら一杯食べてけよって、
僕たちはいいですって言ったらいっぱいあるから食べてけって…
南三陸町のおやっさんもそうだったけどこの優しさが本当に胸に来る。
二人で涙出ちゃいました。
素晴らしい時間と出会いにありがとう。
PS
行きたくてもいけないひとへ。
遅くなんてないし、何にもできなくてもいいんだ、わからなくてもいい、
そこへ行くと自分が想像していない感じるものがいっぱいあるとおもいます。
遠くにいてもあたたかい気持ちは伝わってくるよ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150311/k10010011441000.html
- 心のままに –
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