ヒプノタイジング・マリア
明日くらいからは、全国的にお盆休みになるのでしょうね。我が家は普段と変わらない生活ですが、今朝のブログで書いたように自宅で高原気分を味わっています。今日のランチは、私がパスタを作りました〜!と言っても、簡単な料理ですけれどね
インプット期間中ですが、ほぼ1〜2日に1冊のペースで読んでいます。図書館の予約は常に限度数いっぱいですが、読み終わるほうが早いので図書館からのメールを心待ちにしている状態です。ちょうど先ほど、図書館で借りた最後の一冊を読了したところです。
読み終えたのは、『ヒプノタイジング・マリア』リチャード・バック著 という本です。
先日書店で『かもめのジョナサン』の完成版を購入したとき、ちょうど1年前に出版されたこの新刊本の存在を知りました。さっそく図書館に予約して、ワクワクしながら先ほど読み終えたところです。
いや〜、久しぶりに頭をガツンと殴られたような衝撃と、体外離脱して空を飛んだときのような爽快感を味わった作品です。リチャードの作品では『かもめのジョナサン』、『イリュージョン』、『ONE』という大好きな物語たちがありますが、そのなかに堂々と加わることになる素晴らしい作品でした。
「私が書きたい物語って、こういう作品なんだよな〜!」って、あらためて実感させてもらいました。インプットしつつも毎日次の物語の構想を考えていますが、その内容に大きな影響を与えることになりました。
主人公はパイロットの教官ですが、シアトルから自宅のフロリダの飛行中にある出来事に出会います。飛行機を操縦していた夫が意識を失い、絶望の叫び声で無線に呼びかけるマリアという女性に遭遇します。教官である主人公のジェイミーは、操縦経験のない妻を誘導して無事に着陸させることに成功します。
夫も一命をとりとめ、無事に生還したマリアが新聞記事に語っている内容をジェイミーは読みます。
「誓ってもいい、空の上でその人が私に催眠術を掛けたんだと思います。「パイロットのふりをなさい」と」
その記事をきっかけにして、ジェイミーは30年前にブラックスミスという催眠術師に、ショーの舞台で催眠術に掛けられたことを思い出しました。それは彼の人生観をくつがえす大きな出来事だったのです。その記憶のよみがえりとともに、不思議な出会いが起こります。
そしてジェイミーは、この現実世界が暗示によって創造された世界であることを知っていきます。そして試行錯誤のすえ「私は在る」(I am)という本質をみつけだすという物語です。ラストシーンでは思わず感動の涙がこぼれました……。その私の様子を見て、妻が不思議な顔をしていましたけれどね〜
この物語を書いてから、リチャードは飛行機事故を起こします。瀕死の重傷を負いますが、幸い現在は元気にリハビリ中とのこと。そして、死に瀕した直後に『かもめのジョナサン』の未公開シーンを書き上げたそうです。きっと、何か心を動かす体験をされたのでしょうね。
いよいよこれから『かもめのジョナサン』の完成版を読みま〜〜す。ワクワクしてきました〜〜
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