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高羽そらさんインタビュー

切ないなぁ……

今日は朝から快晴の神戸ですが、けっこう日差しが強くて暑い。二日前の涼しさが身体に浸みているので、午前中に外出したときは夏が戻ってきたような気分でした。それでもビルや木の影を歩いていると気持ちがいいので、やっぱりお彼岸ですね。

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散歩しているとザクロの木に出会いました。私はフルーツが大好きで、今日もリンゴ、柿、ブドウ等を買い込んできました。リンゴがかなり美味しくなってきましたね。季節のフルーツは、私の貴重なエネルギー源となっています。

さて、昨日はちょっと切ない出来事が……。

切ない理由を聞くと笑われるかもしれませんが、BSで放送していた『男はつらいよ』の第48作の放送がその理由です。毎週土曜日に一本ずつ放送されてまして、録画して観るのを楽しみにしていました。第48作は最後の寅さんです……。つまり、この作品のあとに渥美清さんが亡くなったのですよね。

もう寅さんに会えないと思うと、切なくて、切なくて……。

京都にいるときも、他の放送局で第1作から全作品を放送するという企画がありました。そのときも最初からずっと観ていたのですが、実はこの第48作だけは観ていなかったのです。病気を押して出演している渥美さんの姿が痛々しくて、その表情を見る勇気が出てきませんでした。

だから全作品のうち、この第48作を観たのは昨日の録画が初めてです。思っていたより渥美さんの姿が元気で、ホッとしながら最後まで観ることができました。阪神淡路大震災が起きた年に撮影された作品ですから、クランクアップのシーンも神戸の長田区だったそうです。

渥美さんが寅さんとして演じた最後の場所が神戸だというのも、私の切なさをさらに深めたような気がします。神戸の街は復興して、現在の長田区はフィルムの世界とは様変わりしています。しかし当時の焼け野原になった映像を見て、震災の記憶をリアルに感じてしまいました。

京都に住んでいましたから大きな被害は経験していませんが、神戸の街の異様な姿は今でも脳裏に焼き付いています。現在自分の住んでいる神戸が同じ場所だとは思えないくらいです。年が明けると、震災から20年を迎えます。渥美さんが亡くなってから、それだけの年月が流れたのですね。

若い頃は『男はつらいよ』という映画は、どちらかと言えば嫌いでした。いつまで続くのかなぁと思っていたくらいです。税理士事務所に勤めているとき、寅さんの大ファンの先輩がいました。一度だけつきあって、正月に公開された『男はつらいよ』を見に行ったことがあります。でも二度と行こうとは思いませんでしたexpression/eps_coldsweats01.gif

その先輩は全作品のビデオを所有していましたが、私はその気持ちが今ではよくわかります。一度でも寅さんの魅力に気づいてしまうと、何度でも会いたくなるのですよね。共演しているマドンナが気ままな旅暮らしをしている寅さんに、「寅さんが羨ましいわぁ」というセリフをよく言います。

映画が始まった昭和44年は大阪で万国博覧会が行われる前年です。日本人が高度経済成長に乗ってどんどん前に進んでいる時期です。誰もが必死で働いているなかで、同時に大きなストレスを抱えていくことになる時代の始まりかもしれません。

だからこそ自由に生きる寅さんが、映画を観る人の心をつかんだのかもしれませんね。私も40歳を過ぎた頃から、この映画の良さがわかるようになりました。それだけ自由に憧れていたのかなぁ……expression/eps_coldsweats01.gif

渥美清さんの没後、特別編が公開されています。回想シーンを織り込んだ作品だそうですが、来週に放送されます。思い出話として元気な寅さんが登場する映画だそうですので、私も妻も楽しみにしています。TSUTAYAで第1作目を借りてこようかなぁ〜〜expression/eps_emoji_013.gif

羽座間健児さんとのコラボ企画『マルチエンディングの小説トレイン』は連載開始しています。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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