誕生日に思う、命へのリスペクト
誕生日のメッセージを大勢の方にいただいて、本当にありがとうございます。いつも通りに過ごしていましたが、天気がいいので素敵な誕生日になりました。こんな人たちからも誕生日メッセージをいただきました〜
来週には美味しいものを食べにいく予定ですが、せっかくの誕生日ですから今日のオヤツはケーキを食べました。いつも美味しいロールケーキを提供されているお店です。
今日で52歳になりましたが、ここまで元気に生きてこられたのは大勢の人に支えられてきたからだと思います。『ゼロの物語』を世に出すことができたのも、見返りを求めることなく尽力してくださった方々、そして応援してくださった方々のお陰です。本当に心から感謝しています。ありがとうございます。
誕生日にあたって何をブログに書こうとかと思いましたが、生きることへの感謝の思いを残しておきたいと思います。この現実世界で生きていくためには、命のやり取りが欠かせません。自分以外の他の命がなければ、私たちの肉体を維持することができないのです。
極論ですが、生きるということは他の命を奪うことでもあるのです……。そのことを当たり前だと思って生きるか、リスペクトを込めた感謝の思いで生きるかはその人の自由でしょう。でも私は命へのリスペクトを持って、今までも、そしてこれからも生きていきたいと思っています。
動物に関わる仕事がしたくて、私は畜産学科を卒業しました。資格や経験を増やすのが目的でしてが、私の人生を変えてしまう出来事がありました。それは実習で行った家畜の屠殺場の見学です。
学校としては勉強のためのカリキュラムのひとつにしか過ぎなかったのでしょう。でも、私にとっては人生を変えてしまう光景でした。頭では仕方ないと理解していても、心は強烈な抵抗感を持っています。それ以来、私は生きることへの葛藤を持つようになりました。
他の命を犠牲にして生きるという人生の意味を考えたのです。そのために、ベジタリアンになったこともあります。でも、植物も同じ命なのです。もしいっさいの命を犠牲にすることがないのなら、餓死するしか方法はありません。自分にそうして生きる価値があるのかどうか、自問する日々でした……。
このことに関して答えが出たわけではありません。今はお肉も食べますし、こうして毎日生きています。しかし忘れないようにしているのは、命へのリスペクトです。感謝することなしに無意識に食べることをしたくないと決意しています。
そしてできる限り命を守っていきたいと思っています。昨日のような山歩きでも、アリ一匹でさえ踏むことのないよう意識しています。以前の職場でゴキブリを見つけたら、誰かに叩きつぶされる前に逃していました。
だからという訳ではありませんが、楽しみで命を奪う行為が理解できません。狩猟を楽しむ人が、銃の引き金を引く気持ちが全くわかりません。お刺身を出すお店で、誇らしげにその魚の頭をお皿に乗せる気持ちがわかりません。そこに、命へのリスペクトを感じないないのです。
この話題を書き出したら止まらないのでこれ以上やめておきますが、自分の生まれた日に、命への感謝の思いを再認識しています。これから先も私が生きている限り、多くの命をいただくことになります。命へのリスペクトを忘れずに、これからの人生も精一杯生きていきたいと思っています。
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